4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

今年のクイーンSは“血統をベースにした競馬の本質論”の好例

derby6-1.hatenablog.com

 

最近は競馬に関する情報を一切遮断していて、全て自分の中で完結させてしまっていて、1週間の中で競馬のことを考えるのも1時間あるかないかという程度になっている。

クイーンSを見たのだが、私はアエロリットはNureyevが強調されたナスペリオン(NasrullahとHypeion)的な胴長で重厚な斬れが持ち味だと考えているから、極論をいえばドゥラメンテが札幌1800を走るようなものなので、鞍上にしてみれば内で窮屈になるということだけは何としても避けたかったはずだ(その懸念に追い打ちをかける内枠でもあった)。しかしその懸念を払しょくするレースをいとも簡単にやってみせてしまうのだからすごい。
アエロリットとは対照的に、Fair Trial譲りの小脚で走るトーセンビクトリーは斜行してしまったが内枠を活かし切った。あの4角の、“無駄なエネルギーが掛かっていない感”こそがFair Trialなのだろう。

この2頭はどちらもNureyevが入るのに、対照的な個性が発現した。これこそNureyevの二面性であり、“血統表が現実にどう発現しているか”、“競走馬の個性の解釈”という、望田先生から学んだ“血統をベースにした競馬の本質論”の好例である。

話をアエロリットに戻すと、秋華賞も内回りだから昨年のように緩い流れで器用さが要求されるケースが多いが、一昨年のように激流で決して内回り向きとはいえないミッキークイーンとクィーンズリングの外差し決着ということもなくはない。ただ、やはりナスペリオンなのであれば急坂があるコースで持続力の差別化があってこそだろうから、NHKマイルと同コースのVM安田記念、来年以降は天皇賞(秋)でも3着争いをできるくらいの馬になってもらいたいところだ。