読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

4歳上500万下

血統好き大学生の拙い書き殴り。「“血統表”と“現実に何が表出しているのか”とのすり合わせ」によってその馬の真実に迫ろうとすること(望田潤先生)

シャケトラの配合 ~ 名牝系でBlue Larkspurを抑える

配合

マンハッタンカフェは、自身が強いクロスを持たないので、強いクロスを持つ母との配合が合い、自身のHalo≒Boldnesian2×4を増幅させる配合で結果を残しています。

Halo≒Boldnesianとは、「Nasrullah(≒Royal Cherger)+Tom Fool的な血」のことであり、マンハッタンカフェNijinsky(ヒルノダムールレッドディザイアジョーカプチーノエーシンモアオバーガルボなど)やBlushing Groom(ルージュバックエーシンモアオバーメイショウクオリアなど)と相性が良いのは、Flaming Page(Nijinskyの母)とSpring Run(Red Godの母)がAlanesian(Boldnesianの母でTom Foolと血統構成が似ている(Pharamond=SickleとBull Dog=Sir Gallahad))からと考えられます。

中でもNijinskyを持つ母から複数のGI馬が誕生しているのは、Alanesian≒Spring RunがMenowとBull Dogが共通の血であるのに対し、Tom Fool≒Flaming PageはMenowとBull Dogに加えて、Blue Larkspurも共通の血であるからと考えます。Blue Larkspurは重賞レベルの中長距離を走るスタミナと底力を供給します。ゼンノロブロイ産駒がTom Fool≒Flaming Pageでトレイルブレイザーサングレアル、マグニフィカを、Buckpasser(Tom Foolの代表産駒)のクロスで、サンテミリオンルルーシュを輩出したこともそれを証明しています。

拙文で分かりにくいですが、こちらにまとめたことがあります。

derby6-1.hatenablog.com

 

日経新春杯に格上挑戦するシャケトラは、以上の配合ポイント抑えており、しかも抑え方も凄く、マンハッタンカフェの最高傑作になり得る可能性がある馬に思います。

 

母サマーハは、Northern Dancer4×4、Hail to Reason4×4、Halo≒プレイメイト3×3(Royal Cherger≒Nasrullah、Sir Gallahad=Bull Dog、Pharamond、Blue Larkspurが共通)と緊張した配合。

これだけでシャケトラ自身は "Blue Larkspurを押さえた" Halo≒Boldnesian≒プレイメイト3・5×4・4で走るだろうといえるのですがこれで終わりません。

サマーハはSingspiel×Woodman×Far Northという配合で、Far NorthというのはNorthern Dancer産駒で母母がFlaming PageですからNijinskyと3/4同血です。Woodmanの母父はBuckpasserですから、つまり、シャケトラはAlanesian≒Buckpasser≒Flaming Page6×5・6(Sickle≒Pharamond、Bull Dog=Sir Gallahad、Blue Larkspurが共通)でもあるのです。

しかも、それをFar North(Flaming Page系)、Woodman(La Troienne~Striking系)、Singspiel(Soaring~Ballade系)という世界的な名牝系でやっているということが凄い。

 

また、モーリスサトノダイヤモンドをみても分かるように、Teddyの血量というのが非常に重要だとすると、Halo≒Boldnesian≒プレイメイト、Alanesian≒Buckpasser≒Flaming PageというだけでもTeddy→Bull Dog=Sir Gallahadの血量は豊富といえますが、SingspielBold Reason≒Never Bend4×5、Far Northの奥である4代母Countess FagerはBull Dog3×4を含むTeddy4×5・5のDr. Fager産駒でBull Dog=Sir Gallahad4・5×5・5です。

 

"HaloクロスだがBuckpasserらしい胴長骨格"という点でもサトノダイヤモンドと似ていますし、日経新春杯に関していえば、Haloを増幅している配合は3角~4角が下りで直線平坦という特殊な適性が求められる京都外回りもプラスに働くことが多いので、初京都もプラスに捉えられます。

どんな名馬でも負けるときはあるので、必勝とはいえませんがシャケトラの将来性は恐ろしささえ感じます。

 

-----

 

【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤氏のブログ

 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog

栗山求氏の連載『血統SQUARE』

http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

広告を非表示にする