4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

日曜の注目馬 ~

●何故か分かりませんがステイゴールドが頭をよぎり、ステイゴールドの2歳牡馬49頭の血統を全てチェックしました(笑)

ミリッサのあのフワッとした走りは、どう考えてもHalo3×4に因るもので、毎種毎週この血の日本適性に感嘆します。前向きな気性はシンハリーズのForli6×5などFair Trialにの影響ですかね。どんな馬に完成するか。

●メイSは、1800で逃げたクラリティスカイの上がりが33.8というレース。ということはどちらかというとマイル寄りのパワー加速が求められたというべきで、とするならばFlower Bowlやアイリッシュダンスのスタミナが発現してきたナスノセイカンは対応できないのも仕方ないです...

優駿牝馬

ホウオウパフュームは何度も書いていますが、母マチカネタマカズラがNureyev≒Sadler's Wells3×3のハーツクライ産駒ですからNasrullahHyperionに因る斬れで、持続戦になればなるほど良いタイプ。こういうタイプがジャスタウェイヌーヴォレコルトやスワーヴリチャード(の共同通信杯)のように前受けできるようになると“本格化”なのですが、まだその域には達していないという点がどうか。

《展望》第78回優駿牝馬 ~ ヴゼットジョリー評まとめ / パワーの良好な発現 / いろんなハーツ解釈 / ペプチドサプル2017 - 4歳上500万下

ホウオウパフューム(Nureyev≒Sadler's Wells)やレッドコルディス(Outing Class)は母系のNasrullahHyperion(=ナスペリオン)血脈がトニービンのHornbeamと脈絡して、ジャングルポケットエアグルーヴテレグノシスのようにトニービン直仔らしい重厚な斬れが武器の中距離馬だと解釈していますが、ハーツクライ産駒が本格化するときにはオッと思わせる先行があるもので、中距離で後方一辺倒の競馬しかできていないということは、まだGIだと掲示板止まりなのではないかと思うんです。昨年のビッシュ的に持続力を活かし切る騎乗ができれば楽しみはありますが。

そして牝馬の本格派中距離馬が輝けるGIというのが日本には存在せず(エリ女も京都だし...)、シュンドルボン的なキャラクターで終わってしまうんですよね。

逆にアドマイヤミヤビも前受けできているわけではありませんが、ハーツ産駒が“3歳早春のマイル重賞を勝ち切った”という事実が、本格化というか、既にGIで勝負できるということと等しいでしょう。

ブラックスビーチは母がFlower BowlとTudor Minstrelを内包するディープ産駒なので、厳しい流れになった時に驚くような頑張りをみせる可能性があります。大舞台でどういうパフォーマンスをみせるか。

昨年2着のチェッキーノは、全兄コディーノですから距離が持たないだろうということでフローラSでも疑っていた人が私の周りでも多くいました(8枠でしたし)。しかし距離は何ら問題なく、オークスもどういう流れになっていようとも1着シンハライト→2着チェッキーノは変わらなかっただろうという内容でした。それと一瞬同じキャラにみえたのがヤマカツグレースですが、やっぱりフローラは横山典弘騎手の2着だよな~ということで落ち着きました。

展望記事と総合すると、アドマイヤミヤビ×ミルコ騎手(先行?) /ディアドラ×岩田康成騎手(ヌーヴォレコルト的に内をしつこく) / ヤマカツグレース×横山典弘騎手(どこかで内に入れてスタミナ温存) / ホウオウパフューム×松岡正海騎手(ビッシュ的に) の走り、騎乗に注目ですね。

緩い流れになればソウルスターリングだと思うんですがね~

逆にタフな流れでのアドマイヤミヤビやホウオウパフュームの真骨頂もみたいですよ。

derby6-1.hatenablog.com

 

●京都11R下鴨Sはレトロロックvsヴォージュ、どちらもOPで活躍できる馬です。

 ディーマジェスティやアドミラブルのようにディープ×Robertoのトップホースを輩出する可能性があると注目しているのがサムワントゥラブで、今日の京都9R、内回り2000mの鴨川特別ではその仔レトロロックが「らしい」ピッチ走法で連勝を飾りました。

ディープ×シンボリクリスエスというのはアドミラブルと同じ、ディープ×Roberto+Caerleonというのはディーマジェスティと同じ、そしてしっかりとBurghclere≒Aureoleも持ちます。

土曜のかんたん回顧 ~ アドミラブル的、ディーマジェスティ的に - 4歳上500万下

ナカヤマフェスタ×タニノギムレットサンデーサイレンス3×4

サンデーサイレンスのクロスは、ナカヤマフェスタ×タニノギムレットという一見するとパワー&スタミナ寄りの配合でこそ活きるのではないか...という仮説を持っていて、ヴォージュもサンデーに似た黒鹿毛で字面の血統らしからぬしなやかさがあります。

土曜の注目馬 ~ ナカヤマフェスタとFlower Bowl - 4歳上500万下

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog

栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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