4歳上500万下

血統好きが大学生のころ書いていたブログ(今でもたまに更新)

ダノンザタイガー 〜 母のCharedi≒Ta Wee

2023クラシック世代で特に注目・期待しているのがダノンザタイガーで、彼はコントレイルやイクイノックスを想起させる独特の柔らかさを持つ馬で、しなやかなストライドには美しさすら覚えます。

 

ハーツクライ産駒のデビュー時、ワンアンドオンリーヌーヴォレコルトの活躍で“母がスプリンダーであること”が注目されました。それは”母からパワーを補うことで晩成・中長距離血統のハーツクライ産駒が3歳春に完成する”という意味でした。

 

“母からパワーを補う”という点でいえば、ハーツクライの母アイリッシュダンスが持つBusanda(名種牡馬Buckpasserの母)が内包するLa Troienneを増幅しているか否かが大きなポイントです(Busandaの母父はWar Adomiralなので、その父Man`o Warの増幅も有効)。

 

そして同じくアイリッシュダンスが内包するトニービンの主要な血、NasrullahHyperionを増幅できればなお良いのです(Sadler's Wells≒NureyevやBlissing Groomなど)。

 

さて話をダノンザタイガーに戻しましょう。

 

母は6Fの米G1デルマーデビュータントSを勝ったスプリンター・シーズアタイガー。

 

母母父Cahill Roadは底力&パワーに秀でた名種牡馬Unbridledの全兄で、BuckpasserMan'o War4×4のIn Realityを持ち、Busandaの血を増幅しています。

 

さらに3代母父がGreat Above。Gread Aboveは母Ta WeeがCahill Roadの母母CharediとIntenitionallyやAspidistraが共通でニアリークロスの関係にあり、ニアリークロスはMan'o WarLa Troiennne血脈が共通ですから、Busandaと強く、強く、脈絡します。

Ta Wee

Chaderi

──追記

緩さが残るから(?)3歳秋緒戦は芝2400mを使われましたが、スワーヴリチャードと同じように2000mくらいがベストなのではと見ています。