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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

今日の競走あれこれ

昨日の新潟新馬コンデュイットには驚きました。ただ、ちょっと怠慢なストライドにみえたので俊敏なディープっ仔たちとは3歳時には勝負にならない気がしますが...。

 

関屋記念はちょっと昨年に続いて◎レッドアリオン以外考えられず。もう全国のファンが分かりきっていることなので書く必要もないと思いますが、レース映像を観るとやっぱり「抜かれたくない」感が強い走りをしますよね。エリモピクシーの仔でも、アグネスレディーとエリモシューテングが脈絡して、粘り・我慢強さが魅力の1800馬といったところなんでしょう。真ん中の枠はマイナスですが、この鞍上ならばハナへ行ってくれそうです。

カレンケカリーナの配合は下のエントリーにまとめましたが、柔らかい馬で外回り向き、それにUnbridled's Songですから平坦の方が合っているようにもみえ、長岡Sの内容からもこの舞台はおそらくベスト。

derby6-1.hatenablog.com

 

新潟5R新馬には穴指名したPOG馬が2頭。

クイーンズスタイルは望田先生が以下のエントリーを出されていましたが、Hornbeamのクロスと、Specialのクロスという相反する要素を併せ持つ「二兎を追った」配合。それでも総合力は強化されますから悪くないと思ったんですけどね。

トランプカードサンデーサイレンス2×4、Halo≒Boldnesian3×5・6

トビーズコーナー産駒のゴールドコーナーは3代母AmiratiがDanzig×Weekend SurpriseですからChief's Crown≒Amirati4×3というDanzigSecretariatの3/4同血クロス。これは父産駒の唯一の中央勝利馬とまったく同じニアリークロスです。

db.netkeiba.com

 

新潟6R新馬では、注目のエピカリスがデビュー。メイショウナルトの3/4弟で父はゴールドアリュールのNureyev≒Sadler's Wells3×3、さらに母はマルゼンスキーを持つのでNijinskyPrincequilloPharamond(=Sickle)でゴールドアリュールの母母Reluctant Guestを増幅していることにもなるんですよね。ちょっと走らないということは考えにくいです。

ワークフォース産駒のウォーターメロンは父のニアリークロスを継続したNureyev≒Sadler's Wells5・3×3なのでそこそこ走るんでしょうが、タヤスツヨシらのMagic牝系でこの父にこういうパワーはもういいよ...と悲しい気持ちになります。

 

エルムSは流れは分かりませんが、言いたいことは2点。

クリノスターオーは爪不安が解消し、昨年より状態は上、さらにここにきて「成長」を感じるとのコメントが出ていますが、それはアスカノロマンが圧勝した平安Sを2番手から粘り切った平安Sのレース振りに表れていますね。父のトニービンと母のSpecial、母母父Gold Alertの母のHeliopolis4×5、このあたりが影響しているんでしょう。良馬場ならさらに粘着力の威力は増すはず。

ロワジャルダンはスキーパラダンスの牝系で、年齢を重ねると段々と粘着力が魅力のタイプになっていくのではないかと思います。東京よりは1週の方が合っているタイプで、まともなら好勝負だと思うんすがねぇ。

モンドクラッセとショウナンアポロンはどうもGIIIまでな馬な気がするのです。

 

札幌9R桜花賞馬のリングオブハピネスも出走していますがプレイヤーサムソンに期待。High Top=Camden Town4×4という全きょうだいクロスを持ち気性は前向き、Princely Gift5×6・6で体質は柔らかいです。500万で終わる馬ではないですね。

 

札幌10RHTB賞クインズミラーグロRibot系の中でもパワーを伝えるTom Rolfe系のHoist the Flag5×5で、内麻ありでも瞬時に加速するパワーがあります。条件さえ揃えば牝馬限定の重賞でもやれる馬。

 

小倉6Rには皐月賞コスモスコルピウスが出走。母ストレンジラブは名繁殖となる可能性を秘めている馬。日本競馬に合うCaerleonに、Fairy King、そいてすごいのは3代母Tin GoddessがAlycidon=Acropolis3×2という配合。合いそうな種牡馬をいろいろ考えていたんですが、産まれた産駒はコンデュイットアイルハヴアナザーアイルハヴアナザーでした(´・ω・`)

 

小倉9R筑後川特別リッチーリッチーが距離短縮で人気していますが、ちょっと緩さが残る馬なので時計が速い内回り1800は忙しい気がします。

それならば良血ネオアトラクションの方を狙ってみたく、これはForli5×3、High Top4×4と母父Efisioの血を増幅していますからFair Trial的とみれば内回りの方が狙いが立つのではないでしょうか。

 

小倉11R博多Sはもちろんバンドワゴンが人気。しかしピラミマっ仔の大飛びストライドなので瞬発力勝負にならないのであれば大箱の方が合っているタイプではあるんでしょう。

サンライズタイセイアカネイロは母の配合が似ていて、タイセイの母母はヘクタープロテクター×El Gran Senorですからプレイメイト≒Sex Appeal3×3、アカネイロは母母がWoodman×母母Sex Appealプレイメイト≒Sex Appeal2×2です。このWar AdmiralとLa Troiennne的筋肉なので夏の方が調子が上がるんですよね、マデイラもそうだし。

どちらもパワーがあるから小回りは合うんですが、タイセイは大飛びなので外からグルッと捲る方が合っていて、アカネイロは内々を巧く立ち回りたいクチですかね。だから今回に関していえば枠は逆の方が良かったかな~

といいつつバンドワゴンの相手はアスカビレンだと思っているんです。先日未勝利を脱出したブレイクマイハートと同じBurghclere≒Height of Fashion3×4というエリザベス女王が褒めてくれそうな牝馬ニアリークロス。フォーティナイナーのパワーが出ているのか本来は内回り向きで、ずっと外回りばかり使われてきましたから今回の条件替わりは楽しみです。

 

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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