タガノレヴェントンとコパノニキータが輝くフェブラリーS
出走が叶っていれば、タガノトネールに期待を賭けていたであろう2017年のフェブラリーS
タガノトネールの母タガノレヴェントンはキングカメハメハ×トニービン(Hyperion5×3・5)×Nureyev(Hyperion4×4)、3代母もHyperion4・4×3・3というHyperionの血量を持ち、このHyperionという血は、このブログでも毎回といっても良い程登場しますが、晩成で成長力があり、持続力に富んた血。
タガノトネールは大箱1400mがベストというイメージでしたが、年齢を重ねるごとに1400mはもう短く(先日のスマートレイアーのようにHyperionのスタミナが発現してきたともいえるかも?)中でも小回り浦和1400mのオーバルスプリントや、小回り名古屋1400mのかきつばた記念や、小回り佐賀1400mのサマーチャンピオンは忙しすぎるようになりました。
そんな地方重賞で結果を残せず迎えた昨年の武蔵野Sは8番人気の低評価。天才・田辺騎手を迎え、大箱1600mで逃げてゴールドドリーム、カフジテイク、モーニンらを破りました。
昨年のフェブラリーS(9番人気6着)だって、オッと思わせる粘り腰をみせていましたし、7歳のフェブラリーSこそ競走馬人生最高のパフォーマンスを発揮する場となるはずでした...
先行集団にトネールの面影を重ねるフェブラリーSとなりそうです。
(トネール亡き後、タガノレヴェントンの仔は、エスプレッソがファイナルSを、そして先日ヴェローナが初勝利を挙げました。)
そのタガノファーム生産のアスカノロマンは、昨年2つの中央ダGIでどちらも3着。それは、Secretariat5×5らしいストライドで走るため大箱(東京・中京)が合っていたこと、Key to the Mint→Sauce Boadのハイペース適性によるものだと思います(Ribotのクロスにもなっている)。
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コパノリッキーという馬は結構好きで、(枠順に左右されますが)東京マイルという条件は合っているでしょう。
イメージ的には、コパノニキータのFall AspenとトニービンによるHyperionとSon-in-Law的な持続力を持ち前のスピードを武器にマイルで活かしている...というダ版ダイワメジャー的なイメージです。
最下位人気で制した2014年のフェブラリーは7枠13番からスローペースの外目2番手を追走して抜け出し、ホッコータルマエとベルシャザールの追撃を凌ぎました。
連覇した2015年は、前年と反対に2枠4番という内枠スタートでしたが、持ち前のスピードと、先行馬がリッキーくらいしか居なかったこともあり、大外枠からハナを奪ったアドマイヤロイヤルのスローペース外目2番手という前年と同じような形で抜け出しました。
3連覇を目指した2016年は、前年と同じように2枠3番という内枠。さらにタガノトネール、モンドクラッセ、スーサンジョイ、コーリンベリーといった先行馬が多く、砂を被り中団からの競馬に。持ち味を活かせずに終わりました。
4度目の出走、3度目の優勝を目指す今年のフェブラリーは、差し・追い込みを得意とする馬が多く、連覇した2014年2015年のようなメンバー構成。東京大賞典が負けすぎな感がありますが、JBCクラシックは2100で出入りの激しい競馬、チャンピオンズCは恐ろしいハイペース。もしかすると最後のフェブラリーかもしれませんから、特異の舞台で自分の競馬ができれば...と思います。
ひとまずここまで。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)
《回顧》クイーンC / 共同通信杯 ~ やはりハーツクライのBusanda≒Better Self≒Striking=Busher=Mr. Busher
東京で行われた3歳重賞2鞍はどちらもハーツクライ産駒が制しました。
晩成なハーツクライ産駒を、3歳春に第一戦で活躍させるためには、母から強靭なパワーを取り込むことが重要です(ハーツクライに限ったことではないが、晩成傾向が強いハーツなら尚のこと)。
ハーツクライ産駒でクラシックを制した2頭、ワンアンドオンリーとヌーヴォレコルトは、どちらも父の持つ最重要パワー血脈Busanda(War AdmiralとLa Troienne)を増幅しています。
ワンアンドオンリー・・・Courtly Dee
ヌーヴォレコルト・・・Mr.Busher、Better Self
ワンアンドオンリーは、CaerleonとNever Bendを、ヌーヴォレコルトはNever BendというLa Troienneの血を引く名種牡馬を持っています。また、ディープ産駒でもお馴染ですが、Northern Dancerのクロスを持っている母でもあります。
やっぱりハーツクライが春2冠を獲るには、Busanda≒Better Self≒Striking=Busher=My Busher(or Never Bend)なんだろうなぁ。
— 金沢 ユウダイ (@derby6_1) 2017年2月12日
アドマイヤミヤビは、デインヒルを持つのでBusanda6×7、そしてクロフネを持つのでNever Bendもアリ。母はNorthern Dancer5×4・5で自身はHalo≒Sir Ivor3×4とHaloのニアリークロスを持っている...というのはワンアンドオンリーやシュヴァルグランやロジクライらと同じ。
スワーヴリチャードは、母ピラミマの内包するUnbridledがBetter Self≒Busanda5×5・5、Seattle Slewの母My ChermerがStriking=Busher3×3ですから、自身はBusanda≒Better Self≒Striking=Busher=My Busher6×8・8・8・7・7でNever Bendもアリ。(ちなみにピラミマの2歳馬は、ピラミマ初の父ディープインパクト)
アドマイヤミヤビは母のNorthern Dancerクロスを含め、ハーツクライの超王道配合で、スワーヴリチャードは母のNorthern Dancerクロスこそないものの、Busanda増幅が強力で母のNorthern Dancerのクロスの有無が気にならないくらいです。
石塚氏がツイートされていましたが、2頭、特にスワーヴリチャードのレース振りの進化からは、春2冠を獲得できる成長スイッチが入ったとみて良さそうです。
出して行ってポジションが取れるようになったハーツっ仔ってのは順調な成長曲線に乗ったと考えるべきで、そう考えると3歳春の完成度を問う戦いの中では心強い
— 石塚 秀明 (@tsukudani_ishi) 2017年2月12日
ただ、これは牝馬よりも牡馬にいえるのですが、晩成なハーツクライ産駒がクラシックを制するということは、逆にいえば世代レベルがそんなに高くないということではないかとも思うんですね。これはきっとワンアンドオンリー世代が訴えてきているんでしょうけど、さすがに昨年や一昨年(ドゥラメンテ/キタサンブラック/サトノクラウン/リアルスティール/アンビシャス)に比べると、今年は牡<牝な感がありますし。
@k_biomechanics
— 金沢 ユウダイ (@derby6_1) 2017年2月12日
成長しないことはないんでしょうが、ワンオン&ヌーヴォ、ジャスタウェイ&シュヴァルグランの成長力を比較すると…。ハーツ自体が後者のような成長曲線でしたからね。
ハーツが春2冠を獲るということは、レベルが低い世代とも言えるのかなと。
これでひとまず、オークスはソウルスターリングvsアドマイヤミヤビvsリスグラシューのガチンコ勝負となりそうで、個人的に最も期待するのは持続戦でこそ活きる末脚だと考えているフレンチビキニの仔ヴゼットジョリーの割り込み(笑)
ダービーは、ディープの王道配合カデナvsレイデオロvsスワーヴリチャードvsサトノアーサーという構図が出来上がったかな。ただ、ここ2年のように思い入れが強い馬ま牡にはいません。
クイーンCの簡単回顧は以下の通り日曜に書き留めました。スズカゼとかのポジションが愛おしくて好きなんですがね。
アエロリットも前走以上のデキで、胴長の大飛びの重厚斬れなので府中で良さが出ました。
フローレスマジックは弱いということはないのですが、ラキシス然りサトノアラジン然りラングレー然りサトノケンシロウ然り、パワーが発現してくるのは3歳夏以降なのでしょう。
機動力が武器のスズカゼが府中で最後甘くなってしまうのは至極順当。これくらい走れればフィリーズレビュー(阪神「内」周り1400m)が楽しみです。あ、でもアネモネですかね。どちらも似たようなコースなので適性が高いことには変わりないですが。
ハナレイムーンもこの時期に、ここまで走れるのですから素質は素晴らしいですね。古馬になってのエリ女でしょう。ノースフライトはマイラーでしたがこのHyperionは間違いなく中距離で活きてくるはずです。
ムーヴザワールドは成長がまだ先という感じでしょうか。ただBurghclere増幅度がそれほどではないのでどうか。
日曜のエントリーのタイトルにまで名前を挙げたアサギリジョーは出遅れて、流れに乗れなかったような感じでした。
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京都記念は愛しのサトノクラウンが連覇。ナスキロベースの馬は、ストライド走法と柔らか体質なので京都外回りが合うのだろう...と土曜のダッシングブレイズのところでも書きましたが、らいおん氏の仰るようにスタミナが活きていることも要因なようです。
@derby6_1 京都外は持続力勝負になりやすいからプリンスキロのスタミナが強い
— Lion (@Lion_yuu) 2017年2月12日
@derby6_1 直線に上り坂があるコースは騎手が坂越えを意識するから仕掛けが遅くなるんよ。結果、2ハロン戦になりやすい。それじゃスタミナが活きない。だから平坦は相対的にロングスパート戦になりやすい
— Lion (@Lion_yuu) 2017年2月12日
スマートレイアーはホワイトマズルのスタミナが出てきたのかなという感じ、アングライフェンはハイインローの塊のシネマスコープにステイゴールドなので以前から成長力には期待していましたが、いよいよスイッチが入ったかな。ローカル重賞なら獲れると言っていたはず...
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)
日曜の3歳戦 ~ レイデオロに、コマノインパルスに揉まれた皐月配合が、本当に皐月で3着に入るという運命にあるならば、アサギリジョー×裕紀人が割って入っても驚かない
クイーンC、アドマイヤミヤビは強かった。オークスはミヤビとソウルスターリング、そして激流でのヴゼットジョリーに期待という見解は変わりません。
アエロリットも前走以上のデキで、胴長の大飛びの重厚斬れなので府中で良さが出ました。
フローレスマジックは弱いということはないのですが、ラキシス然りサトノアラジン然りラングレー然りサトノケンシロウ然り、パワーが発現してくるのは3歳夏以降なのでしょう。
機動力が武器のスズカゼが府中で最後甘くなってしまうのは至極順当。これくらい走れればフィリーズレビュー(阪神「内」周り1400m)が楽しみです。あ、でもアネモネですかね。どちらも似たようなコースなので適性が高いことには変わりないですが。
ハナレイムーンもこの時期に、ここまで走れるのですから素質は素晴らしいですね。古馬になってのエリ女でしょう。ノースフライトはマイラーでしたがこのHyperionは間違いなく中距離で活きてくるはずです。
東京4Rの未勝利(芝2400m)を制したのはディープ産駒でAlzao≒ラストタイクーン3×3を持つサーレンブラントでしたが、こういう体を柔らかくする方向のクロスを持っている馬が、中山内回り1800mの新馬で出遅れ大敗、この大箱替わりというのは明らかな狙い目でした。それでも父が父だけに人気だろうと思っていましたが9番人気、書いておけばよかった。
東京6Rの3歳500万(芝1400m)はファンタジステラがファンジカの仔らしストライドで制しましたが、2着のウィンドライジズもダイワメジャー産駒の中ではストライドで走るタイプ。ボールライトニング的なイメージで、前走若竹賞は中山内回り1800m、この条件替わりはどう見ても狙い目ですが見落としていました。
同じダイワメジャー産駒のウィンドライジズは、母父がテンビーなので、ダイワメジャー×Caerleonのニックス。デンビー×サクラユタカオーなので柔×柔の母ですが、ここはノーザンテースト≒Nijinsky3×4が効いているのでしょうか、絶妙な体質に出ています。このダメジャを柔らかくした、ウインスラッガー的タガノヴィアーレ的な斬れ(分かりにくい)は東京マイルは合っていそうです。勝ち切るタイプではないんでしょうけど。
京都1Rの未勝利(牝限・ダ1800m)は名繁殖タガノレヴェントンの仔タガノヴェローナが遂に初勝利を飾りました。何度も言いますが、ヴェローナとエスプレッソでトネールの無念を晴らそう!(武蔵野Sでの勝利にも表れているように、年齢を重ねて1400<1600になっていたタガノトネールを今年のフェブラリーSに出走させられなかった無念)
スティッフェリオは2着。焦らず成長を待ちましょう。
京都5R(芝2000m)のスティッフェリオは、ステイゴールド×シルアスアティテュードという血統。
母母ザミリアとの間にはゴールドスミスという同期のステイゴールド産駒がいます(新馬勝ち)。このザミリアはSir IvorとHabitatを通じるSir Gallahad5×5で、ここがステイゴールドにはちょっと気がかりなんですが、ノーザンテーストと血統構成が近いThe Minstrelを通じるNorthern Dancer4×4というのは効くでしょうし、Green Desertのパワーというのもプラス。
そしてザミリアにMtotoを配されて産まれたのがシリアスアチテュードですが、MtotoはDonatello3×4、しかもMtoto自体がMiranda(=Pretty Polly)牝系でもあり、これはノーザンテースト増幅に繋がります。
まぁ、ゴールドポセイドン(3歳/500万)という化け物がいますがね(笑)
《ゴールドポセイドンの母ディアエスペランサ》
洛陽Sはダッシングブレイズが京都で結果を残しました。昨年のようにダービー卿にはいかないでほしいですね(笑)
Hopespringseternal≒Terlinguaというと京都メイン洛陽Sで復帰するダッシングブレイズは母がGonfalon≒Hopespringseternal3×3というナスキロラトロのクロスで自身はLady Caplet≒Hopespringseternal3×4のナスキロ+Tom Foolのクロス、ナスキロベースのストライドで走るので京都巧者な可能性はあります(少なくともダービー卿の中山1600が合っているということはない)。
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さて、クラシックを占う共同通信杯
現在(日曜0時42分)の人気はムーヴザワールド、スワーヴリチャード、エアウィンザー、タイセイスターリーという順になっています。
どれも良い馬であることは間違いないですが、特にムーヴザワールドは良い馬だと思います。Sadler's Wellsらしからぬ、母リッスンのBold Reason≒Never Bend3×4らしからぬ体質の柔軟性がありますが、これが母母Brigidが持つナスキロのクロスの影響でしょうか。東スポ杯も、スワーヴリチャードよりも前に位置して、スワーヴリチャードと同じタイミングで追い出したのに、スワーヴリチャードにあっさり抜かれましたから、タッチグスピーチのように、そういうタイプではあります。
母父が中長距離の本格派ですから、3歳春での成長力という点ではどうでしょう。ただ、そういう青葉賞タイプのこの馬が2歳から動けている...というのはこの馬の素質を証明しているともいえますが。
スワーヴリチャードは、ピラミマの仔。ピラミマの仔は、やはりUnbridled's Songですからトモが甘く、前輪駆動の走りで京都で強い。バンドワゴンのきさらぎ賞、カレンオプシスだって全2勝が京都、エマノンだって昨年暮れに京都の500万で13番人気1着となりました。
Unbridled's Songは、3代父Mr.Prospectprの母Gold DigeerがThe Tetrarch5×6で、母Trolley SongはMumtaz Begum≒Mahmoud5×6・5・5(どちらも母はMumtaz Mahalで、その父はThe Tetrarch)、この柔軟性を強く伝え、Unbridledらしいパワーはあまり感じさせません(母父Unbridled's Songのトーホウジャッカルやダノンプラチナをみてもそうでしょう)。
さらにピラミマの母母River of StarsがMumtaz Begum≒Mahmoud4×4・4・5、そこにGeneral Meetingが配された母キャリアコレクションはSeattle SlewとRivermanのナスキロラトロのクロスとなり、Mumtaz Begumのクロスを継続
またRiver of Stars→General Meeting→Unbridled's Songと、ナスキロを重ね続けてきている自己主張の強い繁殖牝馬でしょう。
スワーヴリチャード自身も、やはりピラミマの仔らしくトモが甘めで、中央4場なら京都がベストだろうという走り。東スポ杯も最後は苦しくなっていました。米血主体なのでパワーも伝わっていてメリハリの効いた差しができるのですが、重厚さに欠ける配合なのでクラシックを勝ち切るイメージが湧かない...という印象。
エアウィンザーは毛色こそ違いますがエアスピネルに似た筋肉質な馬体で、エアデジャヴーらしいピッチ走法。京都内周り2000mの福寿草特別の4角の捲りは、まさに「らしい」ものでした。
スワーヴリチャードもムーヴザワールドも春2冠は厳しいと考えているので、それならばエアウィンザーがここを持っていってもおかしくないんじゃないかとは思います。ただエアウィンザーが春2冠を獲るとも思いません。
タイセイスターリーは、パワーで突進するタイプかと思いきや、案外メリハリの効いた競馬も出来るということをシンザン記念で証明。
ロックオブジブラルタル←デインヒルなのでAlanesian≒Tom Fool6×7、母系に入るAlydarもRaise a Native(←Native Dancer~Sickle)産駒で、母はNasrullahとBull DogとBlue Larkspurを持ちますから、Halo≒Boldnesian的血統構成は満たしているんですよね(だから現代に影響を与える名馬なのか)。
問題はムーヴザワールド、スワーヴリチャードという中距離馬相手に勝ち切ることが出来るか否か。エアウィンザーのところでも書いたように、ムーヴザワールドとスワーヴリチャードが春2冠を獲るとは考えていないので、それならば一矢報いても驚けないと思うんですよね。
《マンハッタンカフェのHalo≒Boldnesian増幅》
同い年のユキト継続騎乗で応援したいアサギリジョーは、ピッチ加速で中山内周り2000mでの4角での捲りが「らしい」。2着のガンサリュートもRobertoらしさが発現している馬で、ガンサリュートのような後方待機をしていればガンサリュートくらい走っていたでしょう。
ジャングルポケット×サンデーサイレンスならば、残りの1/4である母母シジェームサンが重要なわけで、ピッチ走法の正体はシジェームサンの母父Ela-Mana-MouのFair Trial4×5が、父のFair Trialと脈絡するらでしょうか。そうであるならば極めて皐月賞型なんですよね。コマノインパルス、ガンサリュート、そしてアサギリジョー、先週のアメリカズカップ、このあたりが皐月賞の穴候補でしょう。
ジャンポケにサンデーを挟んで、Ela-Mama-Mouで父のトニービン×NureyevのFair TrialとHyperionを増幅するというシンプルな形です。
何度も言うように東京<中山ですが、もし皐月賞で3着に入るという運命だとするのならば、この12月1月で強い相手に揉まれ成長を遂げ、ここで2強?3強?4強?に割って入っても驚かないです。
ジャンポケ×サンデー、母系Ela-Mama-Mou、こういう馬が皐月賞を大本命で迎えてほしいなあ...
チャロネグロは、母ルミネンスがジェイドロバリー×El Gran SenorでNijinsky≒El Gran Senor4×3といえましょうか(Northern DancerとFlaming Page≒Tom Fool)。さらにジェイドロバリーのSpecialでトニービンのNasrullah、Hyperion、Fair Trialを増幅している...というのはシュヴァルグランやヌーヴォレコルトなんかと同じですね。さらにEl Gran SenorでBusanda6×6
だからハーツクライにしてはパワー寄りで早熟性もある方ではあります。共同通信杯で穴人気して同然といえる配合。
ビルズトレジャーは望田先生が書かれていたと思いますが、緊張の父ダノンシャンティに、緊張の母父エルコンドルパワーに、緩和の母母メジロドーベル(1/4)という中距離馬で、掲示板、そして3着まできたらアッパレドンキ。
相手なりに走るエトルディーニュはさすがに厳しいかなあ。
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京都記念、愛しのサトノクラウンは、結果的に望田先生が仰るように、ゆったり走れる距離が正解だったようで、このサトノクラウンの成功をみると、私はアンビシャスに想いを馳せます。アンビシャスの2400mでの走りがみたい!
こぶし賞にはひいきしているグリトニルが出走。またまたまたこの内回りのマイル戦というのは合っていないと思うんですが、何か意図があるのでしょうか。中距離の差し馬として大成すると思うんだけどなぁ...
まぁでもズアーですか...
アルデバランSは、東海Sに続いてメイショウウタゲに期待。肩が立ったピッチ走法で、内枠替わりというのは注目したいです。
@derby6_1
— 金沢 ユウダイ (@derby6_1) 2017年1月22日
長直線でもコーナーが急という特徴がある中京においてメイショウウタゲの、あのピッチ走法によるコーナリングの巧さは活きる。見事な騎乗だった。また、3角〜4角が下り坂なので惰性で外に膨れやすく、サンビスタの内差しに代表されるように内も空きやすいよね。
小倉5Rの新馬(芝1200m)、ディープアドラーレはディープデザイアの2番仔です。ディープデザイアは重賞は勝っていたであろう素質馬です。
小倉7R(ダ1700m)で、ネオユニヴァース×カメリアローズのノーブルリーズンがダート替わり。重賞取っても全くおかしくない血統なので変わっても。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)
土曜の3歳戦 ~ ソウスルターリングとリスグラシューとヴゼットジョリーの樫最大のライバル
さあ今週はクラシックの構図が決まりそうな重要な3歳重賞が2つあります。
競馬だけでなく、何事も、過去の自分を振り返ると「何言ってたんだ自分...」と思うことはよくありますが、そう思うということは今の自分が成長しているからである可能性が高く、全く悲観的になる必要はないんだと思っています。
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どうしてこんなことを書いたかというと、自分が過去に書いたことをこれから振り返るからですね。
北枕先生が絶賛するアドマイヤミヤビは、私も新馬戦から目を付けて今した。
カデナは非社台系ディープPOG(10頭指名)の指名馬で(つまり非社台系のディープ産駒で10本の指だと思っている)、マカヒキやショウナンパンドラのディプ×フレンチデピュティで、5代母のAlleged(種牡馬ではない)がAlycidon×Court MartialでBurghclereを増幅。しかしマカヒキほど距離は持ちそうにないのかな~という馬体でクラシックまではどうか。それでもダービーまでに2勝+重賞入着くらいはやれる馬だと思っています。
アドマイヤミヤビはクライムメジャーの新馬戦でも触れましたが、グランアルマダの3/4妹(母レディスキッパーはクロフネ×デインヒル×ウインドインハーヘア)で、Lyphard+ナスペリオン+Fair Trialという点でアイリッシュダンスとウインドインハーヘアは脈絡しますし、父の牝祖My BupersとBuckpasserを通じるBusanda6×7でワンアンドオンリー的なパワー補強もできています。ちょっとパワーが強い走りにうつりますが、晩成ハーツの牝馬がクラシックで勝ち負けするにはこれくらいの方が良いんですね。
ということでこの2頭が血統的に見ても将来的に期待大。
デインヒル×ウインドインハーヘアは、Flower Bowl≒Burghclere4×2(HyperionとSon-in-LawとDonatello≒Boudoir)が成立し、ほかにもNorthern Dancer3×4、Tom Fool≒Attica5×5、これだけの配合なのに直仔があまり結果を残せなかったのは、デインヒルが近すぎたのかもしれません(彼のパワーは日本の芝では必ずしもプラスといえないどころかマイナス面が多い)。
また、名馬というのは、もちろん母が名配合であるのはもちろんですが、母母とか母母母とか母母母母がもの凄い配合をしていることは多いです。どうもこの、「母母ライクザウインド」というのがしっくり来るんですよね。
もちろん、晩成ハーツクライを早期から活躍させるために、クロフネ×デインヒルでNorthern Dancer≒Icecapade5・4×4・5の母の配合系や、ワンアンドオンリーのようにBusanda6×7という米血パワー血脈をクロスしているというのもプラスです。
これがパワーに寄って個体に表れてしまうと残念なのですが、ミヤビの場合はHalo≒Sir Ivor3×6の影響もあるのか、神の配剤もあり、絶妙に発現した...というべきでしょうか。
マイルという距離はもちろん短い中距離馬なので、スローの方が差しやすいかもしれません。
この馬と、ソウルスターリングと、そして個人的には激流でヴゼットジョリーの、フレンチビキニのスタミナが活きるオークスになってほしいです。
フローレスマジックはディープ×Storm Cat、マジックストーム(Storm Bird≒Nijinsky2×3)の仔というイメージ通りで特に書きたいことはありません(笑)
アエロリットは、大飛びで、NureyevのNasrullahとHyperion的な斬れが出ているのかなという印象。フェアリーSもう1本欲しいデキだったということですし、良く2着を死守したという走りで高評価。東京のマイル適性は高そうで、ほどよく人気が落ちそうなので狙い目かと思います。
ハナレイムーンは、「ハウオリの仔」、「母母ノースフライト」というイメージの方が強いですが、ディープ×キンカメ、中距離質の重厚な斬れです。
東京6Rを制したハナレイムーン(ディープインパクト×ハウオリ←キングカメハメハ×ノースフライト)は、キロハナの全妹。今調べたらハウオリは、2016年産まで5年連続でディープインパクトを配されています。馬主さん的にもクロウキャニオン臭がしますね~
母ハウオリはキングカメハメハ×ノースフライト(トニービン)なのでHornbeamのクロスでNureyevもこことNasrullahとHyperionで脈絡。ハナレイムーンもそれらしい重厚な斬れで楽に差し切りました。マイルで弾けるタイプではなく(とはいってもシュンドルボン的にそこそこ走るんだろう。シュンドルボンだって3歳の頃はダート1400や札幌1500を走っていた)、晩成ですがオークスに出てきたら面白い。でも410キロのディープ牝駒、長い目で。
スズカゼは東京のマイルとなるとちょいと厳しそう。
菜の花賞を制したスズカゼは、ディープブリランテ産駒の中でもデビュー戦から注目していた配合。Hopespringseternal≒Venetian Jester6×4、Tom Fool≒Flaming Page7×5・6
母のVenetian Jesterやマルゼンスキーを父のMiswakiで増幅したというのは兄シップウ(父コンデュイット)と同じで、コンデュイットであれだけ稼いでいるのですからブリランテならという思っていました()
機動力満点の走りでコースも合っていました。フィリーズRならコースも合っていますし好勝負可能では(ヒダカBUのフィリーズRというとフレンチカクタスが思い出されます)。
しかし福島1200で未勝利勝ち、京王杯2歳Sでは12着、赤松賞で0.1秒差5着に好走してGIで揉まれて、マイルの特別戦を楽勝するんですから馬も成長するんだと改めて。
セイウンキラビヤカはすごい相似配合で先行力もあるので、注目です。
中山6Rの新馬(芝1600m)を快勝したセイウンキラビヤカは注目していたリーチザクラウン産駒で、マルゼンスキー≒Caerleon4×3・5、Mr.Prospectpr4×5、そしてSix Crowns4×5という牝馬クロスを持つ相似配合馬。
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小倉のあすなろ賞(芝2000m)は、贔屓しているものの掴み切れないジャコマルが出走。ちょっとパワーを感じさせるのはDamascus×母母Gliwing Tribute(Graustark×Admiring)の母母父Eastan Echoの影響なのかな。小回り2000でどういう走りをしてくれるか楽しみです。素質はロードアルバータが断トツでしょうが。
東京6Rの3歳500万(芝1400m)は、ハウメアとトリリオネアの2頭に注目。ハウメアはパワー寄りに出て中山がベストな印象ではあります。トリリオネアは平場の500万は通過点、NHKマイルに出走してもらいたい馬。
東京5Rの未勝利(芝1600m)に出走するベイビーステップは、前走初芝となった中京の未勝利で16番人気2着と大穴を空けましたが、タイキシャトル×ゴールドアリュール×ホワイトマズルなので、Halo3×4、Caerleon≒Reluctant Guest3×4(Nijinskyとナスキロ)で、マズルのダンシングブレーヴから3代に渡ってNorthern Dancer+ナスキロ血脈を配されているということでもあります。
ミトラの全妹ダークプリンセスはもちろん晩成で長い目で。
東京1R(ダ1400m)でダート替わりとなるライバーバードは、バレッツセレクト2歳セールで約5000万円の高値で取引された馬。母がPremiership≒Be a Prospector3×2(Songandprayer≒Be a Prospector1×2と表記してもよいかも)というすごい配合で、自身はMr.Prospectpr4×6・4、MiswakiとStorm CatでHopespringseternal≒Terlingua4×5、もう1度芝で見てみたかったですが。
Hopespringseternal≒Terlinguaというと京都メイン洛陽Sで復帰するダッシングブレイズは母がGonfalon≒Hopespringseternal3×3というナスキロラトロのクロスで自身はLady Caplet≒Hopespringseternal3×4のナスキロ+Tom Foolのクロス、ナスキロベースのストライドで走るので京都巧者な可能性はあります(少なくともダービー卿の中山1600が合っているということはない)。
京都1R(ダ1800m)には名繁殖タガノレヴェントンの仔タガノヴェローナが初勝利をかけ出走。ヴェローナのエスプレッソでトネールの分も頑張るんです。
京都5R(芝2000m)のスティッフェリオは、ステイゴールド×シルアスアティテュードという血統。
母母ザミリアとの間にはゴールドスミスという同期のステイゴールド産駒がいます(新馬勝ち)。このザミリアはSir IvorとHabitatを通じるSir Gallahad5×5で、ここがステイゴールドにはちょっと気がかりなんですが、ノーザンテーストと血統構成が近いThe Minstrelを通じるNorthern Dancer4×4というのは効くでしょうし、Green Desertのパワーというのもプラス。
そしてザミリアにMtotoを配されて産まれたのがシリアスアチテュードですが、MtotoはDonatello3×4、しかもMtoto自体がMiranda(=Pretty Polly)牝系でもあり、これはノーザンテースト増幅に繋がります。
まぁ、ゴールドポセイドン(3歳/500万)という化け物がいますがね(笑)
《ゴールドポセイドンの母ディアエスペランサ》
血統情報:5代血統表|ディアエスペランサ|JBISサーチ(JBIS-Search)
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)
《回顧》きさらぎ賞 ~ Tom Rolfeのパワーも効いたが、コロナドズクエストはHalo≒Boldnesianの血統構成を豊富に持っていた
きさらぎ賞はアメリカズカップが制しました。母がRibot5×5で、自身はTom Rolfe6×5と継続、道悪は巧いわけか...
母父コロナドズクエストは、Nasrullah、Sickle=Pharamond、Sir Gallahad=Bull Dog、Blue Larkspurという、マンハッタンカフェの配合のキーであるHalo≒Boldnesian(Nasrullah+Alanesian)らしい)血を多く含みます。
コロナドズクエストの母母Laughterは、Bold Ruler×Native Dancer(←Polynesian)×Fighting Fox(←Sir Gallahad)で、これは父の持つHalo≒Boldnesian2×4とニアリークロスの関係にあるといっても良い。
コロナドズクエストの母父DamascusはPharamond=Sickle4×3、Blue Larkspur5×4によるBy Jimminy≒Blade of Time3×2の3/4同血クロス
コロナドズクエストの父フォーティナイナーは、Tom Rolfe×Double Jayという母Fileのパワーでダ短のイメージが強いですが、FileはNasrullah、Princequillo、Sir Gallahad、Sickleを持ち、フォーティの父Mr.ProspectorもSickle~Polynesian、Nasrullah、Bull Dog、Blue Larkspurを持ちます。
そして自身はHalo≒Boldnesian≒Mr.Prospectpr3・5×4といっても良いのかな。
ちなみにマンハッタンカフェ×コロナドズクエストは、アメリカズカップの全兄ライブインベガスと、もう1頭エイシンリベラルという馬が勝利していて3/3ではありました。
3代母Right WordがナスキロとCount Fleetのクロス(Princely John≒Fleet Nasrullah3×2)で、そこにNasrullahとCount Fleetを併せ持つMr.Prospectprが付けられているのも気になるところ。
また、マンハッタンカフェでRibotをクロスした馬は、道悪で強いのはもちろんですが、内回りでアッと驚くパフォーマンスアップを見せることがあります(上がりが掛かりやすいことが要因?)。ショウナンマイティの大阪杯、昨年だけでもヒルノマテーラのマーメイドS(阪神内周り2000m)、クインズミラーグロのカウントダウンS(阪神内回り2000m)などがあります。となると、アメリカズカップの皐月賞での走りというのも注目してみたいところです。
このようにマンハッタンカフェの配合をみていると、Mr.Prospectpr≒Stay at Home(=Boldnesian)3×6+独血というエイシンフラッシュにマンハッタンカフェ2世の期待が掛かります。
マンハッタンカフェ繋がりでいえば、東京7Rの古馬500万(芝1400m)で2着だったショウナンタイザンは前走時に注目。まだ4歳、将来的にはOPまで行けるんじゃないかと贔屓している1頭です。
マンハッタンカフェといえば、京都最終で穴を空けたショウナンタイザンの血統もなかなか。梅田師が「能力は相当」とずっと褒めていて、今回も「このクラスでは能力が抜けている」とコメントしていました。
強いクロスを持たずNorthern Dancerも持たないマンハッタンカフェにNorthern Dancer4・4×4の母はTom Fool≒Flaming Page6×5・5でもあります。これくらいは走って当然といえる血統です。
《マンハッタンカフェのHalo≒Boldnesian増幅》
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サトノアーサーは、これまでの右回り3戦を見ていると、直線で右手前に戻した時からのエンジン再点火に目がいきます。となると左回りでの走りというのは注目が集まりますが、やっぱり右回り+内回り2000mの皐月賞というのはどうなのだろう。
デインヒルらしからぬ、しなやかさというのは確かに「ディープインパクトさすが!」と唸ってしまうのですが、やっぱりそれはSir Gaylordをクロスしている影響であって、ジェンティルドンナやミッキーアイルのような、母のパワーをディープの柔軟性で中和した、しなやかさとは違うのではないか...と感じてしまいます。
ダンビュライトは、いうてルーラーシップはトニービン内包種牡馬ですから、ハーツクライのように、「3歳春時の成長力<古馬時の成長力」というタイプなのかな~という見立てです。
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先週は、ディープインパクト×ダンシングブレーヴという配合系から2頭がデビューしました。1頭は土曜東京(芝1800m)のスイーズドリームズ(母スイープトウショウ)、もう1頭は日曜京都(芝2000m)のヴェネーノです。
父ディープインパクト×母父ダンシングブレーヴからは、エリモピクシーの仔でサトノルパン、レッドアヴァンセ、レッドベルダ(未勝利で引退)、レッドオルガ(3歳・現役・未勝利)、エリモピクシー以外でも3頭いるのですが全て未勝利。
父ディープインパクト×母母父ダンシングブレーヴはアヴニールマルシェ、サトノキングダムが活躍。スイーズドリームズの全兄レガッタも素質は相当でした。
Alzao≒ダンシングブレーヴでもSir Gaylordをクロスするので緩さがあるのでしょう。望田先生がどこかで仰られていた、ディープインパクトとダンシングブレーヴという、「Lyphardを逸脱した斬れをみせた2頭」の組み合わせから化け物が出ないかなと密かに思っています。
だからサトノキングダムには最大の期待をしているのですが...
ワールドエース、ビッシュ、エックスマーク、ペルレンケッテらが出たディープ×Acatenangoにダンシングブレーヴ...
日曜東京1Rの未勝利(ダ1400m)を制したメガポリゴンは、非社台系ダイワメジャーPOGの指名馬。母父アフリートの母父Venetian Jesterはナスキロ+Tom Fool血脈で、母系の奥にHyperion×Donatelloのハイハットが入るので、ここでノーザンテーストのHyperionとPretty Pollyを増幅、望田先生の仰るダイワメジャーの好配合系です。
これで非社台系ダイワメジャーでは、6/10が勝ち上がり、朝日杯3着のボンセルヴィーソとサウジアラビアロイヤル3着のクライムメジャーも指名できています。とは言っても、望田先生のブログを読んでいればこんなもの誰でも指名できてしまいます。それくらい望田先生のダイワメジャー産駒の配合分析は圧倒的です。
「ダイワメジャー黄金配合」最新ver.2016
(1)ニアリーDroneな血(Sir IvorやCaerleonやPast ExampleやRed Godなど)をHaloに合わせてスピード機動力アップ
(2)「Hyperion+Donatello」やLe Fabuleux≒WordenをLady Angelaに合わせてPretty Pollyいじり
(3)Grindstone(Kダービー)、トニービン(凱旋門賞)、オペラハウス(Kジョージ)と、母父に本格派中距離馬の底力が入ると大物が
さて今週はクイーンCと共同通信杯、そして京都記念のサトノクラウンですか。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)