4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

メジャーエンブレムと共同通信杯、京都記念など・・・

手がつけられないスピード

クイーンCメジャーエンブレムが楽勝しました。

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 ダイワスカーレットアグネスタキオン×スカーレットブーケでしたからスカーレットブーケHyperionアグネスレディーのLady Jurorによるスピードの持続力を武器とする馬でしたが、メジャーエンブレムも母父オペラハウスがSpecial牝系の父Sadler's Wellsと、Abernant≒Court Martial3×3の母父High Topという組み合わせの馬、そして母キャッチータイトルはPlish Precedentを通じてDanzig持ちですから、ダイワスカーレットと同じHyperionとLady Jurorによるスピードの持続と説明がつくわけですね。

この「手がつけられないスピード」という表現はとても良いですね。僕は斬れる馬よりも、ハーツクライワンアンドオンリーのようなタイプが好きですから、外回りのマイルでも圧倒的なスピードで封じ込めるそんな桜花賞を期待しています。9年前のように。

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きゃめろっとさんの競馬予想|デイリー杯クイーンカップ GIII - 2016年2月13日東京11R|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

 

サンデーサイレンスの優越

東京6R(3歳500万、芝1400m)では、ティソーナが快勝しましたが、2着クリーンファンキーと3着スキャットエディが非サンデーサイレンスでした。このレースは5/16が非サンデーサイレンス。前残りの展開が~ともいえますが、前に付けるスピードはサンデーサイレンスが無かったから身に付いているのかもしれません。先週の春菜賞も非サンデーサイレンス、Danzig3×2のカトルラポールが制しましたからね。

 

タックスヘイブン系と優秀な繁殖牝馬タガノレヴェントン

洛陽Sを考えていてふと思ったことを少し。

タックスヘイブンの牝系最近の活躍馬は、アルバタックスとアットザシーサイド。フジキセキMill Reefの牝系は同じなので、キンカメ×フジキセキのアルバタックスはMill Reef≒Millicent5×5になるので中京や東京マイルで斬れるのは納得がいくのですが、全弟イーストオブザサンが今日もダートを走っていたり、アットザシーサイドがピッチ走法に出たり、ツルマルスピリットもダートで走ってたりとタックスヘイブンAlydar×Lt.Stevensなのでパワーも兼備しているんですよね(だからアルバタックスがマイラーともいえる?)。

そしてタックスヘイブンの3代母はFair TrialとHyperionを持ち、Son-in-Lawのクロス。こういう部分もMiesqueと脈絡しますし(アットザシーサイドでいえばアグネスレディーとも脈絡する)、そう考えるとキングカメハメハは間違いなく母系に入っても優秀だなぁと思ったところであります。

タガノエスプレッソの母タガノレヴェントンはキンカメ×トニービン×Nureyevなので、キンカメ×Hyperion凝縮牝馬ともいえるし、Nureyev4×3でもあります。兄タガノトネールを見ても分かるように間違いなく成長力はありますし、父ブラックタイドのエスプレッソはAlzao≒ラストタイクーン3×4にもなるんですよね。だからディープインパクト×キングカメハメハ×フェアリードールのデニムアンドルビーと形は似ていて、ディープインパクト×タガノレヴェントンだったら結構な馬が生まれるんじゃないかと思ったり...

 

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共同通信杯は◎ハートレー、〇リスペクトアースの1点予想でいってみたいです。

ハートレーSir Gaylord≒Secretariat6×5・6・5、Promised Land5×7で、母がA.P.Indy系Congrats×Tactical Cat(Storm Cat×Caro)だからストライド走法に出たのは順当なのですが、兄キングリオがダート馬なように母父のStriking≒Busher≒Searching6・6×5などによる米血パワーが伝わっていて跳ねるような「パワーを伴った大きなフットワーク」であるのが良いです。また、NearcticやHeliopolisなど欧血も豊富で底力もあり、ダービーを1着で駆け抜ける馬のイメージに近いのは僕の中ではハートレーがまだ1番です。

リスペクトアースはFall Aspen要する4代母Change Water牝系で、Change WaterにAllegedを配された3代母BrackishがWar Admiral4・5×5・3、自身は父マンハッタンカフェですからAlleged4×4にもなっておりこのパワーを、2代母Sauveteur→Street Cryで母アースグリーンがMr.Prospector3×3、そして自身はHalo≒Bold nesian3・5×5と日本向きの軟派のスピードを注入した配合。胴長でワンアンドオンリーのような大きなフットワークは、前走のような内2000よりも広いコースでこそ活きるだろうし、1800mはやや短いだろうが現在の馬場状態を加味すれば十分に粘り込みは可能とみました。菊花賞に出てもらいたい馬です。

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京都記念は「行く馬がいなければ逃げてもいい」、「早めに動く形がいい」と再三橋口先生がコメントしているならば◎ワンアンドオンリー以外考えられまっせん。以下、ウマニティさんのコラムで使おうと思っていたものを記載w

 ワンアンドオンリーは、母ヴァーチュがタイキシャトル×Danzigという短距離血統が続いていますが、それは同時に父ハーツクライの母アイリッシュダンスの持つトニービンの内包するHyperionと、Lyphardの内包するLady Jurorという持続力が武器の2つの血を継続して交配されていることでもあります。そもそも、種牡馬になれるような短距離馬は、そのスピードを持続しうるスタミナ血脈を持っているはずで、字面的では短距離血統でもクラシックディスタンスを走れる馬が出たり、逆にモーリスのようにスタミナ血統からマイラーが出ても何ら不思議ではありません。ワンアンドオンリーの場合は父譲りの胴長の馬体だから前に行って粘り込む競馬が最も合っているはずで、そういう競馬が出来た時は日本ダービー神戸新聞杯ドバイシーマクラシックなど強さを見せてきました。器用さはあまりないので、ベストコースは急坂がある東京や阪神の外回りということになるでしょうが京都外回りも悪くありません。京都大賞典は32秒前半の上がりを叩き出さないと勝負にならない位置にいたので参考外、JC、有馬記念ともに着順ほど負けていませんし、ここは極端な上がり勝負にならなければ勝ち負けまで持ち込めると思っています。

 

サトノクラウンは思い入れの深い馬で、血統の奥深さは教えてもらいましたが、よく考えるとタイプの馬ではないのかもしれません。ハーツクライワンアンドオンリーのような馬がタイプなのであって、僕の好みの久慈暁子ちゃん、林美沙希アナウンサーvs藤田ニコルちゃんみたいなものです(笑)ただ、サンデーサイレンスを取り入れていないこういうタイプの中距離馬だからやっぱり好きかw

 馬場が渋るのであれば▲タッチングスピーチ、△ヤマカツエース、この4歳馬を上位に。

レーヴミストラルはフランス血統ですから、持続力が無いわけではないのですが、結構米血も豊富な血統でパンとしてきた今なら意外と持続戦に弱いかもしれないという仮説があります。ワンアンドオンリーと△スズカデヴィアスがいるレースだと意外と危ないかもしれません。

その△スズカデヴィアスは前走内容も悪くないし、ドクターデヴィアスの半思うとである3代母ローズオブスズカのスタミナが伝わっていて穴ならここですかね。

ショウナンバッハステイゴールド×サクラバクシンオーPrincely Giftのクロスで京都外で走ってもおかしくない血統ですが、ノーザンテースト4×4が出ているのか意外とピッチで走るので不向きだと思っています。

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 個人的にはリスペクトアースとワンアンドオンリーがどんな走りをするのか。この2頭に特に注目をしたいと思います。

 

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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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