4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

第67回朝日杯FS 回顧 & 有馬記念ミニ見解

昨日は、日本酒の八海山を飲みながら過去3年の八海山特別の勝ち馬を父名と母父名だけ聞いて当てたり、カラオケで岡田繁幸さんの音声をマイクで拾って聴く、という「遊戯」をしてきました。

そして久々に加藤裕樹さんとしっかりした競馬談義をしてきましたが、微妙な違いが合って面白いものです。たとえば、私は、馬場状態や展開に大きく左右され、多頭数で、レースの結果に占めるあまりに外的要因の範囲が広すぎる日本競馬は、予想的には奥が深いということになるだろうけれど、世界の競馬で1番好きかといわれると疑問符がつきます。それならほぼ全能力を出し切って決着する、広いコースの小頭数の欧州の方が好きです。おそらく日本には「予想的に奥が深い」部分が好きな人が多いんでしょうけどね~

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朝日杯フューチュリティステークス

◎⑮リオンディーズ

〇⑪エアスピネル

▲③アドマイヤモラール

△②ショウナンライズ、⑤ウインオスカー、⑥ユウチェンジ、⑦イモータル、⑨ボールレジェンド、⑫シュウジ

◎は父キングカメハメハはNothern Dancer4・4×6、母シーザリオはNothern Dancer5×3とNothern Dancerが濃い配合で、他にもクロスを列挙してみると、Nureyev≒Sadler's Wells4×3、Nijinsky6×5、Buckpasser6×6、ラストタイクーンマルゼンスキーもNothern Dancer、BuckpasserPrincequilloで5/8くらい同血。馬を見ても、調教助手さんもコメントしているようにNureyevやSadler's Wellsの強い「兄と同じパワー型」(兄以上にパワーがあるようにみえたが)のように思うが、走らせてみると機動力はそれほどなく新馬戦もトップスピードに乗るのが遅く、Mill ReefやらSir Gaylordの血が強く出ているように思える。だから外回り替わりは歓迎だろうが、問題はエアスピネルほどの、マイラーよりの加速力があるかどうかだ。それでも、新馬戦の2着馬、3着馬は次走で未勝利戦を楽勝しているしとんでもない大物である可能性にかけてみたい。

 

〇はBold Rulerというよりはノーザンテーストで、ややピッチ気味に走るから外回り<内回りであることは確かだ。だから外回りで上がりの掛かる競馬となった時の不安はある。しかし、マイル適性なら上位人気馬ではトップだろうし、鞍上もこういったタイプの馬の追い出しは巧いからまず3着は外さないだろう。

きゃめろっとさんの競馬予想|朝日杯フューチュリティステークス GI - 2015年12月20日阪神11R|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

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マイラーより中長距離馬が好きというのもあるし、エアスピネルの完成度をもってして負けるのであればリオンディーズの器でしかない、と思いましたがその通りになりました。

リオンディーズエピファネイアの違いは、エピファネイアの方が俊敏ということではないでしょうか。それはおそらくHabitatが強く出ているか否かで、エピファネイアは父がシンボリクリスエスだからHabitatの母父Occupyの5×6をもっています。だからエピファネイアの斬れをHabitatというならば、リオンディーズのやや重厚な斬れとストライドMill Reef的というのが的確でしょうか。

この馬の(この血統の)ストロングポイントは、Nureyev≒Sadler's Wells4×3でパワーも確実に伝えてくるというところでしょう。だから「緩すぎる」という事象が発生せずに3歳春から一線級で戦うことができる。

リオンディーズは2000の新馬戦であのエンジンの掛かりの遅さでしたから、明らかにマイルは短く、もし化け物級でなかった場合でも、マイルで変に押していくのならば、外から流れ込む形での敗戦で良いと思っていました。シルエットはエピファネイアに似ているのですが、動き、走法はエピファネイアより怠慢な馬が2歳の冬にエアスピネルを負かしてマイルGIのタイトルを手中に射止めた事実は重い。

となるとこの先に見えてくるのはクラシック三冠ですが、この馬の場合は皐月賞が最大の難関という気がします。そこさえクリアすれば...

 

エアスピネルはやはり直線でリオンディーズと見比べてみると、回転力で勝負するタイプの馬。ただ、昨日も加藤裕樹と話しましたが、Bold Ruler的というのはキタサンブラックの中山4角のようなイメージなのかなぁと思っていて、だからスピネルは少し違うのかなと思いますが、これはエアメサイアエアシャカールの現役を知らない人間なので良く分かりません。

2000は若干長いと思いますが、中山適性は明らかにリオンディーズより上で、雪辱したいところ。

 

シャドウアプローチは叔父がミュゼスルタン(=母母マルカコマチ=サンデー×ディクタス)の牝系にジャングルポケットですからやはりGIとなればチェックしておいても良かったのかなぁと思いますが、この枠だと拾えないかな。しかし思ったのはマイル戦でHyperionは効くということ。スピネル同様に中山マイルだったらリオンディーズは出走自体していないだろうから、2着だったかもしれませんな。

 

4着ユウチェンジは母の影響が強いNasrullahHyperionの持続斬れで4着。母ユウキャラットも02年の忘れな草賞勝ち→オークス3着ですから完成が早い血統でもあります。

 

5着シュウジは明らかに母のパワーがラ受け継いだピッチ走法ですが、体質が柔らかいというのがよいですね。外マイルのGIで5着に踏ん張るんですからスプリンターの大物として育っていってくれるでしょう。

 

9着のイモータルは道中かなり掛かりましたし、残り200から加速したあたりからもやはり中長距離馬。加藤裕樹に教えてもらいましたが気性が若く、あまり併せ馬は良くないですね。この辺が改善してこないと厳しいかもしれません。広いコース向きですから青葉賞ローテが良いと思いますが。

 

11着ボールライトニングは「短足筋肉質」と記憶してましたが、走法はデヒアCaerleonだから外回り向きのようにうつります。しかしダイワメジャーが強い馬体なので外回りでもマイルGIというイメージではなく、外1400がベストなイメージは変わりませんし、タフな馬場もあまり得意でないような気もしますね~

 

リオンディーズが2歳冬にマイルGIを勝ったというのは、英国で翌年のダービー馬がマイルのレーシングポストトロフィーを勝った、そんなイメージです。ただレーシングポストトロフィーはマイル戦といえど、中距離馬が集まるレース。日本の場合はマイラーが出走してきますから阪神外回りとはいえ、そういうことは起こりにくいと思います。

 

さて来週はホープフルと有馬。そんなリオンディーズのライバルがホープフルには出走してきますが、いくら小頭数とはいえ、中山でロードクエストが勝ったら衝撃ですね。スロー、パワー加速、というイメージに最も合致するのはバティスティーニでラブリーデイのようなイメージです。リスペクトアースアドマイヤエイカンは勝ち切るまではないかな~

 

有馬はゴールドシップが捲り切るか否かが勝負の分かれ目。捲り切って全差し競馬になった時に、キタサンブラック×横山典弘は中団のインにいる可能性があるんですよね。全差しかつ、内が有利な馬場、ゴールドシップが捲っているときにニヤニヤしていそうです。(←この見解は加藤裕樹見解)

そこで私が思ったのが、ゴールドシップに捲り切らせない競馬が可能な馬が1頭いて、それがリアファル。彼が後続を引き離した逃げをすればゴールドシップが存在する競馬で唯一前で残ることができるのではないでしょうか。

ただ捲り切ったならば、アドマイヤデウスアルバートHyperionが飛んできてほしいと願う中山の4角になるかな~

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