4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

Princely Giftとトニービン、ヴァンキッシュラン、ケイティブレイヴetc...

3日に成人式と同窓会、昨晩も飲んで、何故か今日は貧血でふらふら。東京に出て2年、もちろん都会での生活も充実しているんだけれども、正月やお盆に地元の友達と集まると、その後1週間くらいものすごい虚無感に襲われます...。だから早く今は日常に埋もれたい。

 

かしわ記念は、久しぶりにうまゼミ!!で◎〇の的中。こんなこと今まであったかなぁというくらい上手くいきました。

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ようやく時間が出来たので、天皇賞交流重賞をチェックしていました。考えていたことを少しまとめます。

 

Princely Giftトニービン

ハーツクライ産駒がなかなか長距離GIを勝てないと騒がれていますが、望田先生の回顧の中でこんな記述が。

同じくスタミナに富み長丁場に強いステイゴールド産駒が春天を3勝、菊を2勝しているのとは対照的で、こうなると前駆で下るPrincely Giftと、後駆で駆け上がるトニービンとのあからさまな違いだろうとしか説明できないです

ステイゴールドサッカーボーイらが京都の長丁場に強いのはディクタスのスタミナももちろん無関係ではないんでしょうが、前駆で走る(=前脚がきれいに伸びる走法)という特徴を伝えるPrincely Giftの影響が大きいということ。

 

これで春天は4年連続Princely Gift持ちの勝利となりましたが、しかし5年前はトニービン持ちのビートブラックが勝っていることを忘れてはならず、あのときの石橋脩は下りではなく上りの段階でリードを広げにかかったのを忘れてはならない

良く言われている「スタミナを活かした石橋修騎手の好騎乗」でもあるんですが、この視点から見ても好騎乗だったんですね~。

コメント欄では、ジャガーメイルの年だけがPrincely Gift持ちのマイネルキッツジャガーメイルが交わしてしまった年だった...と出ていましたが、あの年はやっぱりレベルが引くかったのかなという気が。

 

キタサンブラックは中山での4角での加速などは、まさに「フワッとした」という表現がピッタリで、逆に秋の東京での戦いがどうなるんだろうというのは興味深いです。トニービンの逆転にも期待したいですね。

 

この「血統と馬体と走りの一致した点」であれこれ考察する楽しさを味わうために京都コースというのは非常に面白い。

 

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ピッチ走法なのに持続力で伸び続ける

青葉賞ディープインパクト×Galileoヴァンキッシュランが優勝。これは最近話題に上がっている、ディーマジェスティも出現した「3代目Sadler's Wells

夏の函館では誰もが、これは厳しいな、、、と思っていたと思うのですが角居先生の手腕もありダービーに名乗りを上げるまでに成長しました。

 

上がり7Fの超ロンスパ戦になったことで持続力の差が明らかになりましたが、ピッチ走法なのに持続力で伸びつづけるというのは(やはり母系のSadler's Wellsの重厚さが表現された)スピルバーグと通じる部分はあるのかも

望田先生はこんな風に書かれていて、ピッチ走法なのに持続力があるというのはエネルギー効率の悪い走りのように思うけれど、逆にいえば瞬発力勝負にもある程度は対応できるということでもあるんですよね。

 

現2歳の「3代目Sadler's Wells」(母父父Sadler's Wellsもしくは母母父Sadler's Wells)は、系14頭。

スピルバーグトーセンラーや、ディーマジェスティ、ヴァンキッシュラン、エタンダール、ピクシープリンセス、カナロアらが獲得賞金上位ということを考えると、変にナスキロ血脈は取り入れない方が良いということかもしれませんね。

今年のPOGでも注視したいと思います。

 

深いダ小回り特化のケイティブレイブ

アドマイヤマックスは芝で活躍しましたが、牝祖ファンシミンはAlibhai系ですし、母母シャダイマインもStrikingの仔ヒッティングアウェーを父に持ちます。さらにノーザンテーストを配されたのがアドマイヤマックスの母ダイナシュートですから、アドマイヤロイヤルやマルカフリートなどダートでの活躍馬を出してもおかしくない下地はあります。

ケイティブレイブは先述Strikingの牝系ですからStriking5×6、母母父もBe My Guestですしダートの小回りを粘る競馬が合っています。

この血統的な魅力から、不向きであろう東京マイルのヒヤシンスでも△、稍重の中山1800で◎、今回はさらに深いダでしたから順当勝ちでした。

 

2着ゴールドドリームもNureyev≒Number3×4ですか、ケイティブレイブの方が深い砂をグルグル回る競馬に特化していた感じ。

レガーロA.P.Indy≒Charming Lassie2×3なので、大箱の多い2000待ちでしょう。JDDが楽しみ。

 

 

これからもう1度「3代目Sadler's Wells」を調べてみて、NHKマイルの考察でもやります。

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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