4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

【秋華賞予習】Specialクロスのキンカメ2頭の争いか

今週は秋華賞、イギリスはチャンピオンズデイ。秋華賞は世代間の争いですから能力差があって、ある程度馬の格で選ぶことも必要なレース。

 

今年はというと、ローズSを見る限りやはり上位勢は強いなという感じ。2着ミッキークイーン、4着レッツゴードンキ、5着クイーンズリングという春の重賞勝ち馬に、1着タッチングスピーチ、3着トーセンビクトリーという超良血の上がり馬。

 

中でもトーセンビクトリーとレッツゴードンキが楽しみだ。レッツゴードンキはSpecial≒Namber4×4=Kingmamboジェイドロバリー2×3で機動力加速力に長けた内回り向きの馬だから外回りではスローが良いのは桜花賞を見ての通りで、ローズSの流れで前に行って4着に踏ん張るのだからさすが力はあるなという感じ。距離延長でも内回りに替わるのはプラスで、岩田騎手もこの馬のことは分かり切っているので完璧に乗ってくるだろう。もしスローで逃げれるなんてことがあったら勝つでしょう。

 

トーセンビクトリーもNureyevクロスにフェアリードールのHyperion持続力も加わった内回り向き。だから外回りのローズSは後ろから行ったんだろう。武豊騎手がレース後「これなら本番も楽しみになった」と語っていたのが不気味で、恐らくもう1列前で捲る競馬をするはずで、その前には一瞬の脚を活かせる絶妙なタイミングで仕掛ける岩田騎手のレッツゴードンキがいる。この2人の名騎手の乗り方が非常に楽しみ。

 

タッチングスピーチNever Bend≒Bold Reasomのパワーが勝っているので小回りは合い、雨が降ればなお良し。ミッキークイーンは明らかに外回り向きでズブさもある。休み明けを叩いて反応は変わってくるだろうが内回りで勝ち切るのはなかなか難しいだろう。クイーンズリングも外回り向きで、内回りでパフォーマンスを上げてくるだろう有力馬が多いのだから微妙。

 

近年の穴馬、例えば13年3着のリラコサージュは叔母にレディルージュを持つブライアンズタイム×KingmamboMr.Prospector×Nureyev)という組み合わせでRobertoの母とMr.Prospectorの母のBramalea≒Gold Digger3×4になり、Hail to Reason3×4も発生しているのでRobertoのパワーを増幅させた配合といえる。内回りで穴を空けて当然という感じ。12年3着のアロマティコはキンカメ×サンデーで1/4の母母がノーザンテースト×ペルースポートだから母がHalo≒Red God2×4で機動力に長けた。後の小回り実績は周知の通り。スマートレイアーはLyphaed4×4・5でFair Trial捲りで内回りが合う。アヴェンチュラは母母ムーンインディゴがTom Fool4×3だから器用で、ホエールキャプチャクロフネHyperionを持ってきて母はHalo≒Red God2×4でBlushing Groomの自在さがあって...

 

今年もローズの上位馬が強いとは思うが、血統的に面白いなと感じる馬を少し。

 

アスカビレンブラックタイド×スウェプトオーヴァーボードで、フォーティナイナーTom Rolfe)のパワーがある。母母父がNashwanなので、Burghclere≒Height of Fashion3×4という牝馬クロスになり、自身はHalo≒Red God3×5、ディープより硬いブラックタイドで、パワーのフォーティナイナーを入れているので、3代母父Caerleonからナスキロをクロスしているのは良さそう。また4代母父Royal and RegalはAureoleのラインで更にスタミナを補強できているのも良さそう。道悪のチューリップ賞で5着に来ているように血統通りパワーはあるようで、前走も前有利の馬場バイアスもあったものの、2馬身差の快勝。内回りの競馬は勝利した白菊賞以来。内枠が引ければ無くはない1頭かなと。

 

ホワイトエレガンスクロフネハッピートレイルズだからクロフネHyperionのパターン。ポツセの機動力が全開で、内回りは当然ベスト。夏を越えてのレースぶりを見ても成長度が半端なく、紫苑Sも相手レベルは当然疑問だがエアレーションが効いていた開幕週を考えればかなりの内容。今年は乱ペースにまではなりそうにないのでやれても良いと思うのだが...。

 

ココロノアイは休み明けだけれども能力の高さはこれまでのレース振りが証明する通り。マックスビューティー→マックスジョリーの牝系で母はデインヒル×リアルシャダイ×ブレイヴェストローマンだからパワーがないわけがない。3冠で最も適性があるのはやはり内回りの秋華賞ではないか。内枠を引ければ休み明けでも勝ち切ってもおかしくない能力の持ち主だろう。

 

クインズミラーグロTom RolfeHoist the Flagクロスを持つマンカフェで、パワーがあって加速力=決め手があるけど、Seattle Slewが入るのでしなやかさもあり芝でここまでやれているイメージ。これも内枠だったら無くはないかも。

 

ディープジュエリーはディープ×Giant's Caiseway←Storm Catだから、Sir Gayload≒Secretariat6×5で柔らかく、母系にSeattle Slewも持つ。ただ脚捌きはHalo≒Red Godらしさも感じさせる。どちらかに特化したタイプではないので厳しいのかな~。

 

順当ならばレッツゴードンキとトーセンビクトリー、先行馬がノットフォーマルくらいしか見当たらない今年のメンバー構成ならばホワイトエレガンスの機動力でやれないか、そして穴なら例年通り内枠クインズミラーグロの加速力とアスカビレンの器用さで、一発あるならココロノアイの初めての内回りと能力で、という週中の見立てです。

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