朝日杯FS これでほぼ全頭
こういうシンプルな立ち飲み屋に行ってみたかったんですね。日本酒のことも教えてもらえるし最高でした~
後輩から「ディープインパクトってなんであんなに強いんでしたっけ」という質問を受けて、Burghclereの血統からウインドインハーヘアの血統からディープ自身の配合から、ずらーーーっと話をして結局やっぱりLady Josephineってすごいなということで落ち着きました。
今日はまず京王杯組から。
ボールライトニング
新馬戦のパドックで書いたメモによると「やや短足、尻デカ筋肉質」とのことだが、やはり母父Secretariatのデヒアを母父に持ち、母母父がCaerleonだからナスキロを感じさせる走りでベストは外1400だろう。重賞で勝ち負けできる底力は4代母GlancingがWordenや、父父Fair TrialにDonatello×HyperionをもつPetingoを抱えているからと思われる。とはいえ、差し馬のダイワメジャー産駒がGIを制したことはないし、今年はマイル適性の高いデイリー杯覇者や、クラシックも狙えそうな素質溢れる中距離馬もいるから勝ち切るとなると疑問符が付くから◎はファルコンSまで待ちたいところ。
アドマイヤモラール
母カツラドライバーはニホンピロウイナー産駒で母系からのHyperionを受け継いでいるから5×5・6・6にSir Gaylord→Habitatのラインだから本馬はNasrullahとHyperion的な外回り向きの斬れ方をしているように思える。また、3代母マイアからPharos=FairwayとHyperionを継続交配していることもGIで勝ち負けできる産駒を残せた(エフティマイア)底力強化の要因ではないか。外回り向き、成長力・底力も十分でGIという厳しい舞台でこそ評価をしたい血統ではある。
シャドウアプローチ
個人的に何回もお世話になっているセトノフラッパーの半弟で、叔母のアスクデピュティはミュゼスルタンを輩出した。新馬戦のパドックメモの「やや気性難、硬肉」のように、母父フレンチデピュティのパワーが優り、ディクタスの気性難も受け継いでいるようだ。とはいえ、Hyperion6・4・6×6・6・7・7・7・8のジャングルポケットにディクタスだからスタミナ(ここでは持続力という表現が正しいかもしれない)は十分で、ある意味メジャーエンブレムやモーリスにように「見かけの血統に相反した馬」といるかもしれない。外回りのマイル戦では厳しいだろうが、将来性はかなりの馬ではないか。
ボールライトニングとアドマイヤモラールはどちらも外回り向きですし印は回したいかなと思っています。印の順序は京王杯の着順の逆になりそうですが。
ここからは気になった順です~
シュウジ
母カストリアはどの種牡馬を付けてもKingmamboとSilver Hawkのパワーを伝える繁殖牝馬で、母母More Silverも短距離で活躍した。シュウジはどこからどうみても1200-1400でマイルはやや長いといったタイプの馬だが、筋肉の柔らかさは素人目にみても最上級のものがあり間違いなくGIを勝つ器だろうが、ここではないだろう。
キャプテンペリー
スクリーンヒーローと同じモデルスポートの牝系で、パワーが優るクロフネにHyperionの強いネオユニヴァースとトニービンを持ってきた配合。3代母ステラスポートはモデルスポートにNijinskyを父に持つニゾンを配された。Nijinskyの母Flaming Pageは母父Menow、3代父Bull DogだからモデルスポートのTom FoolとSpring Runに脈絡するし、本馬のスピードの由来はこの部分にあると思われる。
そのスピードをポインテッドパスとトニービンで持続できる好配合といえる。アウトブリードだから成長力もあるだろうし、今回に関した話でいうと短縮ローテも好感が持てる。2歳の阪神マイルでクロフネ×Hyperionでいうとクロフネサプライズがいるし、穴で推しておきたい1頭。
ユウチェンジ
スウィフトカレント産駒で母ユウキャラットは02年の忘れな草賞を勝ち、オークスではスマイルトゥモローの3着だった。母母エンポールコメンはBlandford3×5、Hyperion5×5、Bull Dog=Sir Gallahad6×5という配合で、ダート1200を2勝したスプリンターだった。しかしNasrullah≒Royal Cherger4×5・6ともなり、ここがトニービンにテスコボーイのウイニングチケットと結びつきナスペリオンな資質となった。ユウチェンジも調教師が「エンジンの掛かりが遅い」と話すように母の影響が強いナスペリオンな馬。新馬戦の2着はテイケイレーヴとレベルは低くないし、野路菊Sは大外ブン回しの雑な競馬だった。アイビーSはマイネルラフレシアを差し切ってほしいところだったが僅差の競馬だった。穴として挙げたい。
ショウナンライズ
Nothern Dancer4×3にHalo≒Red God3×4・4で、母父はBallade牝系にBlushing GroomでRed God≒Halo2×2のスプリンターRahy。Rahyの母Glorious SongはヴィルシーナやダノンシャンティやダノンバラードやSingspielなどを輩出する超一流牝馬Balladeを母に持つが、BalladeはMahmoud≒Mirza4×4・5に父系がBlushing GroomでNasrullahだからMamtaz MahalとBlandfordが強く柔らかさとスタミナも伝える。ライズの3代母父Creme dela CremeはOlympia×Nasrullahだからナスペリオンだからライズは力強さがあるナスペリオンの斬れというイメージでくるみ賞を楽勝した。外回りは合っているはずで、多少掛かる面があり距離延長は気になるが池添騎手だし、GIでの底力もNothern DancerとBalladeならと思わせないわけでもない。
ウインオスカー
6月しょっぱなの新馬を制し、前走はプラス22キロで明らかに太め残りの体で上積みは相当なものがあるだろう。血統はスクリーンヒーロー×エイシンサンディだからサンデーサイレンス3×3、さらにサンディの母母はNasrullah3×4だからサンデーサイレンスとNothern DancerとNasrullahでランニングヒロイン≒エイシンサイディ2×2といってもよいかもしれない。また、テスコボーイのネヴァービートをもつ3代母父ハギノカムイオーがNasrullahを濃くもっているのもよいだろう。1/4にあたるメジロティターン×ハギノカムイオーは天皇賞馬×宝塚記念馬だから底力がないわけではないが、ここをどう見るかだろう。マイルは合っている。
単純にいわゆる「3強」+京王杯組で決まるとも思えませんし、なかなか難解な1戦じゃないでしょうか。水曜時点だと◎リオンディーズ〇エアスピネル▲キャプテンペリー△アドマイヤモラール、イモータル、ショウナンライズ、ボールライトニング、ユウチェンジですかね~