サウジアラビアRC短考
グランアレグリアは、母がNijinskyのクロスで胴長、そこへきてSir Gayload≒Secretariat6×6・6だからダラーンとした斬れ方で、こういう馬を2歳のマイル重賞で信用するのはどんなものか。サトノアラジンの2歳~3歳と同じようなイメージだ。
ドラウプニルは、ルーラーシップ産駒で母がアグネスタキオン×ウインドインハーヘア。ウインドインハーヘアは伝統的英国スタミナ(HyperionとLady juror)凝縮、でタキオンのアグネスレディーが脈絡し、エアグルーヴはトニービン×ノーザンテーストだから、またHyperionとLady juror。これがダイワスカーレット的Hyperion二枚腰に出るのか、エアグルーヴ・ドゥラメンテ的ナスペリ斬れに出ているのかは分からないが、後者ならばコース替わりは◎
ハーツクライでもシュヴァルグランのようなタイプもいればマジックタイムやタイムフライヤーのような内回り捲りタイプもいるように、シャドウエンペラーはジャスタウェイでも後者タイプ。となると東京は?
アマーティとセグリオスエリオルは、父云々というより、手堅くスピードを伝える牝系ですから、こういうタイプを2歳重賞で抑えるというのはアリ。スピードならサムシングジャストも。