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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

土曜の新馬戦

配合

うまカレの一員で生産者を志している加藤裕樹は、地方競馬をみて競馬にハマりましたが、高校でうまカレ代表の澤田健一と出会い、初めて一緒に観に行ったのが2011年、ブエナビスタが勝ったジャパンカップ。そこで、「地方のダート馬」ではなく、「中央の芝馬」が軽やかに疾走する姿に衝撃を受けたそうです。実はこのジャパンカップ、私も現地に行っていて、憧れだった東京競馬場、生GI観戦という経験をしました。あの高1の11月27日は私たちにとってなかなかのターニングポイントだったんですかね~

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土曜の未勝利、東京3R(ダ1600m)では千葉サラブレッドセールで最高額で落札された⑥スパツィアーレの2戦目。母ステラプラドはハーツクライ×ステラマドリッドですからMy Bupers4×3、新馬戦を見た感じでは東京の方が合うイメージがありますし、雨のダートも良いんじゃないでしょうか。

 

京都5R(芝1600m)は、POG3頭出し。③サルドナトライマイベスト=El Gran Senor4×4、母父Inndigo ShinerもBuckpasser4×4ですが、A.P.Indyも入るためパワー型なんだけれども、エンジンの乗りが遅いという中途半端な馬に。雨は味方してくれると思いますが、牡馬相手だとどうかなぁ。

ゴールデンバイオはディープ×クロフネに、母母父がTheatricalですからNureyev持ち、4代母が名牝Dahlia(父Vaguely Noble)初戦は外枠もありもう一伸び出来ませんでしたが、2戦目ならばやはり好勝負確実。ただ内1600はどうか。

タイムレスメロディはオジユニヴァースの3/4妹で、この血統は体質だけが難点ですが、父のHalo≒Sir Ivorを継続して3・5×5・5、母父Cape Crossの父Green DesertはNothern Dancer、Sir Ivor、Fair TrialなどがAlzaoと同一なので会わないはずがありません。初戦は内1400で外を回されました。といっても今回も内1600の外枠ではあるが...

 

京都5R(芝2000m)新馬戦はなかなか面白い馬が集まっています。

フィールソーグッド東京ハイジャンプを制したイコールパートナーの初仔で、マンハッタンカフェ産駒。Halo≒Boldnesian≒Drone≒Red God3・5×4・5、Blushing Groom持ちの父の産駒は走りますが、Weekend Surprise≒Drone2×2のカリズマティック、そして怠慢さが目立つNasrullahの塊母母父サクラユタカオーというのもどうか。

エアフォルクシンボリクリスエス産駒で、母アルフォンシーヌサンデーサイレンス×ラトラヴィアータですからアルフレードと同血です。4代母クリアアンバー(サクラバクシンオーアンバーシャダイらの牝祖)はBull Leaのクロスを持ちますが、シンボリクリスエスの持つOccupyの父がBull Leaの父父Bull Dogで、この配合だとサクラユタカオーの柔らかさと、クリアアンバーのパワーが上手く発現し好マイラーが生まれるのかもしれませんね。

トーコーブリザードは、マツリダゴッホ産駒でスマートレイアーの3/4弟。母スノースタイルはLyphard3×4で、Fair Trialのスピードを伝える繁殖牝馬だと思いますが、本馬はPromised Land5×6、Bold Bidder4×5と柔らかさを補強。父ディープの姉スマートレイアーは、Sir Gaylord6×6にもなりましたが、Lyphardも継続クロスしていました。果たしてこの配合でどんな馬に出るのか。やはり自己主張が強い繁殖牝馬な気がしますけどもね。興味深い配合です。

ヒラボクミライ平安Sを制したヒラボクキングの半弟で、マンハッタンカフェ×Rahyですから、Halo≒Boldnesian≒Red God3・5×4・4・5、牝系はブライアンズタイムアイドリームドアドリームのGolde Trailで、母母はブライアンズタイムの半妹のFloramera。さてどんな馬だろうか。

アグネスカミングは唯一のディープインパクト×ケイムホームディープインパクト×Gone Westではティルナノーグが代表的で、ケイムホームSecretariat、Full Outという2つのNasrullahとPrince Rose血脈を持ちます。しかし本馬の場合は母母がNothern Dancer2×4なので母がIcecapade≒Nothern Dancer4×3・5、そこそこは走ってくるでしょうが、やはり米血が多すぎる気がする...

スマートアンカーは近年ホエールキャプチャを輩出した千代田牧場チヨダマサコを母母にもち、サトノロマネ=ベストクルーズ=マーチャンテイマー=エイシンフランキーの全弟。チヨダマサコ牝系×クロフネについては望田先生の神エントリーをご覧ください(^^)/

blog.goo.ne.jp

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少し引用させていただくと、やっぱり、

チヨダマサコ家系でいうとホエールキャプチャ>シゲルスダチ>ベストクルーズである以上、Hyperion的凝縮をもってくることがまず肝要

クロペリオン配合”ながらクロフネサプライズブラックシェルシェルズレイやスプリングサンダーやベストロケーションなどがG1に手が届かなかったのは、Good Example≒Eight Thirty≒War Relicのニアリークロスを持たないぶんの、この“最後のひと手間”ぶんの差ではないかとも思えてくるのです

この辺の米血は、以前よりかなり理解してきましたがまだまだ勉強が必要。昨年の夏以降は欧血をかなり掘り下げて勉強していましたが、米血を知っていくと、本当に競走馬というのは笠氏の言葉をかりると、「二者択一的なものではなく、複雑な組成」によって成り立っているんだなぁということが実感できます。スマートアンカーには3勝級の活躍を期待しましょう。

 

中京5R(芝1600m)の①シルバーパゴタは、母マチカネアズサユミがティンバーカントリー×エルコンドルパサー×ダンシングサンデー(サンデーサイレンス×ダンシングキイ)で、ダートの大物を出してもおかしくない繁殖かもしれません。

テルナミノルはドルメロを輩出(好きな馬なので「輩出」という言葉を使っているが、500万の身です...)したエンパイアメーカー×フジキセキの組み合わせ。父のIn Realityクロスを継続して5・4×5、Le Fabuleux4×4となります。本馬の場合は母母父がリアルシャダイなのでIn Realityをもう1本持つことになりますね。マイラーとして活躍してほしいものです。

 

クロッカスSと梅花賞も書こうと思ったが、京都6Rが長くなったので分けよう(-_-)

 

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ウマニティさんでのコラム、今週は根岸Sを書いています。

芝実績とナスキロ(ここでは便宜的にNasrullahとPrince Roseのニックスという表記を利用)という2点から考察してみました。

【根岸ステークス】血統考察 byうまカレ|競馬コラム|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS

 

【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)

望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html

『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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