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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

ドバイミーティングと高松宮記念回顧、Seattle Slew~A.P.IndyとCalifornia Chrome

どこから書いたら良いものやら。望田先生のブログはコメント欄がかなり面白いんですよね。

ちょっとUAEダービーとワールドカップは共通点があるのでそっちから書いてみようかな。

 

ラニはサンデーサンレイス×Sadler's Wells×Ribotの字面通りスタミナを伝える繁殖牝馬ヘヴンリーロマンスの仔で、アムールブリエ、アウォーディーのようにスタミナが求められるレースで強く、ヘヴンリーロマンスはクリソプレーズと共に日本ではスタミナ&パワーという面ではトップの繁殖牝馬なのではないでしょうか。

以下『血は水よりも濃し』コメント欄より引用です。

ヘヴンリーロマンスの仔たちとかシビルウォーなんかは、欧州で走ってたら12Fの重賞勝ってるんじゃないかと思わせますね

 しかしポーラーリヴァーが最後同じ脚色になっていたから、完全に持続力の勝利やな 

ラニ大飛びだなぁ

丸内調教助手3/21Twitterより
アウォーディー、アムールブリエ、ラニの3兄弟を担当しましたが、意外にも走り方は違っています。ラニが一番ストライドが大きいですね。その分、スタートダッシュが甘いのかも知れません。
(https://twitter.com/eishumaruuchi/status/711917883178274816?s=09)

ナスキロ血脈の多さでいうとラニ>アムール>アウォーディーですね

Seattle SlewA.P.Indy→Pulpit→Tapitと繋がるサイアーラインですが、Seattle Slewはナスキロ血脈でもありますが、母My ChermerがStriking=Busher3×3というWar Admiral+La Troiennneパワーとのバランスが絶妙なんでしょう。それがここに繋がってくるのではないかなと思うんです。

何というか、ストライドで悠然と捲るのがSeattle Slewよね

 

A.P.Indyも母Weekend SurpriseがSecretariat≒Sir Gaylord1×3というすごい近親配合ですが、Buckpasserが入りBusandaでWar Admiral+La Troiennneパワーも継続しています。

 

ワールドカップを制したCalifornia Chromeは、母Love the ChaseがDance Number≒Polish Numbers2×2というすごい近親配合で、両者の母Numberd Accountはアサティスなどを送り出す名繁殖牝馬で、Busanda≒Striking2×3のWar Admiral+La Troiennneのパワーが満点。

と、ここまで読めた時点でCalifornia Chromeの配合自体はどこがすごいのか望田先生に質問してみたところ...

かなざわくん、そこはサラbloodを読みなさい!というのは冗談で、緊張→緩和のリズムが良いのと、Bold RulerPrincequilloWar AdmiralとLa Troienneのクロスのバランスですね
Love the Chaseはたしかに凄い配合だけど、War Admiral+La Troienne的パワーに偏ってるので、そこにナスキロ柔すぎるLucky Pulpitを配したことで、Seattle SlewA.P.Indyと継続されてきたバランスを完全に再現していると言えます
決してチャンピオンじゃない両親、柔らかすぎるLucky PulpitとマッチョすぎるLove the Chaseとの間に生まれた名配合のチャンピオンなのです

わかりやすいのはですね、Seattle Slewの血統表とCalifornia Chromeの血統表を並べてみてください
感動的に同じことをやってます

War Admiral+La Troiennneパワーに偏っているMy ChermerにBold Reasoningを持ってきたSeattle Slew、ナスキロとWar Admiral+La Troiennneパワーを継続したA.P.Indy

War Admiral+La Troiennneパワーに偏っているLove the ChaseにLucky Pulpitを持ってきたCalifornia Chrome

確かに母系にはSir Gaylordがあり、A.P.Indyの再現性が高いのかなと思ったりもします。

 

ドバイから一時帰国はせずKY直行らしいですが
たしかにみなさんご指摘の通り
出脚とかエンジンかかるまでのヨッコイショ感は
少頭数なベルモントに向いてるでしょうから
5月の結果は気にせず
6月までの遠征スケジュールを組んでいただきたい、
とこういうときは個人馬主っていいですね。

そうですね、A.P.Indy系もベルモント競馬場は得意ですから(・∀・)

 

 

ドバイターフはリアルスティールが快勝。トップスピードに乗る速さで抜け出し、2着馬の追撃を凌ぎ切ったのはこの馬の本質を表しているといえそうですね。

完勝(・∀・)抜け出すときの脚が違ったな

中山記念毎日王冠で勝ち負けになる馬なら、勝ち負けになるんですよね(・∀・)

 バキューンと抜け出して決めましたね
やはりジェンティルドンナに近い

 ミエスクの血を引きディープの孫であるリアルスティールがドバイで勝ったのは大きいですね。
種牡馬入りが楽しみです。

 エイシンヒカリもリアルスティールも、チャンピオンじゃなくても、「1/4サンデーサイレンス」のふつうの一流中距離馬で勝てるんですよね(・∀・)

 

シーマクラシック、ドゥラメンテは2着に敗れましたがこれは強い2着でしょう。左回りで右脚の蹄鉄無しで走るともうずーっと左手前ですから、これで2着確保はさすが。

 左手前の爆発力を知っているならば、やはりシャンティイの舞台は楽しみです。

 

 ワンアンドオンリーは先行する気満々でしたが、内枠ということもあってかインの番手に閉じ込められてしまいました。4角でいつものようにズブさを見せて、直線盛り返したのはこの馬らしいといえますし、やはり後続を離した先行をするしかなさそうです。それでも力はやはりあるんですよね。天皇賞に出てきたら、ビートブラックできると思って問答無用で◎にします。それくらい好きな馬、好きな血統!

 

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高松宮記念

◎⑱ハクサンムーン

〇④ビッグアーサー

▲⑧アルビアーノ

△①ブラヴィッシモ

△⑥ミッキーアイル

ハクサンムーンは母母のTom Fool5×6から譲り受けたと思われる天性のスピードで、スプリントらしい流れで引っ張った方が好走できる生粋のスプリンターであることは3年前ロードカナロアの2着となったスプリンターズSや前走のオーシャンSが証明している。Bコース替わりで芝が刈られスピードの活きる馬場状態、大外枠も被されないからむしろプラスだろう。やはりスプリントGIは最もスプリンターらしい馬に◎を打ちたい。
〇ビッグアーサーは母がSadler's Wells≒Nureyev3×2という近親配合で、スプリンターらしいムチムチの馬体。前走は枠の差で、一転この好枠であれば勝負になる。
馬券はここまでだが、超良血の▲アルビアーノはNHKマイルでもマイルCSでも◎だからこれ以上下げられないし、好枠と鞍上が魅力の△ブラヴィッシモも面白いか。△ミッキーアイルはスプリンターではないだろうからこの距離で頂点を極めることはできないとみた。

 

この流れ、時計の出る馬場状態となると、1400型の馬は脚が貯まらないし、最後差し込んで来て掲示板争いということになりますよね。アルビアーノエイシンブルズアイはそういうことなんじゃないかと思います。

ビッグアーサーについては、望田先生の回顧文をにやにやしながら読んでいました。

ここはビッグアーサーかアルビアーノか、非サンデーの好配合2頭のどちらから入るか、今週になって芝コースが驚くほど高速化したこともあり、前日予想の締め切りギリギリまで◎は迷ってました

一つ大きな違いは、全米が号泣する名血名牝系のアルビアーノは仮にここでビリでも、この先大きなタイトルと無縁でも、牧場に帰れば宝物のように大事に大事にされて、ディープインパクトをはじめサンデーサイレンス系の有力種牡馬と交配されることでしょう

しかしビッグアーサーが種牡馬入りの道を切り開くためには、言われているように幼時の怪我の影響で左回りのほうが得意だとすればなおのこと、今年か来年の高松宮を勝つしかない

最後はそんな心情的なところで◎を決めてしまったようなもんで、だから馬券も大人しくワイドにポンと入れて観てましたが、直線は久しぶりに「交わせえええっ!勝てえええっ!種牡馬になれえええっ!」と大きな声が出ました(・∀・)

 

馬場などは色々なところで話されていると思うので、ここでは少しアクティブミノルについて考察してみたいと思います。

朝日杯5着をみても、ファルコンS2着をみても安易感はありませんが弱い馬ではないことは確か。血統的には母ピエナアマゾンがアグネスタキオン×Kingmamboなので、アグネスレディーMiesqueを通じてLady JurorとHyperionを継続して交配されている点に好感が持てます。

父スタチューオブリバティは、母Charming LassieのStriking=Busher≒Busanda5・5×3など米血が優っているのかなと思うので、こういう欧州的な粘りの血を持って来るのは良さそうですよね。

 

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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