【カイザーバルについて】ダンシングキイとTom Fool
土曜のアルテミスSには、ダンスインザムードの仔カイザーバルが出走します。エンパイアメーカー×ダンスインザムードは初めてですが同血でエンパイアメーカー×ダンスパートナーという組み合わせでフェデラリストが出現しました。カイザーバルの新馬戦のパフォーマンスはかなりのもので当然クラシック候補とみています。
父エンパイアメーカーにはBuckpasser5×4というクロスがあります。Buckpasserの母Busandaは父War Admiral×母母La Troienneという最強パワー血脈で、父はTom Foolという組み合わせ。このTom Foolがダンシングキイ一族とエンパイアメーカーの相性の良さに繋がっていると考えられます。
Tom FoolはMenow×Bull Dogという組み合わせで、父父PharamondはHyperionの半兄。Menowの母父はヒムヤー系のDomino→Command→UltimusのラインのSupremusで、母母父もCommand→Peter Panのヒムヤーのライン。
一方のダンシングキイはNijinsky×Key Partnerで、Nijinskyの母Flaming Pageは3代父がBull Dogで母父がMenow、また母Flaring TopがUltimus4×4でもあります。。Key Partnerの方も母母父がTom Fool。このようにTom Foolの血統構成を多くカバーしています。
また、カイザーバルの母父サンデーサイレンスの母Wishing WellがBull Dog=Sir Gallahad5×7・7・6でもります。だからサンデー×ダンシングキイの仔は走るのか、というかその前にサンデーはどんな繁殖にも合う母系を持っているんだった(^^;
またTom Fool的な走り方というのは望田さんは「首を上手に使ってひざ下を伸ばして着地」と書かれていましたが、Tom Fool的と言われているモーリスの走りとカイザーバルの走りを比較してみると・・・
似ている!!!
帰国したエンパイアメーカーも最後にGI級の大物を出したんだと願いながらアルテミスSは観ることにします。
天皇賞は枠順が出ましたが、やっぱりヒカリがハナで、他の馬が少し突っかかりにいったところで激流というのは考えにくく、となるとラブリーデイの3着は堅いのかなというイメージ。
エイシンヒカリは差し馬な血統なのに突進できるスピードもあるというのが素晴らしい。「終い良し」な馬のはずなのに「テン良し」にもなってる。そして鞍上が「中良し」にさせてる。
— 金沢 ユウダイ (@derby6_1) 2015, 10月 29
ただイン有利だったダービーで大外から上がり最速を使ったサトノクラウンが、共同会見でルメールが「スタートを決めて5,6番手で」と言っているのだったらやっぱり信じてみたいとも思います。
そしてスピルバーグは8枠17番ですが昨年だけ走れれば連覇しても全く驚かないだけの血統で、ここまでナメられているのならば何クソという想いで◎を打っても良い。
もう少し悩みます。
【参考】