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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

《日曜の2歳戦》好配合が続々と

【アルゼンチン共和国杯】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

 

土曜の2歳重賞に関しては、また別個で書きましょう。

 

時間がありませんが今後のためにも2歳戦のレース前考察は残しておきたいもの。

 

百日草特別

カデナは非社台系ディープPOG(10頭指名)の指名馬で(つまり非社台系のディープ産駒で10本の指だと思っている)、マカヒキショウナンパンドラのディプ×フレンチデピュティで、5代母のAlleged(種牡馬ではない)がAlycidon×Court MartialでBurghclereを増幅。しかしマカヒキほど距離は持ちそうにないのかな~という馬体でクラシックまではどうか。それでもダービーまでに2勝+重賞入着くらいはやれる馬だと思っています。

アドマイヤミヤビはクライムメジャーの新馬戦でも触れましたが、グラナルマダの3/4妹(母レディスキッパークロフネ×デインヒル×ウインドインハーヘア)で、Lyphard+ナスペリオン+Fair Trialという点でアイリッシュダンスウインドインハーヘアは脈絡しますし、父の牝祖My BupersとBuckpasserを通じるBusanda6×7でワンアンドオンリー的なパワー補強もできています。ちょっとパワーが強い走りにうつりますが、晩成ハーツの牝馬がクラシックで勝ち負けするにはこれくらいの方が良いんですね。

ということでこの2頭が血統的に見ても将来的に期待大。

アウトライアーズはピサでも母系のパワーが強く、豊富なTeddyの影響か東京で斬れるというイメージは湧きません。

アルジャントゥイユノーザンテースト3×5のダイワメジャー産駒なのですが、Mtoto×Habitat×Mill Reefのアグネスチアーフルが母母、そこに柔らかいサクラユタカオー→エアジハートで、この母の柔らかさとノーザンテースト3×5の柔剛のバランスが妙。平坦向きな気もしますが楽しみな1頭。

ノーザンテーストといえばマテラレックノーザンテースト4×3のルーラーシップ産駒なので母父フジキセキを1/4とする3/4Northern Dancerの配合系。テーストをクロスしていてもルーラーなら大箱替わりは良いと思います。

ビッグディザイア×横山典弘騎手も要注目のコンビだし、7枠の岡田繁幸系も侮れないし難解な1戦

 

きんもくせい特別

札幌2歳Sのレースレベルはさておき、考察と回顧でこんなことを書いていました。

 少し気になるのは△フラワープレミアジャコマル。フラワーはBold Reason≒Never bend5×4のラトロ肩。洋芝は合うはずですし穴ならこれでしょう(書いていたら◎でも良い気がしてきた)。ジャコマルは3代母スキムがNijinskyBuckpasserというマルゼンスキー的相似配合で、そこにEastern Echoが配された母母ミスティックアイズはSearching≒Busanda5×4.マルゼンスキーだと思えば舞台は合っているでしょう(強引)。

 

●フラワープレミアとジャコマル

負けた組で注目したいのは5着フラワープレミアと6着ジャコマル。

フラワープレミアは牝系がソシアルバターフライで、叔母にオークス出走のフロイテアクィーンがいる血統。Bold Reason≒Never bend5×4のパワーとHalo≒Drone4×5の柔らかさのバランスが絶妙で、それでもパワー優先ですから内回りの中距離がベスト。今回も直線スムーズならば2着を争っていてもおかしくありませんでしたし、いかにも冬の中山が合いそうなイメージです。

ジャコマルはダノンシャンティ×トニービンという組み合わせですがポイントとなるのは母母ミスティックアイズだろうと思います。3代母スキムがNijinsky×Buckpasserというマルゼンスキー的相似配合で、そこにEastern Echoを配されてSearching≒Busanda5×4(War AdmiralとLa Troiennne)。このパワーが効いているように思いますね。父ダノシャンティはどちらかというと「柔」の血を伝える種牡馬ですから、相反するパワー≒「剛」の血を母から取り込み、そのバランスが良いのでしょう。トラストの2番手という展開は厳しいものでしたが、6着に粘っているのは悪くない内容でした(同じく4角2番手のアンノートルは9着)。

2歳の中で密かに期待している2頭です。

 

レジェンドセラールーラーシップ×スペシャルウィークという字面通りのストライドで走る馬なので明らかに小回りはマイナスですが、手前の関係で右回りを使っているとのこと。地力でねじ伏せられるかどうかですね。

それならば、イノバティブとマイネルベレーロが小回りでは評価したいです。

イノバティブは、ディープブリランテ×Posseという「父中長距離馬×母父スプリンター」という配合系で、新馬戦の走りは同じくRahyを持つショウナンライズに似ているなぁと思ったのですが、小回り向きの機動力は感じることができました。1F延長と外枠は懸念ですが...

マイネルベレーロマツリダゴッホ×Teofiloという「父中長距離馬×母父スプリンター」という配合系で、小回り内枠替わりはプラス。

いずれにしてもフラワープレミアとジャコマルがどういう馬体で出てきてどういう競馬をするか、今日1番の楽しみです(笑)

 

東京5Rには注目馬が2頭

サトノグランは社台系ハーツPOGで指名していて、3代母Spring LightがTudor Minstrel(Son-in-Lawを持つ)とHornbeam経由のHyperion5×5、ここでトニービンを増幅しており、ワンアンドオンリーと同じようにHalo3×4とBusanda6×8でパワーを補強。欲をいえば母父のところにNorthern Dancerがもう1本欲しいですが、好配合といえるのではないでしょうか。

ダイワキャグニーは社台系キンカメPOGで指名、セレクトセールで1億超え、POGでも人気になりました。キングカメハメハ×サンデーサイレンスで残りの1/4の母母トリプルワウがナスキロ+Tom Foolをクロス、そして母自身はNorthern Dancerを1本も持ちません。それはそこそこは走ってくるだろうという好配合馬ですね。

 

京都5Rは、3代目ヒシマサルも好配合馬ですが、ステイゴールド産駒のゴールドポセイドン凱旋門賞を狙える配合(笑)

血統表をみれば一目瞭然なので多くは書きませんが、ディアウィンクにロックオブジブラルタルを配されたのが母ディアエスペランサで、そこにステイゴールドを配されました。牡馬で馬格があればナカヤマフェスタるかもしれません。

www.jbis.or.jp

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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