3重賞かんたん回顧
中学1年の頃から花粉症なのですが、これまで薬を使ったことが無かったんですよね。今シーズンは初めて佐藤製薬の「ストナリニS」を使ったんですが、多くの人がレビューしているように、効くけど副作用が凄い...。倦怠感が酷く何もできませんでした。ちょっと強すぎるなぁ。
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アーリントンカップはシンザン記念の展望段階から、注目していたレインボーラインが勝利。早めに4角で動いて、長い脚を使うという特性を引き出したデムーロ騎手の好判断でした。しかし、こういうハナ差で勝ち切ってしまうあたりが物事の「流れ」ってやつなんでしょうかね。
ショウナンパンドラの母キューティゴールドと同じ、ゴールデンサッシュとフレンチデピュティを通じるノーザンテースト≒Vice Regent、小柄ステゴ産駒で夏を越えての成長も非常に楽しみです。距離はもっと伸びても良いと思っています。神戸新聞杯とか意外と楽しみにしてたり。
ダンツプリウスは前走かなり内枠の利が大きい勝利だったので、この枠だと厳しいかなと思ったのですが。母母がStorm Cat×Fairy King×Shirley Heightsだから、Secretariat、Seattle Slew、Mill Reefとナスキロ血脈を3代に渡って継続クロスしているんですよね。
レオナルドもまだ緩いし、レインボーライン、アーバンキッドとともにこの3頭はかなり将来性が高いと思いますね。
阪急杯はミッキーアイルが貫禄の逃げ切り。終始リズムのいい走りでいよいよ完成の域に入ってきたな~という感じがしました。マイルをこういう風に逃げれる馬に完成してほしいですね。
オメガヴェンデッタとミッキーラブソングっていっつも似てるなぁ、どっちがコイウタの仔だっけ?となってたんですが、良く考えればどちらも同じヴァインゴールドの牝系。ヴァインゴールドは、Mr.Prospector産駒で母がBold Reason×ヒッチングアウェー(母Striking)×RomanだからLa Troiennne5×5などがあり、パワーを伝えますよね。
オメガヴェンデッタの方は母父がホワイトマズル、このHyperionで成長してきた感じがします。ミッキーラブソングはLa Troiennneに加え、母父ドクターデヴィアスがAllegedを持つこと持つことからか、肩が立って前脚の可動域が小さいですね。
レッツゴードンキの6着はミッキーアイルに真っ向勝負に行ってのものですから着順以上の評価をしたく、ダノンシャークも最後は詰まっただけで衰えは感じさせませんでした。
中山記念はドゥラメンテが貫禄勝ち。ダービーもそうでしたが、デムーロ騎手は出して行きましたね。4角を逆手前で走っていましたが、直線で早め先頭、これは着差以上の完勝。もう多くは語りません、今年のドゥラメンテが楽しすぎます。
エアレーションが効いていたにせよ、アンビシャスも相当な大器です。ルメール騎手の、ストライド走法の馬を内回りでストライドを殺さずに惰性を付けて上がってくる技術は武豊騎手と並んで右に出るものはいませんね。是非ともしっかりと折り合いを教えながら2000m以上で活躍してほししいです。マイルは使ってほしくないなぁ...。
リアルスティールは、中山1800でドゥラメンテにこういう乗り方をされたらちょっと成す術がありません...。皐月賞の様に、セーフティリードを取っておく形が理想でしたがドゥラメンテにこの走りをされると本当にもう...ね。ドバイターフは直線の長いワンターンの1800ですから、スローペースなら勝機ありでしょう。
しかし現4歳世代は相当ですね。ドゥラメンテ、アンビシャス、リアルスティールにサトノクラウンを加えた「4歳四天王」、「4歳4強」ですね。そして宝塚記念に全部集結するのかな~?
3歳世代も凄いので、日本競馬全体のレベルがいよいよ頂点に達した感がします。
弥生賞は中山記念をみてなおさら器予想でいきたいなと思いましたので、これはもうリオンディーズかな(^^;)
ドゥラメンテのようにレースを支配する競馬をリオンディーズがすると、コーナリングでセーフティリードをとっておきたいリアルスティールタイプのエアスピネルはどうしようもないですよね...。もしかしたら鞍上含め、リオンディーズ→マカヒキ→エアスピネルで中山記念のリプレイを見ることになるかもです。
サトノダイヤモンドが結構騒がれていますが、僕はやっぱりリオンディーズだと思うんですがね、この世代は。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)