4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

ダービー前々夜思索 ~ ダイワキャグニーはレイデオロにも劣らない好配合ではある

うーん、ダンビュライトは内枠がプラスに出るイメージがあまりないですよね。隊列はクリンチャー、その後ろにマイスタイルとトラストという形で簡単に決まりそうな気がしますが、こういうすんなり想像がつく展開予想というのは外れることが多い(^^;)

 

それでも、その予想通りに昨年のような緩い流れになれば、有力どころでは①スワーヴリチャードの“詰まり“事案が発生する可能性が高まる(内枠が巧い騎手ではあるが)、②アルアインペルシアンナイトの2000寄りの瞬発力が活きる(後者は折り合いが難題となるが、それについて鞍上は巧い)、③ピッチ走法レイデオロの瞬発力も活きる(が、前受けできないとトゥザワールド的脚の余し方の懸念アリ)、④アドミラブルには厳しい、ということは考えられる...

 

サトノアーサーの右手前得意説とは反対に、ダンビュライトは中京の新馬でもサウジアラビアRCでも直線半ばで左手前に戻してからの伸びが素晴らしく、ドゥラメンテと同じ右手前<左手前ならば左回り<右回りではありますが、過去の左回りのレースでは早めに左手前に戻している...ということはドゥラメンテ的再加速で好走するかも?(ルーラーシップ×Rivermanなら東京がマイナスとなることはないだろうし)

 

クリンチャーディープスカイ×ブライアンズタイムのGraustark5×4、Danzig4×3で、母系の奥にも複数のHyperionとFair Trialがあり、ディープスカイのナスキロ的な斬れというよりもアグネスレディー的な、ダイワスカーレット的な粘着力を増幅した配合で、こういうタイプがダービーに出ること自体が感慨深い。

それでも懸念している事案が最も起こりにくそうなのはスワーヴリチャード→サトノアーサーとみてますけどね。

 

それと今になって無性に気になるのがダイワキャグニーで、この馬はセレクトで1億超え、POGでも話題になっていましたがデビューは11月まで遅れました。

配合的には、成功例多数のキングカメハメハ×サンデーサイレンスで、残りの1/4部分である母母トリプルワウがナスキロ(Royal ChergerとPrincequilloなのだが)のクロス。また、トリプルワウはTom Fool≒Attica4×3であり、ここがキングカメハメハTom FoolTom Foolとも脈絡。(レイデオロも、母ラドラーダはAlanesian≒Tom Fool≒Attica6×5・6(Boldnesian≒Sir Ivor6×5ともいえる)です)

だからトリプルワウ緊張→サンデーサイレンス緩和→キングカメハメハ緊張という配合系になっていて、自身はナスキロと父のMill Reefが呼応して体質は柔らかく、Buckpasserもクロスしている...という「ある程度は間違いなく走ってくる」という好配合で当然POGでも注目しましたが、逆にいえば爆発力がないのではないかという懸念もありました。しかしダービーまでに3勝すれば懸念は杞憂に終わったといって良いでしょう。

東京3戦は、相手云々もありますがどれも完勝でしたし、アエロリットでNHKマイルを制した菊沢厩舎、ソウルスターリングオークスを制した社台ファーム生産馬、個人的に北村宏司騎手の泥臭い騎乗は好みですし、どうしても気になるので書いておきました。鹿毛の実力馬な気がしてならない...

 

 

土曜は大して注目馬いません~

 

derby6-1.hatenablog.com

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog

栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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