4歳上500万下

血統好きが大学生のころ書いていたブログ(今でもたまに更新)

2017-01-01から1年間の記事一覧

超短考 ~ 有馬記念

何というかもう分かり切ったことではありますが、ヤマカツエース、トーセンビクトリー、シャケトラ、レインボーラインあたりが面白いところですが、トーセンビクトリーはこの血統でもさすがに格が足りないかという気もするし(しかし鞍上が天才)、レインボー…

配合の完成形

有馬だからというわけではないが、マヤノトップガンを再評価している。私が生まれた年の菊花賞と有馬記念を制した。 トップガンは父ブライアンズタイム×母母Swiss(Vaguely Noble×My Host)だから、Flower Bowl≒Aureole≒My Host4×5・4か。このような配合の馬が…

Blushing Groom

www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com 似ている?みんな栗毛でもあります。 最初の動画のコメント欄に、“Blooming Groom has such a beautiful stride”というのが何とも。

短考 ~ 阪神JF

ラッキーライラックとロックディスタウン、底力というか血統の深みという点では前者の方が上ですよね。どちらも米血過多の母ですが、ライラックスアンドレースは何といってもプリンセスオリビアというのがオルフェーヴルの配合のキー(ノーザンテーストとメジ…

短考 ~ チャンピオンズC

気が向いたので、書き殴ります。 ★ 昨年のチャンピオンズCは向こう正面でブライトラインがペースを押し上げてアウォーディーのスタミナが活かし切らされたかというところでサウンドトゥルーの強襲...というレース。 一方、ホッコータルマエが押し切れるレー…

何年たっても変わらない“斬れの質”

シュヴァルグランはハーツクライにNureyevであり、つまりトニービンにNureyevであり、つまりトニービンにNasrullahとHyperionだから、彼の重厚な斬れは、かつて府中を斬り裂いたジャングルポケットや、エアグルーヴや、テレグノシスや、ドゥラメンテと同質で…

ジャパンカップ 短考

JCですので、レース前にいま思っていることを簡単に書き留めておきたい。 私がJCの考察ということで思い出すのは2015年、ショウナンパンドラが制した際の望田先生のそれです。 父がMill Reefのクロスで母系にAureoleを引く狂気のイトウが緩めず逃げるか、ナ…

英ステイヤー血脈の極み

ちょっと眠れなくって、色々と過去の名勝負をYouTubeでみていました(ブルーライトでなおさら眠れなくなるのに)。私は、そんなに過去の人馬について明るくありませんが、99年の古馬中長距離戦線、即ちスペシャルウィークvsグラスワンダー(+エルコンドルパサ…

今週の競馬短考

●アルテミスS、贔屓しているトロワゼトワルはあれだけ掛かりながら4着。しかも直線で馬群に突っ込んで、両サイドに馬がいるという状況で脚を使い続けたのが今後にとってプラスだ(こういう若駒のレースをみるとハープスターが2着になった阪神JFの川田騎手の馬…

アルテミスS考

ほぼ同じことを以前も書いたことがあるのだが、ディープインパクト産駒でもジェンティルドンナやハープスターやディーマジェスティは、母の硬派なパワーを父の柔軟性でうまく中和したような配合イメージだ(もちろん、細かい欧血の脈絡などもある)。一方、ヴ…

第78回菊花賞競走について

さすがに菊花賞だけはレース前に考えていることをアウトウットしておいた方がよいだろう。 スティッフェリオはデビューした時から注目してきた80点の配合で、ずっと菊路線といってきた。そんな中、セントライト記念4着で満足していたのだが、この天気でもし…

何年経ってもFairy King=Sadler's Wells≒Nureyevの斬れ、パワー

アイビーステークスは、フラットリーとタニノフランケルの良血2騎が人気を集めていたが、エイシンフラッシュ産駒のコスモイグナーツが逃げ切った。彼は、私が新馬の血統に関して作文するほど競馬に対する気力が優れていたとき、以下のエントリーのコメント欄…

「素質」 / ルヴァンスレーヴ / 血統的な本質

「素質」 サトノアラジンは毎日王冠で2着。素質は誰もが認めるところだが、その「素質」が、マイラーの土俵になった天皇賞(秋)でモーリスのように中距離馬たちをぶち抜くところまでゆける「素質」なのか、そういう天皇賞(秋)ならば中距離のGIでも好走できま…

秋の雑感Ⅰ / マイラーではない

最近はレースが発走する前に出馬表を確認することが少なくなってしまった。それどころか、週の後半になってから先週のレースを軽く確認する程度になってしまった。「なってしまった」というと何かこう悲観的なイメージを与えるかもしれないが、ほかに夢中に…

カンパニー再来?

18時にはすっかり暗い。そんな季節となった。 セントライト記念を勝ったミッキースワローはLady Josephine~Fair Trial、Caro的な軽快なスピードが持ち味だったツィンクルブライドにジャングルポケット、トーセンホマレボシと配されLyphard5×3 それ以上に母…

けっきょく、ノーザンテースト

札幌記念の直線終盤は、2017年になってもなおノーザンテーストの成長力か...ということだ。この感覚は最近だとミトラが重賞を制した時に似ているし、少し遡ればカンパニーの8歳秋だ。サクラアンプルールはメガワンダー同様来年の宝塚記念が条件的にはベスト…

今年のクイーンSは“血統をベースにした競馬の本質論”の好例

derby6-1.hatenablog.com 最近は競馬に関する情報を一切遮断していて、全て自分の中で完結させてしまっていて、1週間の中で競馬のことを考えるのも1時間あるかないかという程度になっている。 ■ 今クイーンSを見たのだが、私はアエロリットはNureyevが強調さ…

先週の2歳戦

derby6-1.hatenablog.com ご無沙汰です(__) 記事にするまでもない(記事を書く気力がない)と思うので、リンク先の記事のコメント欄で毎週以下のようなことを書いています。紹介まで。 福島の未勝利を勝ったニシノベースマンは母ニシノマナムスメがニシノフラ…

【Road to Classic2018】2017-2018勝ち上がりメモ

記事を更新する形にするのが面倒なので、メモ欄に断続的に書いてますw 6/3(土) 阪神5R(芝1600m)・ケイアイノーテック ケイアイガーベラのダ短パワーを父で中和した形だが、芝のマイルで弾ける体質までにはなっていないか。 6/4(日) 東京5R(芝1600m)・ステル…

エイシンフラッシュはマンハッタンカフェを超えるか

ご無沙汰です(__) 表題についてスワーヴエドワードが勝ったので簡単に記事にしておきます。 derby6-1.hatenablog.com 東京5R(芝1800m)・スワーヴエドワード エイシンフラッシュ産駒は、①母が強いクロスを持っていること(Northern Dancerが最も望ましい)、②ム…

重賞短考 ~ エプソムC / マーメイドS

エプソムC 人気どころではアストラエンブレムとクラリティスカイ、好配合&ロマン配合のマイネルハニーも舞台は絶好ですな。 書いておきたいのは、コースベストで鞍上贔屓のフルーキーがどこまでやれるか、ノーザンテーストの成長力を見せつけているヒストリ…

ノヴェリストとロードカナロアとNorthern Dancer / 安田記念かんたん考察

●ノヴェリスト ノヴェリストは父は異系Monsunですが母Night Lagoonは独牝系でもLagunas×Night ShiftでNorthern Dancer4×3 阪神5Rを勝ったヴァイザーは、母がアドマイヤベガ×ソニンクでNorthern Dancer4×4のバイスハイトで、自身はMonsunを1/4異系とする3/4No…

《回顧》第84回東京優駿 ~ あの好騎乗を実現させた要因

回顧されるときに、通常よりも人に割かれる時間が多くなる、競走として面白いレースでした。 — 金沢 ユウダイ (@derby6_1) 2017年5月28日 レイデオロはSeattle Slew~シンボリクリスエスの影響で胴長ですがBuckpasserのクロスなのでピッチ走法で走るので大箱…

ダービー前夜に考える。

朝方過去のダービーをみていて、私が競馬を見始めてから初めて訪れた2010年のダービーで明暗を分けた2頭に想いを馳せました。勝ったエイシンフラッシュと2番人気だったペルーサは血統配合の奥深さにさらに惹き込んでくれた2頭です。以下の望田先生の論考は本…

ダービー前々夜思索 ~ ダイワキャグニーはレイデオロにも劣らない好配合ではある

●うーん、ダンビュライトは内枠がプラスに出るイメージがあまりないですよね。隊列はクリンチャー、その後ろにマイスタイルとトラストという形で簡単に決まりそうな気がしますが、こういうすんなり想像がつく展開予想というのは外れることが多い(^^;) ●それ…

《論点》第78回東京優駿 ~ スワーヴリチャードとワンアンドオンリーの類似点 / カデナとマカヒキの相違点 / サトノアーサー唯一の懸念とその払拭可能性etc...

大前研一氏風タイトル(笑) この混戦模様をみていると、どうしても2012年の安田記念を思い出します(1番人気サダムパテック)... ■ ダービーの論点が書いてあるのは以下のエントリーかな。 derby6-1.hatenablog.com derby6-1.hatenablog.com ■ 最有力とみてい…

《回顧》第78回優駿牝馬 ~ 日本的なレースを制したのは

オークスは特段緊張することも興奮することもなくスマホ観戦、結果も何ら驚くこともありませんでした。 オークスは桜花賞に出ていたマイラーも出走することから激流となり差しが決まりやすいレースですが、昨年と今年は流れ自体は緩め(ヴゼットジョリーも厳…

日曜の注目馬 ~

●何故か分かりませんがステイゴールドが頭をよぎり、ステイゴールドの2歳牡馬49頭の血統を全てチェックしました(笑) ●ミリッサのあのフワッとした走りは、どう考えてもHalo3×4に因るもので、毎種毎週この血の日本適性に感嘆します。前向きな気性はシンハリ…

土曜の注目馬 ~ 本格化の最中のナスノセイカン / ホワイトマズル≒ウインドインハーヘア etc...

derby6-1.hatenablog.com ■ メイS 以前から贔屓しているナスノセイカンとアングライフェンが出走しますが、前者は目黒記念&アル共マイスターとなる可能性を秘めています。 ナスノセイカンはハーツクライ×ホワイトマズル×タイトスポット(His Majesty×Lyphard)…

《展望》第78回優駿牝馬 ~ ヴゼットジョリー評まとめ / パワーの良好な発現 / いろんなハーツ解釈 / ペプチドサプル2017

derby6-1.hatenablog.com 3頭の中で最も好みなのはヴゼットジョリーで、新潟2歳の頃は「Haloも感じさせる」と書きましたが(もちろん影響がゼロではない)、改めてレースを見てみるとMill Reefや母母フェンジー(Saumarez×Lyphard)の影響が大きい重厚な持続斬れ…