4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

ノヴェリストとロードカナロアとNorthern Dancer / 安田記念かんたん考察

 
ノヴェリスト

ノヴェリストは父は異系Monsunですが母Night Lagoonは独牝系でもLagunas×Night ShiftでNorthern Dancer4×3

阪神5Rを勝ったヴァイザーは、母がアドマイヤベガ×ソニンクでNorthern Dancer4×4のバイスハイトで、自身はMonsunを1/4異系とする3/4Northern Dancer(6・5×5・5)で配合的には決まっているのでしょう。

Northern Dancerクロスのディープ牝、ただでさえNorthern Dancerだらけのキンカメ...“母Northern Dancerクロス”で成功しているサンデー孫の相手として期待は高まりますね。

 

ロードカナロア

東京5Rを勝ったステルヴィオは母母アズサユミが非Northern Dancer

しかしやっぱりロードカナロアは柔らかいんですね。ダート馬はホッコータルマエのような馬は出ずに東京ダ向きの馬ばかりでしょう。

 

安田記念

アンビシャス安田記念に出走するそうです。残念です。

テンは速くはならなさそうですから出していけるかもしれませんね。ただ“周りに馬がいると掛かる(昨年の大阪杯での先行は外枠だった)”気性があるのであれば難しいでしょうか。この鞍上ならこの枠からどこかで外目3番手にいても驚けないですが(^^;)

やっぱりこの馬は、秋天激流(近年は激流になりにくいのだが)か、JCでエピファネイア的先行なのです(256回目)

誰もが知っているように“能力はGI級”のアンビシャスについて2年間考えてきて、私はこの馬の最大パフォーマンス発揮の場は、“秋天かJCで先行したときだ”と主張し続けています。

父がSpecial=Lisadell4×4・3(父Forliが代表的なHyperionとLady Juror血脈)のエルコンドルパサー、母がTudor Minstrel5×6・5(父父Hyperion、母母Lady Juror)、その母Carnival SpiritはTudor Minstrel以外にHyperion6×3というHyperionとLady Jurorの塊であるカーニバルソングはダイワスカーレットキャプテントゥーレキタサンブラックの持続力の源と同じ血を増幅していて、“ダイワスカーレットキャプテントゥーレキタサンブラックの母はカーニバルソングです。だからあんなに粘れるのです”と説明されても納得してしまうくらいです。

ディープと配され、BurghclereとFlower Bowl、Welsh Pageantが強く脈絡。ディープの底力をガッチリ増幅しています。

 

こういう極めて持続力≒スタミナ≒底力に富んだ配合で、どちらかというと大箱向きに映るから秋天かJCなのです。

近年はなりにくいのですが、トーセンジョーダンジャスタウェイの年のような流れになれば、間違いなく勝ち“切る”ことができますって。

また、JCでは名手による(横山典弘騎手)エピファネイア的な先行ができれば、抜け出して後続を凌ぎ“切る”ことができますよ。

《回顧》第61回大阪杯 ~ 秋にはカーニバルソングのHyperionとLady Jurorを活かし切らなければならない! - 4歳上500万下

 

サトノアラジンStorm BirdNijinskyのパワーが、昨秋ではまだ完璧に発現していないととれるコメントを池江先生が出していましたから、今年は無条件に大注目なのです。緩い流れの秋天でもそこそこやれるくらいの能力を感じるんですがね~

もう1頭、馬群が大嫌いなヤングマンパワーにとっては良い枠&馬場バイアスではないでしょうか。同じデインヒル系の牡馬であるフルーキー的な1800寄りの斬れですからマイルの緩い流れは歓迎でダラッと流れ込めないか。

エアスピネルが気を抜かないで走れそうな枠(いや、気を抜いたとしても好走確率は最も高いと思うが)なので買うなら先述2頭への馬連ワイドかなぁ。

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog

栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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