4歳上500万下

血統好きが大学生のころ書いていたブログ(今でもたまに更新)

日曜の注目馬 ~ 80点の馬たち

derby6-1.hatenablog.com 追記事項としては、 ・レッドアンシェル/サトノアレス/トラストは内枠が欲しかったでしょう。しかしレッドアンシェルとトラストはやはり今年のメンバーなら勝ち切ってしまっても驚けない。 ・クリアザトラックの岸本助手は「ピッチ…

土曜の注目馬 ~ グリトニルの素質を開花させたい

土曜は3場で、2歳500万の特別戦が行われます。 中山9Rのひいらぎ賞には、贔屓しているグリトニルが出走。 でもやっぱり期待したいのは◎グリトニルで、デインヒル増幅のディアウィンクから生まれた非日本的な名馬ナカヤマフェスタを、ノーザンテースト5×4、Ly…

《展望》朝日杯FS ~ 今週もFrankelか、中距離馬か/レッドアンシェルのHalo増幅

先週の阪神JFは、ソウルスターリング→リスグラシューという決着。昨年の朝日杯FS《リオンディーズ→エアスピネル》を想起させる、「何度やってもその2頭の決着だろう」というものでした。 それに比較すると、今年の朝日杯のミスエルテを除く牡馬は団栗の背比…

《回顧》阪神JF/香港ヴァーズ ~ サトノクラウン、ヴゼットジョリー...Welsh Pagentに惹き付けられていた。残るはアンビシャス。

サトノクラウンが遂にGIを制しました。「絶対に種牡馬になるんだ」(なんて思っていないだろうが)という、ステイゴールドのような執念の差し切りでした。 僕の競馬への入り口となった馬がブエナビスタならば、血統配合への関心を最大級に高めたのがサトノクラ…

《展望》阪神JF ~ 中距離馬の斬れで

審査委員の思想発表会と化した新語流行語大賞での「日本死ね」問題。あれは、ブログを投稿した母の悲痛の叫びだったか否か(いや、恐らくそうなんでしょう)ではなく、「国民主権」が存在する大前提である「国家主権」を否定するような表現を、国民の代表であ…

土曜の注目馬 ~ ナカヤマフェスタとFlower Bowl

ディープインパクト(系)×Pacific Princess 中山5Rの新馬(芝1600)と6Rの新馬(ダ1800)にはアーザムブルー→セダブリランテスと、キズナやラストインパクトやモンドインテロが出た好相性の「ディープインパクト(系)×Pacific Princess牝系」が連続出走。特にアー…

エイシンフラッシュ産駒考 ~ エイシンフラッシュとHalo

2016年の牡牝3冠は、6競走全てで異なる馬が勝利しました。そのうち5頭がディープインパクト産駒だったということが衝撃ですが、そのうちの4頭はHaloクロスを持っている...というのは話題になりました。 Haloという血の特徴は、 ①芝向きの柔軟な体質 ②無駄の…

先週の2歳戦 ~ Satono Arthur , Rey de Oro

昨日は大きなニュースがたくさんありました。安倍首相の真珠湾訪問、イタリアの国民投票と首相の辞任、オーストリア大統領選での極右政党の躍進... すごい転換期にいるのだなと感じますし、今こそ日本の出番。そのために、戦争を終わらせるために、真珠湾へ…

《チャンピオンズC回顧》田辺騎手、Sauce Boat、3~4角の下り

第17回チャンピオンズカップ GI ◎11.コパノリッキー 〇5.ロワジャルダン ▲9.ノンコノユメ △12.ゴールドドリーム ★4.アスカノロマン チャンピオンズCとなってからは今年が3年目だが、過去2年のレース質は正反対といえる。1年目の2014年は1番人気のコパノリッ…

チャンピオンズC と 今日の2歳戦

レイデオロ強かったなぁ。あるPOGでカデナとレイデオロをどちらも指名しているので楽しみですし、ラドラーダは完全に名繁殖への道を進み始めた感アリ。 ----- チャンピオンズCはハイペースになるかな、ホッコータルマエの2014年よりもサンビスタの昨年のよう…

今日の2歳戦 ~ Karakurenai , Nishino Apple Pie , Cuban Mambo

阪神5R、ダノンロマンはディープインパクト×Storm Cat×Myhrr(=Kingmambo=Monevassia)なので、リアルスティール=ラングレー=プロディガルサン=ガデナダムールと同血。ノーザンFではなく社台Fの生産でセレクトセールで1億584万で落札されました。牡馬なの…

《チャンピオンズC》サトノアレス / ホッコータルマエ / タガノトネール(タガノレヴェントン) / ロワジャルダン

サトノアレス 赤松賞を制したサトノアレスは、母サトノアマゾネスがデインヒル×米血の塊で、これはスターアイル→ミッキーアイルを想起させます。ミッキーアイル(ケントオーもそうかも)に似た手先のパワーを感じさせる走りをしています。これは突き詰めればTe…

第36回ジャパンカップ 回顧

第36回ジャパンカップ(GI) ◎15.ナイトフラワー 〇17.シュヴァルグラン ▲1.キタサンブラック △12.サウンズオブアース ★3.ゴールドアクター 1番人気濃厚のキタサンブラックは、HyperionとLady Jurorによるダイワスカーレットやダイワメジャーやハーツクライや…

ジャパンカップ3時間前短考

ジャパンカップの前に、カデナ強かったです。非社台系ディープPOGなど何か所かPOGでも指名していて、ダービーがうっすら見えました。福永騎手が百日草特別でレースをしっかり教えたことが大きい気がしています。 Haloクロスはありませんが、ディープ×フレン…

《京都2歳S ほか 2歳戦》Cri du Coeur

京都2歳、ヴァナヘイムは内回りでも問題がないタイプで、内回りの方がレースは流れるので賞金は加算してくれるのではないかと思います。萩Sでも3着馬は離しており、全く悲観する内容ではありませんでした。 しかし勝ったプラチナヴォイスは、フロックでも何…

《ジャパンカップ》Cheval Grand / Sounds of Earth / One And Only / Nightflower

さてジャパンカップですか。 アークウィークエンド、英チャンピオンズデイ、ブリーダーズカップデイ、香港国際競走との兼ね合いでなかなか一流馬が集まってきませんが、そもそもジャパンカップというのは「世界に通用する強い馬づくり」からはじまったわけで…

マイルCSミニ回顧 / 先週の注目2歳馬

マイルCSは...時間も経ったので少しだけ。以下のような理由での◎ディサイファだったから後悔はないし、ムーア騎手は巧かった。ヤングマンパワーは気難しい馬なのでテン乗り(それまで乗っていたのが気難しい馬を乗りこなすことに関しては横山典弘騎手と双璧を…

《東スポ杯ミニ回顧 / 2歳戦 / マイルCS》Mikki Wine

東京スポーツ杯2歳ステークス [GIII] ◎5.トラスト 〇6.ブレスジャーニー ▲1.ムーヴザワールド △9.スワーヴリチャード ★7.ジュンヴァリアス 人気馬は、A群:ムーヴザワールド・スワーヴィリチャード/B群:トラスト・ブレスジャーニーに大別できる。A群は父がサ…

《日曜の2歳戦 と エリ女》Vosges

エリザベス女王杯 今年のエリ女はそんなに多くを語りたくなるメンバー構成ではありませんが、簡単にまとめてみたいと思います。 ミッキークイーンとタッチングスピーチは、配合こそ異なりますが大箱向きの中距離馬(後者は道悪ならなお良し)で、どちらも地力…

先週の2歳戦 と 土曜の注目2歳戦

今日は鎌倉へ行ってきます。 先週の2歳戦、各馬の詳細については週末のエントリーに書きました。 derby6-1.hatenablog.com derby6-1.hatenablog.com 京王杯2歳ステークス 函館2歳、小倉2歳の1着~3着馬がそろい踏み、例年よりもレベルは高かったと思いますが…

《アル共杯/みやこS 回顧》非ディープ古馬が主役を張る今年のJCが暗示するものとは

2歳戦は別個で。書きたいことが山々です。 アルゼンチン共和国杯 アル共にしてはスローでレースの上がりが46秒6-34秒2、例年より時計が掛かる馬場でのこの数字ですからタフナ東京2500でも上がりの競馬になったと言えるでしょう。 シュヴァルグランは、ハー…

《日曜の2歳戦》好配合が続々と

【アルゼンチン共和国杯】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS 土曜の2歳重賞に関しては、また別個で書きましょう。 時間がありませんが今後のためにも2歳戦のレース前考察は残しておきたいもの。 百日…

《京王杯2歳S/ファンタジーS/他2歳戦》クリアザトラック≒(マカヒキ+ディーマジェスティ)

僕は昔の競馬の知識なんてほとんどなく、80年代以前は空っぽ、だけれども今から遡った時に、2000年代後半よりも2000年代前半よりも1990年代後半が1番面白いなと感じるんですね。 ナリタブライアンvsマヤノトップガンの阪神大賞典 サクラローレルvsナリタブラ…

《天皇賞(秋) 回顧》今年も上がりの競馬で

【天皇賞(秋)】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS derby6-1.hatenablog.com エイシンヒカリの逃げは《13.3 - 12.0 - 11.6 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.5 - 11.0 - 11.7》、レースの上がりは34…

《萩S/アルテミスS/スワンS 》サマーバード産駒とアルテミスのハーツ産駒を中心に

天皇賞(秋)はこちらを。 【天皇賞(秋)】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS derby6-1.hatenablog.com 今年の天皇賞の穴はアルバートドックだと思ってたんですが、ジャスタウェイのHyperionが覚醒した…

《天皇賞(秋)》名手が隠れた持続力を引き出す

天皇賞(秋)は一般的に最も馬が充実すると言われている「4歳の秋」、つまり「馬の個性が完成された時」に迎えるの最初の大一番であるから、毎年高揚感は相当なものがある。しかし、どちらかというと、馬の能力比較に重点を置いたレース考察をする自分にとっ…

菊花賞と2016牡馬クラシック回顧

競馬を観初めて7年、高校生の頃まではファンファーレの時はめちゃくちゃ鼓動が速くなり、手に汗を握って観ていましたが、並みのGIではそれほど緊張しなくなりました。それでもやっぱりクラシック、特に皐月賞・東京優駿・菊花賞というのは別格で、この興奮を…

マンハッタンカフェとNijinskyの親和性は突き詰めるとBlue Larkspurに辿り着く。

菊花賞については以下を。 【菊花賞】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS derby6-1.hatenablog.com ----- 土曜の新潟で500万を突破した、母がTom Fool≒Flaming Page4×3のメイショウガーデンの走りを見…

《菊花賞》いよいよ◎を打つとき

ようやく菊花賞についてまとまって考える時間ができました。各馬の見解については、ウマニティさんへ寄稿しました。 【菊花賞】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS レインボーラインについては、2歳時…

秋華賞の回顧 / 日本の芝レースと血統について

紫菊賞のアダムバローズは、母が米血の塊らしいパワーと馬っぷりの良さがありますね。2着のワンダープチュックは、母のSecretariat≒Bold Bidderの影響かちょっと非力な斬れにうつるのでクラシックとなると更なる成長がほしい。ちょっと時計的には物足りない…