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4歳上500万下

“血統表”と“現実”のすり合わせ、“競走馬の個性”の解釈

毎日王冠の見どころ

毎日王冠、東京はエアレーションが入っていないもののタフな馬場なようにみえる。血統、配合的に各馬の特徴をを把握して、勝った馬が『その乗り方は、馬場は、展開は不向き「なのに」』勝ったのか、『その乗り方は、馬場は、展開「だから」』勝ったのかを考えたい。

 

ディサイファは母ミズナのFall AspenとFlower BowlのHyperionとSon-in-Low的スタミナにDubawi Millenniumのパワー、どちらかというとDubawi Millenniumのパワーが勝っていて小回りをパワーでマクッてラストはHyperionを振り絞るというのがベストか。東京だと差しに回ってパワー加速を活かした方が良い。Sir Gayload6×7がある分東京でも走れる。ただ内枠で四位騎手が先行させて東京でもHyperionで粘り切ってしまったらいよいよ世界的名血の爆発か。後ろから行っての好走なら「だから」の好走だろうし、東京で前に行っての好走なら「なのに」の好走。見どころである。

 

ヴァンセンヌはSir Gayload6×5の緩さに加え、母フラワーパークがHyperion6・5×8・7・7・6という晩成の中距離馬。気性面を考慮しての横山典騎手への乗り替わりで本気の秋天獲りだろう。かなり勝利に近い存在とみている。

 

イスラボニータは陣営も言っているように状態面の不安がメンバー中1番大きい。世代のレベルも疑問だし、成長力ならワンアンドオンリーの方がある。

 

アンビシャスは母父エルコンドルパサーだからFail Trial的な前向きな気性の持ち主だが、体型はWild Risk7×6的なものなのかストライドを伸ばす外回り向きの走り。また母がHyperion8・8・7・8・7×9・7・8・5という濃さで、重い馬場のプリンシパルSで見せたような非常に重厚な斬れが持ち味。ラジオNIKKEI賞は相手関係と、ブレーキを掛けずに4角を回って来れたことが勝因で、本質的には広いコースの2000m以上の緩みないペースで最大能力を発揮するタイプだろう。これだけHyperionが多いので古馬になってからこその馬で、まだ気性面の課題もあり、ここで勝ち切るほどの馬ではまだないとみている。

 

トーセンスターダムは母父エンドスウィープでパワーがあって肩が立っているから、体質はSir Gayload≒Secretariat的に柔らかくてもピッチ寄りの走りをする。チャレンジカップも前日の雨が残ってタフな馬場だったし、当然今の馬場は向く。ピッチ寄りに走るので東京であれば後方待機か、内でギリギリまで我慢する競馬がしたいところ。1800はおそらくベストだ。

 

ステファノスはクロフネゴールドティアラというダートパワー血統だが、Sir Gayload≒Secretariat6×5の柔らかさも出ていて芝の広いコースで斬れる。ただ欧州的な重厚な斬れという感じではないので1800mがベスト。この枠で枠なりの差しをするとなるとどうか。

 

スピルバーグはLyphard4×4、その母のGoofed5×5・5、更に母プリンセスオリビアはHyoerion4×5のSadller's WellsにHyperion3×4のVaguely Nobleを持っているからHyperionとFail Trialが濃い血統で成長力と持続力と加速力に富んでいる。大事に育てる藤沢厩舎で5歳秋になって本格化したのは順当といえる。ただ兄トーセンラーほどストライドが伸びず硬さがあり、加藤総帥曰く後肢も伸びきらない。だから本来は小回り向きのようにも思える。このようにトーセンラーと違ってどちらかというと小脚で走るから東京だと後ろから行って加速力を活かす競馬の方が合うのだろうか。1度小回りでマクるスピルバーグを見てみたいものだ。今回に限れば、プリンセスオリビアの仔が本格化したら、「先を見据えた仕上げ」だとかそんなものは考えずに来るはずと思っている。

 

エイシンヒカリは差し馬の血統。母がStorm Cat×Caroだから体質は柔らかい。本質的には京都の下り坂で惰性を付けてドヨーンドヨーン伸び続けたいタイプか。逃げ馬ではない逃げ馬が、このメンバーで、京都ではなく東京で、逃げ切れるとは思えない。

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