4歳上500万下

「血統表」と「現実」のすり合わせ、競走馬の「個性」の「解釈」

5週連続GⅠ、2週を終えて

 
逃げ切りが困難と言われている東京マイルで2週続けての逃げ切り勝ち。
基本的にNHKマイルがハイペースでVMはスローペースになる、これが通例。
これは前者が1200~1400で賞金を加算してきた馬の出走が多いのに対し、後者はクラシックで活躍してきた馬や1800Mの牝馬Sからの組が多いからだろう。
 
 
東京開催が始まってから、「差しも決まるが単純な外差しは厳しい」という仮説の下でレースを見てきた。
NHKマイルの前半3Fは34秒6、カレンブラックヒルの年に比べれば特別遅すぎるというわけではない。(前年が34秒4)
昨年は同じような流れでも外からグングン追い込んでくる馬がいた中で今年はどうか?
 
 
2着タガノブルグは1枠2番から最内を通って、3角~4角でラチ沿いが空きスッとポジションを上げることが出来た。
また直線でもベルルミエール、ショウナンアチーヴが前におり、かなり上手く脚を溜めることが出来ていた。
3着キングズオブザサンも1枠1番で最内で脚を溜めることが出来ていた。
5着ホウライアキコ、6着ショウナンアチーヴ、7着ダンツキャンサーも内枠で前に行けた馬たち。
 
 
一方4着のロサギガンティアは大外に出しての強襲だった。
強い競馬だったが、上手くスタートを切ってタガノ、キングズのように内を柴田善臣騎手が捌いてこれたかは微妙なので出遅れたことが良かったのかもしれない。
 
 
 
一方のVMは前半34秒7と例年通りのペース。
こちらは昨日の予想でも述べた通り別格の馬がいない限り毎年毎年内差しか前残りかのどちらか。
今年の結果を見てみても...
 
 
1着 ヴィルシーナ 逃げ
2着 メイショウマンボ 内差し
3着 ストレイトガール 内差し
5着 キャトルフィーユ 内3番手
6着 ケイアイエレガント 3,4番手
 
 
と、ご覧のように綺麗なまでの内差し、前残り。
ヴィルシーナは前走で早い流れ、馬群での競馬、そして片側ブリンカーとここで大敗するようなら厳しく、逆に狙うなら今回しかなかった。
 
 
メイショウマンボは1年目の飯田祐二調教師ということもあり、前走は馬を仕上げきれていなかった。まだ今回もG1仕様の仕上げではないとみて消したが力が違った。
また、いつもより枠の運もあったがいつもより前目につけた武幸四郎の好騎乗もあった。
 
 
ストレイトガールは巧く乗ったと思う。
もっと厳しく内を突いたとしたら逆に厳しかったのではないかと思う。
今年のスプリンターズSは平坦の新潟、かなりチャンスはある。
 
 
ホエールキャプチャは正攻法の競馬をした。
蛯名騎手も牡馬相手に完勝した内容からこの競馬でも差し切れると思ったのだろうが、今の東京では厳しかったようだ。強い競馬はしている。
 
 
掲示板に乗らなかった組ではまずスマートレイアー
こちらは外に出しては厳しいということを武騎手も分かっているようで、正しい騎乗だったと思う。こればかりは仕方ない。
強い競馬をしていたのはデニムアンドルビーとゴールデンナンバー。
特にデニムは器用さがないので内を突いて自分の走りが出来るかは疑問、この選択肢しかないが今の東京では厳しい。状態もイマイチの中でかなり力は示した。
 
 
面白かったのはウリウリ。
普通に外を回しては無理なので、一旦下げてのこの競馬。
流れは向かなかったがこれが最善だったかもしれない。
 
 
 
 
ということで今の東京は例年に増して内枠有利、前有利の傾向が顕著。
距離は違うが来週のハープスター、そしてダービーがどうなるのか。