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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

チューリップ賞回顧、弥生賞

レース考察2016

風邪でのどが痛く、もうあまりにも辛いので病院へ。普通の風邪で病院にかかったのは何年振りでしょうか。

甘いものが嫌いなので、喫茶店へ入って頼むものはブラックコーヒー一択なんですが、1日暇していると2件くらいお店に入ることになり、薬を飲んでいて、大腸の持病があるのにカフェインを取りすぎるのは良くないだろうということで、ここ数日はココアを頼んでいるけれど微妙。あの飲んだ後の後味というか、口に残る感じが不快すぎます。ブラックコーヒーとお酒をしっかりと飲めるのは幸せなことですね。やはり健康第一です。

 

最近はひとつ熱心に取り組んでいることがありなかなか競馬を考える頭にならず...。昨晩もチューリップ賞をダラダラ書いていましたが(下)、集中が切れて結局レースを迎えました。

 

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紅梅S勝ちのシンハライトエルフィンS勝ちのレッドアヴァンセ、阪神JF2着のウインファビラス、3着ブランボヌール、2番人気だったデンコウアンジュが集結し、このメンバー+メジャーエンブレムで桜花賞は決まるだろうというメンバー構成となりました。

 

桜花賞ディープインパクト産駒の末脚が炸裂しやすい舞台ですが偏に「末脚」といっても質の違いがあります。マルセリーナジェンティルドンナの末脚は質が違うのだと思います。

たしかにディープインパクトの柔らかい筋肉が発現していることは間違いないのでしょうが、マルセリーナの場合はMarjuやSir Gaylordなど「ナスキロ」(NasrullahPrincequillo)をベースとした末脚で、ストライドを伸ばした効率の良い走りをするので「どこまでも伸びていく」というイメージがあります。

ジェンティルドンナの場合は、パワー型の母をディープインパクトが柔らかく中和したイメージで、どちらかというとピッチ走法で(それ以上に彼女の場合は体格に恵まれていたと思う)トップスピードに乗るのが速いから、スローペースになりやすい日本競馬で非常に有利だったのでしょう。

 

シンハライトヴィブロスはこの中間点にいるイメージで、パワーをHaloのクロスで中和しています。だからマルセリーナ型と末脚比べをすると超スローペースにならない限りでは厳しいと考えられます。立ち回り、競馬の巧さで勝負したいタイプなので「末脚を活かす」のではなくある程度の位置で競馬をしたいタイプ。ヴィブロスは馬格がないのがどうかと思いますが、シンハライトは大物の可能性大ででしょう。

 

ブランボヌールは母ルシュクルがサクラバクシンオー×アジアンミーティア(=Unbridled's Song)なので3代母Trilley Songが「ナスキロ」、Royal Cherger、Mahmoudも持つのでMumtaz Mahal6×7・7・7となっていて体質は柔らかいですよね。ベストは外回り1400というイメージで、さすがに外マイルで勝ち切ることは出来ないけれども大崩れもないでしょう。

 

ラベンダーヴァレイは優秀なクロウキャニオンの仔で全きょうだいの活躍は説明するまでもありませんが、名門Margarethenの牝系でNasrullahを継続して配され、近3代にいたってはCaerleonフレンチデピュティディープインパクトと「ナスキロ」を継続して交配。馬格がありませんが、舞台は合っていますし結構やれるんじゃないかとみています。この血統のことを考えると、弥生賞を制したカミノタサハラが1番パワーと柔らかさのバランスが良かったのかなぁ~という気がしてきますが、今年デビューの牡馬に期待しましょう。

 

レッドアヴァンセAlzaoダンシングブレーヴ3×2で、同じクロスを持つスマートレイアーやアヴニールマルシェやサトノキングダムのように両者の豪快な斬れ味がよく再現されています。

 

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シンハライトは、ディープインパクト×SingspielでHalo≒Sir Ivor3・5×4、さらに母母父EfisioがForliとHigh Topを持ちRiot≒Fair Trial5・5×6なので硬派なスピードの補強にも成功。末脚の質としてはジェンティルドンナ的で、外回り向きの走りにはみえませんが3歳春であればこういうタイプが外回りでも好走するのでしょう。

 

ジュエラーは母バドルウィナがSupreme Court(母父Fair Trial)5×4、Abernant6×5、前向きな気性はこの部分から受け継いでいるかもしれず、前脚の可動域が少ない走法はブエナビスタによく似ていて、内回りでもパフォーマンスを落とすタイプではなさそう。Klairon6×5など異系の血が目立ちますね。

 

ラベンダーヴァレイは上に書いた通り。来週のアネモネSでチェッキーノが頑張ってくれれば桜花賞はPOG2頭出しとなりそうです。

 

クィーンズベストはまさかこのローテーションで来るとは思いませんでしたが、いよいよ忘れな草賞が現実味を帯びてきたかな~

 

デンコウアンジュは3代母トウホーダイヤが、Avena=プリメロ4×4(『配合史』に出てきた)、Pharis3×5で、そこにサンデー×マリエンバード×メイショウサムソンだからまさに「ナスキロ」斬れといったところで、緩さがあるので軽い馬場の方が良いことは確かですが、本番で後方に構えて大外に出す競馬なら3着あるんじゃないかと思います。今日は内で窮屈になったし、JFも掛かったし、馬場も重かったし...

 

カイザーバルも素質の高さを見せての5着。エンパイアメーカー×ダンシングキイNijinsky)だと、Unbridledの持つTom FoolらでNijinskyの母Flaming PageのBull Page×Menowを増幅できるから走るんですかね?(フェデラリストとか)

derby6-1.hatenablog.com

 

レッドアヴァンセはやはり京都外がベストのイメージ。今回は体重も減っていましたし、仕上げの甘さもあったのでしょう。

 

それでも馬場バイアスは前だったのだろうし、今日の上位2頭はこの中では力が違ったとみるべきで、メジャーエンブレムを加えた3頭の争いに桜花賞はなりそうですね。

 

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今週のウマニティさんでのコラムは「弥生賞

【報知杯弥生賞】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

 

弥生賞は週中にも、ウマニティさんでも書いたように、リオンディーズの器に期待しているのでモノの違いを見せつけてほしいです。(まぁダービーを考えれば、出していく競馬はしないような気もするのですが、中山記念でドゥラメンテの乗り方をみると分かりませんよね。変に展開は考えないようにしています)

 

ここ2,3日はサトノダイヤモンドと同じサザンヘイローを通じるHaloのクロスだけれど、サトノダイヤモンドと違ってナスキロを継続交配されていて、サトノダイヤモンドよりもストライドが伸びる走りをするマカヒキがダービーで内枠に入って抜け出して来る映像が頭の中で流れまくってます。が、その外から右手前マイスターのリオンディーズが初めての左回りで衝撃の末脚でぶっこ抜くと信じます。

derby6-1.hatenablog.com

 

 

【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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