4歳上500万下

〝血統表〟と〝現実〟のすり合わせ、サラブレッドの〝個性〟の〝解釈〟

独血統、マンハッタンカフェとエイシンフラッシュに共通する二面性

テイエムオペラオーの引退レースの有馬記念を制したのは3歳のマンハッタンカフェでした。トゥザヴィクトリーのつくる緩い流れの中でマンカフェのHalo≒Boldnesian的なフワッとした機動力、瞬発力が活きたのです。 しかしマンカッタンカフェは菊花賞と天皇賞(…

〝垂れない〟〝切れない〟走りはやっぱりHyperionが強かったのか

本当はヴィクトリアマイル前夜に書こうと思っていたのだが、仕事が立て込んでいて今日になった。 京王杯SCで着眼したのはラインスピリットの4着。母リボンストライプはウイニングチケットの全妹でHornbeam≒テスコボーイ3×3のNasrullahとHyperionのクロスで、…

忘れられない馬、忘れられないレース

追記しますが一先ず。 derby6-1.hatenablog.com 大器は遅く成るの理にて。 忘れられない馬、レインボーライン 忘れられないレース、第157回天皇賞(春)

ガンコ ~ ディアウインクの仔が天皇賞(春)に出走する歓び

金曜の夜、銀座を回って飲み足りず自宅でジャックダニエルを飲みながら書いている。高校~大学時代のように土曜の青葉賞出走各馬をあれこれ考察して論ずる気力はなくなってしまった。ただ、仕事の疲労を紛らわすために競馬へ熱を注ぐ可能性を感じている日々…

エポカドーロ ~ 母父フォーティナイナーでもFair TrialとDonatelloをガッチリと増幅、その母父もあらゆる面でプラスになっていた。

エポカドーロ。母父フォーティナイナーがクラシックを制したというのが「うーん」という感じですが、母母サンルージュはFair TrialとDonatelloを3本、特に4代母Cairn RougeはFair Trial4×4、Donatello5×4 この増幅はステイゴールド×メジロマックーンが成功し…

皐月賞短考

大学を卒業し、競馬とは関係ないが文章を書く仕事に就いた。ちょうど締め切り間際で忙しいが、休憩がてら皐月賞を考えてみたので簡単に記しておく。 ワグネリアンはマカヒキ的、早熟の2000ベストで春二冠で好走できるタイプだろう。 ステルヴィオは大箱1800…

今週の3歳戦短感

久しぶりに少し時間を掛けて競馬を考えていた。 あすなろ賞を逃げ切ったオルフェーヴル産駒エポカドーロは好きな配合だ。戦法を見てもフォーティナイナーの前向きさが出ているし、走法を見ても明らかにTom Rolfeの影響で肩が立ったピッチ走法である。しかし…

ハッピーグリン

セントポーリア賞を美しく差し切ったハッピーグリン(こういう良い意味で簡易な馬名は好きだ)はローエングリン×アグネスタキオン ローエングリンはMill Reef5×3であって、Mill ReefとはNasrullahとHyperionとPrincequilloとCount Fleetであって、NasrullahとH…

美しさの論理

いやぁ、驚いた。何に驚いたかって、ステイゴールド×タニノギムレットといういかにも好相性そうな配合の第1号がパフォーマプロミスだったということだ。もっといそうなものだが。タニノギムレットは言わずもがなGraustark3×4、Romanも考慮するとKelley's Day…

展望と回顧 ~ 京成杯

近藤英子氏の馬名のセンスは大好きですが、イェッツトはなんだろう。タイムフライヤーやディーマジェスティのように、素人目にもハッキリとパワーの発現が確認できればよいのだけれど、トニービンをSadler's Wells≒Nureyev、さらにキンカメ内包のHornbeamで…

展望と回顧 ~ シンザン記念

簡単に。 スターリーステージは配合は文句なしですがそれ故の過剰人気感は否めず、やはり全兄の3歳春が頭にありますからどうしても首をかしげたくなってしまう。 ファストアプローチは以下の望田先生の解説に納得で、マイルならば京都<阪神だろうし、マイル…

展望と回顧 ~ フェアリーS

明けましておめでとうございます。 今年は昨年にも増してマイペースでやっていきたいと思います。 有馬記念を振り返った時にすぐに頭に浮かぶのは2点 サクラアンプルールはノーザンテースト的なエアシェイディのようなピッチ走法でこの勝負服でノーザンテー…

超短考 ~ 有馬記念

何というかもう分かり切ったことではありますが、ヤマカツエース、トーセンビクトリー、シャケトラ、レインボーラインあたりが面白いところですが、トーセンビクトリーはこの血統でもさすがに格が足りないかという気もするし(しかし鞍上が天才)、レインボー…

配合の完成形

有馬だからというわけではないが、マヤノトップガンを再評価している。私が生まれた年の菊花賞と有馬記念を制した。 トップガンは父ブライアンズタイム×母母Swiss(Vaguely Noble×My Host)だから、Flower Bowl≒Aureole≒My Host4×5・4か。このような配合の馬が…

Blushing Groom

www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com 似ている?みんな栗毛でもあります。 最初の動画のコメント欄に、“Blooming Groom has such a beautiful stride”というのが何とも。

短考 ~ 阪神JF

ラッキーライラックとロックディスタウン、底力というか血統の深みという点では前者の方が上ですよね。どちらも米血過多の母ですが、ライラックスアンドレースは何といってもプリンセスオリビアというのがオルフェーヴルの配合のキー(ノーザンテーストとメジ…

短考 ~ チャンピオンズC

気が向いたので、書き殴ります。 ★ 昨年のチャンピオンズCは向こう正面でブライトラインがペースを押し上げてアウォーディーのスタミナが活かし切らされたかというところでサウンドトゥルーの強襲...というレース。 一方、ホッコータルマエが押し切れるレー…

何年たっても変わらない“斬れの質”

シュヴァルグランはハーツクライにNureyevであり、つまりトニービンにNureyevであり、つまりトニービンにNasrullahとHyperionだから、彼の重厚な斬れは、かつて府中を斬り裂いたジャングルポケットや、エアグルーヴや、テレグノシスや、ドゥラメンテと同質で…

ジャパンカップ 短考

JCですので、レース前にいま思っていることを簡単に書き留めておきたい。 私がJCの考察ということで思い出すのは2015年、ショウナンパンドラが制した際の望田先生のそれです。 父がMill Reefのクロスで母系にAureoleを引く狂気のイトウが緩めず逃げるか、ナ…

英ステイヤー血脈の極み

ちょっと眠れなくって、色々と過去の名勝負をYouTubeでみていました(ブルーライトでなおさら眠れなくなるのに)。私は、そんなに過去の人馬について明るくありませんが、99年の古馬中長距離戦線、即ちスペシャルウィークvsグラスワンダー(+エルコンドルパサ…

今週の競馬短考

●アルテミスS、贔屓しているトロワゼトワルはあれだけ掛かりながら4着。しかも直線で馬群に突っ込んで、両サイドに馬がいるという状況で脚を使い続けたのが今後にとってプラスだ(こういう若駒のレースをみるとハープスターが2着になった阪神JFの川田騎手の馬…

アルテミスS考

ほぼ同じことを以前も書いたことがあるのだが、ディープインパクト産駒でもジェンティルドンナやハープスターやディーマジェスティは、母の硬派なパワーを父の柔軟性でうまく中和したような配合イメージだ(もちろん、細かい欧血の脈絡などもある)。一方、ヴ…

第78回菊花賞競走について

さすがに菊花賞だけはレース前に考えていることをアウトウットしておいた方がよいだろう。 スティッフェリオはデビューした時から注目してきた80点の配合で、ずっと菊路線といってきた。そんな中、セントライト記念4着で満足していたのだが、この天気でもし…

何年経ってもFairy King=Sadler's Wells≒Nureyevの斬れ、パワー

アイビーステークスは、フラットリーとタニノフランケルの良血2騎が人気を集めていたが、エイシンフラッシュ産駒のコスモイグナーツが逃げ切った。彼は、私が新馬の血統に関して作文するほど競馬に対する気力が優れていたとき、以下のエントリーのコメント欄…

「素質」 / ルヴァンスレーヴ / 血統的な本質

「素質」 サトノアラジンは毎日王冠で2着。素質は誰もが認めるところだが、その「素質」が、マイラーの土俵になった天皇賞(秋)でモーリスのように中距離馬たちをぶち抜くところまでゆける「素質」なのか、そういう天皇賞(秋)ならば中距離のGIでも好走できま…

秋の雑感Ⅰ / マイラーではない

最近はレースが発走する前に出馬表を確認することが少なくなってしまった。それどころか、週の後半になってから先週のレースを軽く確認する程度になってしまった。「なってしまった」というと何かこう悲観的なイメージを与えるかもしれないが、ほかに夢中に…

カンパニー再来?

18時にはすっかり暗い。そんな季節となった。 セントライト記念を勝ったミッキースワローはLady Josephine~Fair Trial、Caro的な軽快なスピードが持ち味だったツィンクルブライドにジャングルポケット、トーセンホマレボシと配されLyphard5×3 それ以上に母…

けっきょく、ノーザンテースト

札幌記念の直線終盤は、2017年になってもなおノーザンテーストの成長力か...ということだ。この感覚は最近だとミトラが重賞を制した時に似ているし、少し遡ればカンパニーの8歳秋だ。サクラアンプルールはメガワンダー同様来年の宝塚記念が条件的にはベスト…

今年のクイーンSは“血統をベースにした競馬の本質論”の好例

derby6-1.hatenablog.com 最近は競馬に関する情報を一切遮断していて、全て自分の中で完結させてしまっていて、1週間の中で競馬のことを考えるのも1時間あるかないかという程度になっている。 ■ 今クイーンSを見たのだが、私はアエロリットはNureyevが強調さ…

先週の2歳戦

derby6-1.hatenablog.com ご無沙汰です(__) 記事にするまでもない(記事を書く気力がない)と思うので、リンク先の記事のコメント欄で毎週以下のようなことを書いています。紹介まで。 福島の未勝利を勝ったニシノベースマンは母ニシノマナムスメがニシノフラ…