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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

共同通信杯、京都記念 回顧

最近は「1日競馬を見続ける」ということをしていない(そうするとどうも頭を使ってしまって、夕方以降なにも出来なくなる...)ので、あんまりその日の細かい馬場状態などは確認してないんです。Twitter頼り(笑)それでも東京は内、京都は田んぼ外伸びというのは想像できましたが。

たいだいレース、特に重賞は、結果を自分の中に落とし込むことができるのですが、今日の2つの重賞だけはちょっと難しかったです。昨秋のショウナンパンドラが勝ったオールカマー振りくらいです。

 

共同通信杯

◎⑩ハートレー

○②リスペクトアース

ハートレーはSir Gaylord≒Secretariat6×5・6・5、Promised Land5×7で、母がA.P.Indy系Congrats×Tactical Cat(Storm Cat×Caro)だからストライド走法に出たのは順当なのですが、兄キングリオがダート馬なように母父のStriking≒Busher≒Searching6・6×5などによる米血パワーが伝わっていて跳ねるような「パワーを伴った大きなフットワーク」であるのが良いです。また、NearcticやHeliopolisなど欧血も豊富で底力もあり、ダービーを1着で駆け抜ける馬のイメージに近いのは僕の中ではハートレーがまだ1番です。
リスペクトアースはFall Aspen要する4代母Change Water牝系で、Change WaterにAllegedを配された3代母BrackishがWar Admiral4・5×5・3、自身は父マンハッタンカフェですからAlleged4×4にもなっておりこのパワーを、2代母Sauveteur→Street Cryで母アースグリーンがMr.Prospector3×3、そして自身はHalo≒Bold nesian3・5×5と日本向きの軟派のスピードを注入した配合。胴長でワンアンドオンリーのような大きなフットワークは、前走のような内2000よりも広いコースでこそ活きるだろうし、1800mはやや短いだろうが現在の馬場状態を加味すれば十分に粘り込みは可能とみました。菊花賞に出てもらいたい馬です。

きゃめろっとさんの競馬予想|共同通信杯 GIII - 2016年2月14日東京11R|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

 

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ディーマジェスティは、母母シンコウエルメスが英愛ダービーキングジョージを制したジェネラス、マイラーズCセントウルSを制したオースミタークーンの半妹という良血馬。その産駒(ディーマジェスティの叔父、叔母)には中京記念マチカネオーラ、ステイヤーズS2着、エリ女3着のエルノヴァなどがいます。

シンコウエルメスの叔母がTrillionというGI馬(GI2着が10回!)で、その産駒にはオープン時代の富士Sを楽勝し、ジャパンカップにも2年連続で出走(2年目は1.8倍の1番人気!)した「鉄の女」ことトリプティクがおり、このTrillionからは昨年引退したTreveフリオーソ、アンコイルドらが出ています。

Trillionの母、ディーマジェスティの4代母Margarethenからは他にもクロカミ→クロウキャニオン(産駒ボレアス=マウントシャスタ=カミノタサハラ=ベルキャニオン=パラダイスリッジ=ラベンダーヴァレイ)のラインが日本で発展しています。

ディーマジェスティの兄2頭、ワールドレーヴ(父ファンタスティックライト)とセイクレットレーヴ(父アドマイヤムーン)はRibotのクロスを持つからか、前脚の可動域が狭く東京だとスローペースで究極の上がりで上がってくるような馬です。ワールドレーヴはGraustarkのクロスですから2600で捲る競馬で結果を残してもいます。

エルメスティアラは付けられている種牡馬だけを並べればブライアンズタイム×Sadler's Wells×Master Derbyで、Master Derbyは母系にEight ThirtyやBull Dog=Sir GallahadやWar Admiralなどパワー血脈が豊富です。この馬とブライアンズタイムが結びつくと結構なパワー増幅になると思うんですよね。

このような配合の母からも、いくら上がりの掛かる競馬ともいえクラシックの登竜門を制する馬を出してしまう種牡馬ディープインパクト、恐ろしいです。

僕もPOGで指名しようか迷っていたんですが、やっぱり母父ブライアンズタイムというのが引っかかってやめました。あのアフレタータの仔...ルメール騎手でファンタジーSを制した...アットウィルとファインチョイスの妹ですよ、、、キャンディバローズ!この馬も指名しようと思ったんですけどやめたんですよね。ガッツリ中長距離馬が好みだからやっぱりPOGには向かないのかもしれないなぁ。

 

ハートレーは、やっぱりパドックを見てもパワーを感じさせるし(むしろパワー型過ぎない?というくらい)、「馬場にノメッて4角で一杯一杯」とのことですが、やはり馬場適性は「蹄が地面に振れる面積?」的なものも影響してたりするんでしょうね。そしてこういう一歩の大きい馬というのは、馬のフットワークに合わせて追わないといけないので難しいと思うんですよね。

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このレースの⑭エニグマバリエートのような感じで。今日はエンジンが掛からずに終わってしまったのでこれは何とも言えませんね...。

スマートオーディンは多くの方が意見されているように、マイラーになるような調教でさらにムキッとした馬体に。それだけに1800で持続力勝負だと分が悪かったですね。

イモータルは中距離馬なので、タフな流れが良かったですね。これから距離が伸びてさらに楽しみです。マンハッタンカフェ×ショアーという馬が2歳秋のマイル重賞で勝ち負け出来ている、これだけでなかなかの大物だと思うんですよね。

リスペクトアースは良い逃げをしてくれました。こういう逃げが観たかった。少しStreet Cry×Gone Westという母が気になるんですが、牝系が良いですからね、これは追っかけ。名前も最高です。

 

京都記念

◎⑩ワンアンドオンリー

○⑦サトノクラウン

▲⑧マイネルディーン

「行く馬がいなければ逃げてもいい」、「早めに動く形がいい」と再三橋口先生がコメントしているならば◎ワンアンドオンリー以外考えられまっせん。母ヴァーチュがタイキシャトル×Danzigという短距離血統が続いていますが、それは同時に父ハーツクライの母アイリッシュダンスの持つトニービンの内包するHyperionと、Lyphardの内包するLady Jurorという持続力が武器の2つの血を継続して交配されていることでもあります。そもそも、種牡馬になれるような短距離馬は、そのスピードを持続しうるスタミナ血脈を持っているはずで、字面的では短距離血統でもクラシックディスタンスを走れる馬が出たり、逆にモーリスのようにスタミナ血統からマイラーが出ても何ら不思議ではありません。ワンアンドオンリーの場合は父譲りの胴長の馬体だから前に行って粘り込む競馬が最も合っているはずで、そういう競馬が出来た時は日本ダービー神戸新聞杯ドバイシーマクラシックなど強さを見せてきました。器用さはあまりないので、ベストコースは急坂がある東京や阪神の外回りということになるでしょうが京都外回りも悪くありません。京都大賞典は32秒前半の上がりを叩き出さないと勝負にならない位置にいたので参考外、JC、有馬記念ともに着順ほど負けていませんし、ここは極端な上がり勝負にならなければ勝ち負けまで持ち込めると思っています。
〇サトノクラウンは思い入れの深い馬で、血統の奥深さは教えてもらいましたが、よく考えるとタイプの馬ではないのかもしれません。ハーツクライワンアンドオンリーのような馬がタイプなのであって、僕の好みの久慈暁子ちゃん、林美沙希アナウンサーvs藤田ニコルちゃんみたいなものです(笑)ただ、サンデーサイレンスを取り入れていないこういうタイプの中距離馬だからやっぱり好きかw

きゃめろっとさんの競馬予想|京都記念 GII - 2016年2月14日京都11R|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

 

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けっきょくこういう予想にしたんですよww

マイネルディーン好きなんだなぁ(AJCCも◎)。ナイキアディライトマイネルディアベルを出したこの母は優秀です。

 

それはともかくサトノクラウンがやってくれました!

僕は馬を見る目などありませんから、パドックで体調などは判断できないんですが、クラシックを戦っていた昨春未満、天皇賞以上というデキではあったんでしょうきっと。

ただ体質が柔らかいというのは僕でも分かりますし、「状態がイマイチだったのに柔らかいから(かどうかは知らないけど、柔らかいと道悪をこなすイメージがある)好走した!」例として、ジャスタウェイの制した安田記念で2着になったグランプリボスを思い出します。この時は「良馬場が良い」と陣営が言っていたダノンシャークも4着に好走していて、柔らかいと距離が持つし道悪をこなすんだなぁと思った記憶があります。

しかしドゥラメンテ、リアルスティールの復帰前にこの勝ちっぷりでしょう?この世代の3強はちょっととんでもないぞ~

 

ワンアンドオンリーはここまでズブいと、かな~りストライクゾーンが狭い馬になってしまいました。さらに小頭数であろうドバイシーマクラシックは良い条件だと思うんですよね。日本のGI戦線でも「勝てる力がある」とまでは言いませんが、色々と外的要因が味方すれば「勝ち負け」は出来るはず。ズブさがあるので時計の掛かる馬場の東京2400がピンポイントですかね、4角で後続に来れれないような展開で...。こういう馬は最強馬ではないですが勝った時には「強い競馬だった」と言われるタイプなのです。

レーヴミストラルは、レーヴドスカーが結構米血も豊富で欧血と米血のバランスが良く、本当に「日本向き!」って感じの繁殖牝馬だと思うんですね。だから良馬場がいいんだろうなぁ~

derby6-1.hatenablog.com

 

公式ユーザーとして予想している「うまぐりちゃん」さんは、◎○▲△☆を選ぶと「◎の単勝」「馬連5頭BOX」「三連複5頭BOX」を購入したことになる設定なんですよね。

だから◎は来なくても、根岸Sから予想した重賞は6/6で当たってます(笑)やっすい馬連もあるのでガミッてると思うんですが...

umaguri.com

 

来週はGI、そして豪華中山記念弥生賞と続きます。春だなぁ。

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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