4歳上500万下

「血統表」と「現実」のすり合わせ、競走馬の「個性」の「解釈」

第80回皐月賞 ~ Hyperionを活かせるのか

ルメール騎手は「計ったかのような差し」が身上、これに異論はないと思いますが、武豊騎手はサンデー全盛期のスペシャルウィークダンスインザダークの差しが印象的でもサイレンススズカキタサンブラックなど、「逃げ」こそ真骨頂だと思います。

サトノフラッグが望田先生のおっしゃるように、ディープ産駒でもコントレイルのような斬れではなく、ディープブリランテのようなHyperion的な粘着力が身上ならば、ルメール騎手というのはどうなのか。

ここで思い出すのは5年前のの皐月賞――。1番人気はルメール騎手のサトノクラウン。2戦目の東スポ杯で切れ、弥生賞で切れ、マイラーとの声もありましたが、最終的にステイヤーに近い持続力を武器とした中長距離馬に完成しました。皐月賞では(ドゥラメンテ斜行の振りもありましたが)「切れ」を活かした乗り方で6着。あえて懸念材料をいうならばココで、皐月賞向きのスピード、軽さに欠けるんではないか、と。

だからコントレイルサリオスの勝負だと見ているんですが、サリオスに関しては堀師が「メンタル面の強さなど総合的に見ても、何年かに1頭のレベルの馬だと思います」と語られているんですよね。ドゥラメンテやモーリス以来の手ごたえを感じておられるのかと想像するわけです。

もし2頭が互角だった場合、雨が残る馬場がよりプラスに向くのはサリオスではないか、いやデインヒルの影響が強いハーツだとしても、ハーツはハーツ、G1を勝ち切るなら中山ではなく東京ではないか、と行ったり来たりしています(笑)