4歳上500万下

血統好きが大学生のころ書いていたブログ(今でもたまに更新)

Prix de l'Arc de Triomphe 2016

【凱旋門賞】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

 

Dubawi産駒は、4頭出しで、その中で勝負になりそうな馬は3頭。

そのうち3頭は、DubawiMill Reefや、Sir Ivor≒Drone(Shareef Dancerダンシングブレーヴといってもよいかもしれない)を増幅しています。

 

昨年3着で仏ダービー馬のNew Bayは、Mill Reef5×4、Sir Ivor≒Drone≒Secrettame6・6×4

ヴェルメイユ賞を制し仏オークスではLa Cressonniereに半馬身差2着だったLeft HandはShirley Heights4×5、Sir Ivor≒Drone≒Halo≒Red God6・6×4・6

こちらは、母がマカヒキと同じHalo≒Red Godだからか、Mill Reef的な斬れというよりHalo的な俊敏さが出ているような気がします。マカヒキ的。

一方PostponedDubawi×Dubai Destinationで走りを見ても、斬れというよりはパワー。時計の出るシャンティイの馬場と右回りがどうなのか。

 

あとはウマニティのコラムに書いた通りですが、ここにきて「4着までには来れるのではないか」というパスカル・ベリー師のコメントと「内枠のスミヨン」でもあるRiverman5・6×3のSilverwaveNew Bayが、枠の利を活かせばDylan Thomas以来の古馬牡馬による勝利があるのかなと思い始めました。

 

でもやっぱり走る姿が断トツで美しいのはHarzandで、このForeign Courier≒Hopespringseternal≒Monroeのナスキロラトロ的な柔らかさというのは、サトノクラウンといいミスエルテといい本当に好みなんです。「ナスキロ会」でご一緒するりろんちさんなんかは「Mill Reefらしい」と言いますし、望田先生も「Mill Reef的な野太い斬れ」と形容します。

 

ここまで書いてふと思ったのですが、これまでロンシャンとシャンティイの違いは、フォルスストレートが無く3角~4角がキツいということと、直線が緩やかに登る、これくらいで、求められる適性は大きく変わらないだろうと思っていました。しかし、ぼくの想像以上に直線の登りという影響はるのかもしれない。となるとやっぱり浮上してくるのはHarzandとNew BayとSilverwaveなのではないでしょうか。ほらこの中で3歳はHarzandだけで、やっぱりそういう落としどころになるのかなぁ...。

 

あとはHighland ReelシャンティイでNew Bayの2着だった昨年の仏ダービーが印象に残ってますが。

 

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【参考】

日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog

栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html

覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)