けっきょく、ノーザンテースト
札幌記念の直線終盤は、2017年になってもなおノーザンテーストの成長力か...ということだ。この感覚は最近だとミトラが重賞を制した時に似ているし、少し遡ればカンパニーの8歳秋だ。サクラアンプルールはメガワンダー同様来年の宝塚記念が条件的にはベストだろう。さらに成長すればカンパニー同様、毎日王冠と秋天のスローでも好走するタイプだ。
ダイアナヘイローは、以前も書いたがロイヤルサッシュ~ゴールデンサッシュ牝系にキングヘイローという点ではキングヘイロー×サッカーボーイのクリールカイザーに近い。ゴールデンサッシュにドクターデヴィアスにフジキセキにグラスワンダーにキングヘイローと味がある。そしてもうノーザンテーストは5代血統表にはおさまっていない。
また、Princely Giftの血を引くという点では2着に好走したナリタスターワンと同じだ。この血は良くいわれるように、ステイゴールド産駒が京都の長丁場のGIで強いように、下り坂が得意といわれている。現在はどうか分からないが、数年前までスパイラルカーブ(4角が下り)である福島と小倉の1200は他場よりもサクラバクシンオー→ショウナンカンプ父子の産駒成績が良かった。
スターワンに関してはプロヴィナージュの半弟で新馬特別連勝で2番人気でアーリントンCに出走したほどの素質馬だし、近走はダートや出遅れなどがあった。さすがに過剰不人気過ぎただろう。彼にしてもサクラバクシンオー→ショウナンカンプだから、ノーザンテーストなのだが...