4歳上500万下

「血統表」と「現実」のすり合わせ、競走馬の「個性」の「解釈」

ウオッカ◆電撃引退

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歴史的名牝の走りはもう見られない。ウオッカ(牝6歳、栗東・角居)がラストランに予定していた27日のドバイワールドC(UAEメイダン)を回避、そのまま引退することが6日、分かった。4日のマクトゥームチャレンジ・ラウンド3(メイダン)で8着に敗退後、運動性肺出血鼻出血を発症。谷水雄三オーナーと角居勝彦調教師が協議の結果、引退が決定した。7日、角居師が正式に発表する。
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 希代のスーパーヒロインを襲った、2度目の悲劇。常識を超えた牝馬ウオッカの引退の日は、突如としてやってきた。
 8着に敗れた前哨戦のマクトゥームチャレンジ・ラウンド3。本番のドバイワールドCに向けて、雪辱を誓った直後のこと。レース後の上がり運動の途中で、右の鼻穴から出血が見られた。ごく微量とはいえ、2センチ差の激闘を制したジャパンCと同じ症状。運動性肺出血鼻出血を発症していることが判明した。
 右後肢蹄球炎のため、3歳時には凱旋門賞挑戦を断念。同年の秋には右関節ハ行により、エリザベス女王杯の当日に出走を取り消した。何度も挫折を乗り越えながら、7つものG1をコレクト。07年にはクリフジ以来64年ぶりに牝馬としてダービー馬の称号を得た驚異的なパワーは、比類のない精神力の強さに支えられていた。
 だが今回は違った。帰国した角居師は、6日の午後に谷水雄三オーナーと相談。熱のこもったトップ会談は、“引退”という二文字で両者の気持ちが一致した。
 2歳から毎年G1を勝ち続け、ファンに夢を与えてきた歴史的名牝。3年連続で有馬記念ファン投票第1位に選出されるなど、これほどまでに愛された馬はいない。常に全力でターフを躍動する姿に、どれだけの人々が救われてきたことか。もう十分だろう。我々はウオッカに、数え切れないほどの感動をもらったのだから‐。復活してほしいという願いは、胸の奥に閉まっておこう。
 ウオッカは数日後に、遠征先のドバイからアイルランドへ渡欧。当初の予定を繰り上げ、シーザスターズの花嫁として繁殖生活に入る。バブルの時代と一緒に華やかに舞ったのがオグリキャップなら、ディープインパクトは低迷する景気を吹き飛ばすようなスターだった。ウオッカは、どちらでもない。期待を何度も裏切りながら大舞台では劇的な演技を見せる、最高の女優だった。ありがとう、ウオッカ。そして素晴らしい産駒を産んでくれる日を、日本中が待っている。

あぁ~引退ですね。

本当に歴史的名牝です。

ありがとう。そしてお疲れ様。

ウオッカ VODKA 感動をありがとう!