中京2歳Sかんたん考察
だいぶ間隔があきましたが文章を書くことは続けています。
中京記念は、1年の中でも相当難しい重賞だと毎年感じますね~
【中京記念】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS
こちらからも迷っている様子がうかがえるかとw
今日の狙いは
福島9R三陸特別◎リアリスト
母がNumber≒Nureyev2×4で、これはダ1700合うでしょう。前も流れそうですし、好枠引きました。
函館11R函館日刊スポ杯◎サンシカゴ
内枠を捌ければこのクラスでも差のない競馬、リキアイワカタカ産駒なのでどうしても人気しにくいんですよね。
アブマーシュは北海道の内枠なら常に▲だし、モンマックスもノーザンテーストのクロスですしレース振りを見ても枠に恵まれないだけ。ここまで人気が落ちているのなら無欲差しに期待しても面白いかもです。
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さて、今週は2歳世代最初のOP競走が二鞍行われます。(ラベンダー賞なくなったんだもんなぁ)
ここに出てくる馬については1度ブログでも触れているので、それを簡単にまとめてみるとします。
サトノクロノス
母父がCourtly Dee直仔のトワイニングで、母母がBold BidderとSir Gaylordを持ち、母自身はWar Amiral4×5、柔らかさとパワーのバランスでは及第点だろうということでPOGでも迷ったくらいです。
今一度考えれば、これは米血に偏りすぎていてGIはではいかない馬でしょう。中京2歳のレベルなら勝っても不思議ありませんが将来性はそこまで感じません。
ディーパワンサ
母ポロンナルワはRahy×シンハリーズでGlorious Song2×3 不調のブリランテ産駒ですが、自身もディープ産駒らしくなかっただけに軟質な血を取り込んだ方が良いかもしれませんね
Red God≒Halo2×2のスピードがある「Rahy丸出し」と望田先生は仰られていましたが、この馬は「ディープブリランテ産駒」ではなく、「ポロンナルワ(Rahy×シンハリーズ)の仔」として見た方がいいでしょうねw
1400ベストでしょう。
アンノートル
Roberto5×4でもありますが、母がタイキシャトルにDarshaanにSecretariatを持つのでパワーを伴ったストライドで走っているという感じ。ただ配合にナスキロ+αの整合性がないですし、やっぱりアイルハヴアナザー産駒から芝の一流馬は厳しいだろうなぁと。パワーマイラーとかは出てくると思いますが、やはりダートの長いところなのか...。
アイルハヴアナザー産駒のウインクバックが人気の一角ですが、先週アンノートルがデビューした時に望田先生がこのようなことを書かれていました。
アイルハヴアナザーは芝で追ってフォームが変わらないタイプが多いので、ナスキロ柔さを補う配合がいいのかな
下記エントリーでも軽く触れたんですが、アイルハヴアナザーの父Flower AlleyはMr.Prospector3×3、自身も突き詰めればNasrullah≒Royal Cherger7・7・8・8・7・8・9・8×7・7・7・7・8でもあるから、無理やりにでもこういう血を入れて芝向きの体質にすることがまず先決なんじゃないかということで、アンノートルもCaerleonやDarshaanを持ちます。
何というか、強引に芝向きにしている感じがして、アイルハヴアナザーが超一流の種牡馬でもない限り重賞級は厳しいんじゃないですかね。
今回に限っていえば、上位人気2頭とそこまで差があると思いませんから狙ってみたいところ。
ジュンヴァリアス
デュランダル×ブライアンズタイムでHail to Reason4×4、母はRoberto2×5なんですが、母母ゴッドインチーフがコマンダーインチーフ×Chief's CrownでSir Gaylord≒Secretariat5×4、この影響もあるのかパワーを伴ったストライドで走ります。ただ、芝で切れ負けするけど、小回りダートも合わない...という馬になる可能性も否定できないですね。しかし注目。
「パワーを伴ったストライド」で思い出されるのはミッドサマーフェア。君子蘭賞やフローラSをみると分かりやすいと思います。中京は合っていそうですね。
ということで、レースに関していえば妙味があるのはアンノートル
そしてジュンヴァリアスにも期待(って単10倍切っとるがな)。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)