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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

第32回ホープフルステークス 有力馬の血統

今年の2歳牡馬は、相当な粒が揃っているのではないでしょうか。

2010年のエイシンフラッシュ世代を思い出します。

では。

 

ロードクエスト

母はGold Digger≒Bramalea4×4、母母がリアルシャダイ×ノーザンテーストという字面以上にしなやかで外回り向きの斬れ方をするのはBold Bidder≒SecretariatBold RulerPrincequilloが共通)4×5の影響だろう。また、3代母ジレアーブリッジがBull Dog=Sir Gallahad4×4、母母父リアルシャダイがAdmiral Drake≒Bull Dog=Sir Gallahad5・5×6・6と、Bold Bidderの母High BidのSir Gallahad5×4というPrincequillo以外の部分も押さえられているのもポイントではないか。ただ、外回りで斬れるためにRibot6×5やRobertoの地を増幅するHail to Reason4×5とGold Digger≒Bramalea5×5などは邪魔になり、体質的な硬さが出てこないかという不安もある。現状は中山<東京で、出遅れ不安、スローペースの中山でどこまでやれるか。ここもあっさりなようだと、これまた考えものだ。

 

バティスティーニ

キングカメハメハMr.Prospectorのパワーと、Miesqueのスタミナ・持続力と、ラストタイクーンの斬れという3つの要素をもっているオールラウンダーな種牡馬。バティスティーニはキングカメハメハ×サンデーサイレンスだから、残りの1/4にあたる母母がどういう血統かが重要になってくる。バティスティーニの母母ビーバップはHyperion×Bull Leaのアンバーシャダイに、Raise a Native×ヒムヤー系のレイズアボーイに、5代母Eilan AigasはCounsel(Court Martial産駒)×Owen Tudorだから、Mr.Prospectorのパワーと、Miesqueのスタミナ、つまりKingmamboを増幅している配合といえ、だから京都内回りで圧巻の捲りを披露できた。

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Mr.Prospectorだけでなく、Miesqueも増幅できているのがポイントで、スピードで捲ってスタミナで受けるというLady Jurorらしい競馬ができ、それはつまり中山2000、皐月賞向きであるということだろう

 

と書いていたら、望田さんが月曜の記事で、Kingmambo≒ビーバップ2×3といえる、ということを書かれていました。Mr.Prospector≒レイズアボーイなんですね~

 

アドマイヤエイカン

叔母にフサイチエアデール、近親にフサイチリシャールライラプスやハピネスダンサーなどがいる早期から活躍できるラスティックベル一族。ラスティックベルはRaise a Native2×3、Nasrullah≒Royal Cherger4×3だから強靭なパワーとスピードを伝える。アドマイヤエイカンの場合はワンアンドオンリーと同じようにBusanda≒Blue Eyed Momo6×5というニアリークロスで更なるパワー補強に成功している。母父フレンチデピュティだから、ナスキロ血脈を取り込んでいないことはないが、少しパワーに寄り過ぎているイメージで、クラシックで勝負になるとすればダービーより皐月賞だろう。パワー任せに内回りを捲れるからここも大崩れはないだろう

 

ブラックスピネル

母モルガナイトは有馬記念に出走するリアファルやマリアライトと同じキャサリーンパーの牝系。4歳の春に引退したが、通算4勝を挙げ、レッドディザイア秋華賞では6番人気に支持された。タニノギムレットを配されたブラックスピネルは、Ribot5・6×8・5が目立ち(血統を4分割したら、父父・父母・母父・母母全てRibotを持っている)、Hail to Reason4×5、Bramalea≒Gold Digger4×5でもあるから、父父ブライアンズタイムの血を増幅した配合といえる。また、タニノギムレット×キャサリーンパー牝系という重々しい血統の中で、母父アグネスデジタルという存在は大きいのではないか。SecretariatRivermanとナスキロ血脈を取り込んでいる点にも好感が持てる。とはいえRibotの強い中長距離馬だから、フェノーメノのようなイメージで、本番で強いタイプと推測できる。

 

プランスシャルマン

叔母に先週ターコイズSを制したシングウィズジョイ、3代母は桜花賞3着のフリートーク。ジャングルポケット×サンデーサイレンスに母母父がノーザンテーストだからHyperionの濃い配合で、芙蓉Sをみると走法も、岩田騎手の乗り方も同じくHyperionが強いアドマイヤデウスの日経賞によく似ているここはスロー必至だから、捲ってHyperionを活かす流れにしたいところ

 

ブレイブスマッシュ

父トーセンファントムはネオユニヴァース×トニービン×ノーザンテースト、3代母スカーレットブルーはノーザンテースト×スカーレットインク、さらにリアルシャダイも持つから母母アナスミナビリスはAlibhai5×6を持ち、自身はノーザンテースト4×4。プランスシャルマン同様Hyperionが強いが、ブレイブスマッシュは走法的にはHyperionといったイメージは無く、Robertoが強く出ているのか小刻みなピッチ走法をする。東京→中山のコース替わりはプラスだが、この燃費の悪い走りで400の距離延長をどう誤魔化すかだ。内枠を引けば鞍上が鞍上なだけに可能性はありそうだ

 

ハートレー

ウィキッドリーパーフェクトはSecretariat4×5・4だから、ハートレーはSir Gaylord≒Secretariat6×5・6・5。この字面ほどの緩さは感じないし、母父がGraustarkを持っていたり、母母がHeliopolis7×4を持っていたりしてBurghclereと脈絡し、底力を補強できているのも好感が持てる。とはいえ、やはりストライドで走るからスローの中山内回りで積極的に推せる血統ではない。古馬になってから大成するディープ産駒だろう

 

ノガロ

秋華賞2着、府中牝馬Sに勝ったムードインディゴの2番仔で、ラブリーデイと同じキングカメハメハ×ダンスインザダークの組み合わせでGraustark5×6。母母リープフォージョイはTudor Minstrel産駒で、Son-in-Law4×4だからLady Jurorを増幅させた配合をしており、この部分はMiesqueと脈絡する。他にもPharos=Fairwayの全きょうだいクロスがあり、Fail Trialを増幅させているし、4代母がNasrullah3×4など適度にMumtaz Begumの血を取り込んでいるのも良い。とはいえ走法はラブリーデイのようなピッチ走法だから、中山2000は合うはずだ

 

ディーマジェスティ

ディープ産駒だが、母の影響が強いパワーマイラーというイメージで、兄セイクレットレーヴは小回りが巧いし、東京だとスローで穴を連発させる。同じく兄ワールドレーヴもローカル2600を捲らせると巧い。内枠を引けば一考したい。

 

水曜時点では、

◎バティスティーニ

〇アドマイヤエイカン

▲ロードクエスト

△ブラックスピネル、プランスシャルマン、ノガロ(内枠)、ブレイブスマッシュ(内枠)、ディーマジェスティ(内枠)、

 

ってとこですかね~

ホープフルは2歳戦ということもありスロー必至ですけど、もしバティスティーニやプランスシャルマンあたりが早めに捲る競馬を...したところでも枠は重要だな(笑)

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