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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

土曜の注目馬 ~ 本格化の最中のナスノセイカン / ホワイトマズル≒ウインドインハーヘア etc...

 

derby6-1.hatenablog.com

 

 

メイS

以前から贔屓しているナスノセイカンアングライフェンが出走しますが、前者は目黒記念&アル共マイスターとなる可能性を秘めています。

 ナスノセイカンはハーツクライ×ホワイトマズル×タイトスポット(His Majesty×Lyphard)でLyphard4×4・5、母母ナスノフローラはHis Majesty=Graustark2×3というディアウィンクばりのすごい配合でどこからどう見ても晩成。陣営は「末脚を活かす競馬でどこまでやれるか」とコメントしていますが、「末脚を活かす競馬」しかできていないということは本格化手前であり、前受けしてこの血統のスタミナを活かす競馬ができるようになれば目黒記念やアル共くらいは持っていってもおかしくない馬でしょう。

土曜の注目馬 ~ それぞれの " 素質が開花するとき " - 4歳上500万下

最も強調したいのはナスノセイカンが「7・8番手でレースが出来ていた」ということ。Lyphard4×4・5のハーツクライ産駒が32秒台の末脚で差し切るというのがそもそも普通ではない(ジャスタウェイマジックタイムの2歳時と同じ)ので、こういうレースができるようになってきたということは目黒記念とアル共制覇が現実味を帯びてきました。

日曜の注目馬 ~ Halo≒Chieftainの瞬発力 - 4歳上500万下

 金鯱賞日経賞は着順よりも、前受けできるようになったということが注目すべき点です。ジャスタウェイ秋天もスワーヴリチャードの共同通信杯も、マジックタイムだって2歳時は追い込み一辺倒の競馬でしたね。東京1800でどういう競馬をみせるのか楽しみです。

アングライフェンはステイゴールドの満点配合ではありませんが、母レッドスレッドはパントレセレブル×シネマスコープですから成長力・底力がある配合で“函館記念くらいは勝てるのではないか”と書いてきました。京都記念はあわや馬券圏内という好走、金鯱賞も0.5秒差、また、大阪杯で厳しい流れを経験したことは更なる成長に繋がるでしょう。そして今回は鞍上が鞍上ですから陣営も手ごたえを感じているのでは...

 

Hyperion凝縮繁殖

平安Sは、超Hyperion凝縮繁殖タガノレヴェントンの仔タガノエスプレッソが2度目のダ1800でどこまでやれるか。アンタレスSは出遅れ癖が響きました。

タガノトネールHyperion的なスタミナ・粘着力が発現し1400が忙しくなり1600の武蔵野Sで強豪相手に逃げ切りました(ベストパフォーマンス発揮が期待されたフェブラリーの前に安楽死...)。であるならば、エスプレッソだって6歳7歳で1800の芝OPや2000の重賞でやれる可能性はあると思うんですがね。

 

NasrullahHyperion(ナスペリオン)

カーネーションCの有力2頭、アドマイヤローザイストワールファムオークスに出ていてもおかしくない素質馬ですが、配合にも共通点がありどちらも東京向きです。

アドマイヤローザハービンジャーに、母アドマイヤテンバはクロフネ×アドマイヤグルーヴですからエアグルーヴのHornbeam≒パロクサイドのNasrullahHyperionが脈絡。イストワールファムも母母ヒストリックスターハープスターの母として著名でFairy King(=Sadler's Wells)とトニービン(Hornbeam)のNasrullahHyperionが、父ローエングリンのSadler's WellsとMill Reefに脈絡し、どちらも東京向きの重厚な斬れが発現しています。

ムーンザムーンがどういう走りをしているか思い出せないし、映像もみるのも面倒なので分かりませんが(見ろ)、彼女もローエングリンテスコボーイというNasrullahHyperion血脈を持ちますね。

しかし、ハーツクライ

と、アドマイヤミヤビ以外の5/6がNasrullahHyperion血脈を保有

また、ハービンジャーも4頭いますが

  • モズカッチャン(Nureyev、Hornbeam)
  • ディアドラ(Nureyev)

ヤマカツグレースはデインヒル≒Ameriflora3×3でちょっと例外。モーヴサファイアも勢いがありすぎる牝系ですから、やっぱり血統。

《展望》第78回優駿牝馬 ~ ヴゼットジョリー評まとめ / パワーの良好な発現 / いろんなハーツ解釈 / ペプチドサプル2017 - 4歳上500万下

★参考

blog.goo.ne.jp

 

ホワイトマズルウインドインハーヘア

東京5R(芝2000)の有力リフトトゥヘヴンは、ホワイトマズル×ディープインパクトですからダンシングブレーヴ≒Alzao2×4とEla-Mana-Mou≒Burghclere3×4(ということはホワイトマズルウインドインハーヘア1×3ともいえる)

その逆の配合である“ディープインパクト×ホワイトマズル”はスマートレイアーやミッキーグローリーやマスクオフを輩出している配合で、スマートレイアーをみれば分かるように若いときはAlzaoダンシングブレーヴ的な斬れをみせるのですが、だんだんとBurghclere≒Ela-Mana-Mouのスタミナ・粘着力が発現してきて今では牡馬相手の中長距離重賞で互角に戦えるまでになりました(これはディープインパクト×キングカメハメハデニムアンドルビーが3歳時はAlzao≒ラストタイクーンの影響でJCでキレッキレだったのに、いつしかフェアリードールのHyperionが発現して阪神大賞典宝塚記念で好走するようになった...という事象と同質)

リフトトゥヘヴンはマズル×ディープの牡、どんな馬に育つのか興味深いです。

スマートレイアー

ミッキーグローリー(母マズル×トニービンというのも良い。5歳、長期休養中)

レッドアフレイム(母マズル×シルバージョイ、6歳で2勝目を挙げる)

マスクオフ(初年度産駒、間違いなくOP級だった。)

ヤマニンペダラーダ(3歳!)

トゥモローワールド(中央3戦、3着が最高)

母スカーレットドレス(3歳、全兄レッドアフレイム)

母メリッサ(2歳)

母ヤマニンエマイユ(2歳)

母スノースタイル(1歳)

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog

栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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