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【皐月賞・血統考察】
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色々出ています~
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さて、いよいよ皐月賞です。
「牡馬クラシックが始まる」という、ダービー前夜とも違う雰囲気を感じています。
望田先生の忘れもしないこのエントリー...
弥生賞は例年少頭数なので、皐月賞ほど内回りにおける機動力(≒4角でハッとする脚)は必要なく、むしろダービーや菊まで直結するような中距離馬の素質や格をみせつけるレースで、もちろんヴィクトワールピサのような馬が出てくれば4角でうなりながら勝つんですが、古くはダンスインザダークとかスペシャルウィークとかナリタトップロードとか、コスモバルクとかサダムパテックとかカミノタサハラとか、こういう馬たちが格や器で勝つレースでもあるのです
弥生賞は胴長だったり、スピードの乗りが遅かったりする、俗に言う「直線の長いコース向き」の馬が勝てるレース。
弥生賞でリオンディーズは、届く・届かないで語れないレースをしましたが、タイプとしてはやはりロゴタイプ、ヴィクトワールピサ型ではなく、ワンアンドオンリー、カミノタサハラ型...
しかしそんなタイプでも、イスラボニータやドゥラメンテのように力が抜けていれば、勝てるレースでもあるんでしょう。
皐月賞向きの「ハッとする脚」を使えそうな有力馬は、エアスピネルとサトノダイヤモンド。しかしエアスピネルはどんなに外的要因が有利に働いても、弥生賞を見てしまっては勝ち切ることは不可能に近いか...。
サトノダイヤモンドは体幹の強さから道悪も苦にしないだろうし、ロゴタイプやヴィクトワールピサと同じHaloのクロスで、好位から「ハッ」とした脚を使うことができる。最も皐月賞馬らしいのはこの馬だと思います。
だけれども、やっぱりやっぱり、エアスピネルの勝ちパターンを右手前1本で差し切ってしまった朝日杯のパフォーマンスに度肝を抜かれた身としては、イスラボータやドウラメンテのような、皐月賞馬らしくない「皐月賞馬・リオンディーズ」として、ダービーに進んでほしいし、進めると信じている。
ということで、何度考えても◎リオンディーズ〇サトノダイヤモンドに落ち着く今年の皐月賞前夜です。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)