【Road to Classic2018】2017-2018勝ち上がりメモ
記事を更新する形にするのが面倒なので、メモ欄に断続的に書いてますw
6/3(土)
阪神5R(芝1600m)・ケイアイノーテック
ケイアイガーベラのダ短パワーを父で中和した形だが、芝のマイルで弾ける体質までにはなっていないか。
6/4(日)
東京5R(芝1600m)・ステルヴィオ
母母アズサユミを1/4とする3/4Northern Dancer、ロードカナロアにSeattle Slewも入るから柔軟性に優れている。Flower Bowl≒Your Host7×6も成立しているというのもポイントか。
阪神5R(芝1400m)・ヴァイサー
母バイスハイトはアドマイヤベガ×ソニンクでNorthern Dancer4×4、Monsunを1/4とする3/4Northern Dancer
6/10(土)
「母Northern Dancer系の本格派」、「Halo≒Sir Ivor3×5」、「母系Donatello」等、先生の提唱する「黄金配合」、サンデーサイレンスを1/4とする3/4Northern Dancerという配合系でもある。母のKris4×3が良い方向に作用したのだろう。
6/11(日)
東京6R(芝1800m)・ジナンボー
体質はソルティビット→アパパネのパワーとAlzao≒ラストタイクーン3×4が絶妙で素晴らしい柔軟性。走法はあれが母のTom FoolクロスをAtticaでニアリーに継続させたTom Fool的なものか...?
6/18(日)
阪神5R(芝1600m)・コスモインザハート
母マーゼリンはBarathea×デインヒル×Mill ReefなのでSadler's Wellsとデインヒルを通じるNorthern Dancer3×4、ハーツクライということでは、SpecialとMill Reefによるナスペリオン(NasrullahとHyperion)のクロスとなっており、ここがHornbeam(トニービンの母父)と脈絡する好配合。
母父BaratheaはSadler's Wells×Habitatでナスキロ(NasrullahとPrincequillo)のクロスでもあるからそういう緩さを打ち消すことができるか。
ただ、BRFの育成だからそうとは言い切れないがジャスタウェイ的な、“ハーツクライ牡馬が2歳のこの時期のマイル戦を勝ち切った”という事実が誕生した。
6/25(日)
東京5R(芝1800m)・スワーヴエドワード
エイシンフラッシュ産駒は、①母が強いクロスを持っていること(Northern Dancerが最も望ましい)、②ムーンレディのRed God≒Stay at Home4×5的な血を(NasrullahなしのTom Fool的な血でも良い)増幅すること、以上の2点がポイントだと考えている。まさにマンハッタンカフェ2世である。
本馬の母スルージエアーはダンスインザダーク×デインヒル×ウインドインハーヘアという良血でNorthern Dancer4×4・5、Red God≒Stay at Home的な血ではHalo≒Sir Ivor3×5だし、Tom Fool的な血では、NijinskyとBuckpasserが入るからFlaming Page(Nijinskyの母)≒Tom Fool≒Attica(Sir Ivorの母)4×6・6でもある。
さらにウインドインハーヘアということは母系がHyperionとFair TrialとDonatelloという重厚な欧血の塊で、ここがムーンレディの母母父Sure Bladeと脈絡するというのが妙ではないか。
重厚な大飛び過ぎて3歳春時に完成するとは思えないが良い馬だ。
阪神5R(芝1800m)・ダノンプレミアム
全兄ロードプレミアムをPOGで指名していたように、母インディアナギャルはZienelle≒デインヒル3×2(=Danzig4×3)、Habitatが入るのだがこのデインヒルパワーの方に魅力を感じていたわけだ。
そして母母Genial JennyはFlower Bowl≒ケロケット5×5で、このHyperionとSon-in-LawとDonatelloがBurghclere~ウインドインハーヘアに脈絡する。いつ重賞級の馬が出ても驚かない配合。
福島の未勝利を勝ったニシノベースマンは母ニシノマナムスメがニシノフラワーの仔でAlycidon≒Alibahi6×6、ノヴェリストのAureoleでこのニアリークロスを継続。
BMSが非Northern Dancerのアグネスタキオンというのが微妙。
函館の新馬を楽勝したディロスはラトーナの初仔。そのラトーナはNorthern Dancerクロスを持ち何といってもFlower Bowl≒Diesis5×3がステイゴールドには相性バツグンでトリコロールブルー程度には走る。
エイシンフラッシュはマンハッタンカフェを超えるか
ご無沙汰です(__)
表題についてスワーヴエドワードが勝ったので簡単に記事にしておきます。
東京5R(芝1800m)・スワーヴエドワード
エイシンフラッシュ産駒は、①母が強いクロスを持っていること(Northern Dancerが最も望ましい)、②ムーンレディのRed God≒Stay at Home4×5的な血を(NasrullahなしのTom Fool的な血でも良い)増幅すること、以上の2点がポイントだと考えている。まさにマンハッタンカフェ2世である。
本馬の母スルージエアーはダンスインザダーク×デインヒル×ウインドインハーヘアという良血でNorthern Dancer4×4・5、Red God≒Stay at Home的な血ではHalo≒Sir Ivor3×5だし、Tom Fool的な血では、NijinskyとBuckpasserが入るからFlaming Page(Nijinskyの母)≒Tom Fool≒Attica(Sir Ivorの母)4×6・6でもある。
さらにウインドインハーヘアということは母系がHyperionとFair TrialとDonatelloという重厚な欧血の塊で、ここがムーンレディの母母父Sure Bladeと脈絡するというのが妙ではないか。
重厚な大飛び過ぎて3歳春時に完成するとは思えないが良い馬だ。
エイシンフラッシュはKingmamboがNureyev持ち、ムーンレディがNorthern Dancerなしですから、1に母Northern Dancerクロス、2にムーンレディのRed God≒Stay at Home4×5、Blue Larkspurを含むならエイシンフラッシュのMr.Prospector≒Stay at Home3×6的な血、つまりNasrullah、Sickle~PlynesianやPharamond→Menow、Bull Dog=Sir Gallahad、Blue Larkspur的な組成の血を多く合わせるというのがポイント。
上述の通り、スワーヴエドワードの母スルージエアーはNorthern Dancer4×4・5に、Halo≒Sir Ivor3×5、Flaming Page≒Tom Fool≒Attica4×6・6です。
マンハッタンカフェも独牝系にサンデーで強いクロスを持たずHalo≒Boldnesian2×4で、母が強いクロスであることと、Halo≒Boldnesianを増幅することで活躍馬を出しています。その好例がシャケトラであり、そのHalo≒Boldnesian増幅も様々な世界的名牝系でやってのけているのでマンカフェの最高傑作になる可能性があると言ってきたんです。
しかしエイシンフラッシュの場合は、ディープインパクトやハーツクライやダイワメジャーといった“母Northern Dancer持ちのサンデー直仔”が、“Northern Dancerクロスを持つ牝馬”と交配して産まれた牝馬がゴロンといる中で種牡馬をやれるのですから、マンハッタンカフェを超える可能性があるのです。
ハープスターとかジェンティルドンナとかアドマイヤミヤビ相手の配合がキマりますね。
私が社台系のエイシンフラッシュ産駒の気になる馬を簡単にまとめたExcelのコピーを一応貼っておきます。
ノーザンファーム(10頭) | ||
スルージエアー | 牡 | 母はND4×4・5、ダンス×ライクザウインド Special経由でないが、母のHalo≒Sir Ivorも良い。 |
アンソロジー | 牝 | 母はバクシンオー×ポップスで1200で2勝 牝祖ポップスは、Bull DogとSickleを持ち、 奥にSwynford×Molly DesmondのSarita5×5の牝馬クロスあり でもサンデーが入っていないということでもある。 |
社台ファーム(9頭) | ||
アカンサス | 牝 | 母(フジキセキ×センスオブアート)は名繁殖の可能性 |
アグネスメープル | 牝 | 牝祖ベリアーニ(→スーパーバレリーナ→グランパドゥ) 母はタキオン×トニービンで自身はNureyev5×4 もっとNDがほしいが… |
メイユール | 牡 | 母はハーツクライ×センスオブアートでLyphard4×3 |
ルリビタキ | 牝 | 母はエリンコートの全妹でHalo≒Sir Ivor3×4、ND4×4 |
レインボーシーカー | 牝 | 母はダンス×Rainbow QuestでRaktiの半妹でHalo≒Red God3×4 母母ラゲラはRaktiを出しただけあってすごい配合で、 本馬の3代母はWild RiskとTudor MinstrelのクロスにAlycidon |
センボンザクラ | 牡 | 母はHalo≒Chieftain3×4、Icecapade≒ND5×4 クィーンスプマンテが出た牝系 |
追分ファーム(2頭) | ||
クリックヒア | 牡 | アンティックヴァリューで母はHalo≒Moonscape2×4 これだけを増幅した感が良い。 |
バレエブラン | 牡 | 母はダンス×ニキーヤ 母はNijinsky3×4を含むND4×3・5、自身はNureyev5×3 NijinskyとRed Godの親和性もあり、◎ |
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)
重賞短考 ~ エプソムC / マーメイドS
エプソムC
人気どころではアストラエンブレムとクラリティスカイ、好配合&ロマン配合のマイネルハニーも舞台は絶好ですな。
書いておきたいのは、コースベストで鞍上贔屓のフルーキーがどこまでやれるか、ノーザンテーストの成長力を見せつけているヒストリカルはこの鞍上でもう少し前で競馬ができないか(カンパニーにどこまで迫れるか注目のシーズン)、ベルーフも人気ほど弱くない...という点くらい。
デンコウアンジュは前走で個人的には満足、ダッシングブレイズも悪くないのですがナスキロ的なら京都の方がベターでしょうかね。
ナスノセイカンはもう多くは語りませんがここは持続戦になって掲示板争い、秋にアル共に出走してくっれば良いです。
ナスノセイカンはハーツクライ×ホワイトマズル×タイトスポット(His Majesty×Lyphard)でLyphard4×4・5、母母ナスノフローラはHis Majesty=Graustark2×3というディアウィンクばりのすごい配合でどこからどう見ても晩成。陣営は「末脚を活かす競馬でどこまでやれるか」とコメントしていますが、「末脚を活かす競馬」しかできていないということは本格化手前であり、前受けしてこの血統のスタミナを活かす競馬ができるようになれば目黒記念やアル共くらいは持っていってもおかしくない馬でしょう。
最も強調したいのはナスノセイカンが「7・8番手でレースが出来ていた」ということ。Lyphard4×4・5のハーツクライ産駒が32秒台の末脚で差し切るというのがそもそも普通ではない(ジャスタウェイやマジックタイムの2歳時と同じ)ので、こういうレースができるようになってきたということは目黒記念とアル共制覇が現実味を帯びてきました。
金鯱賞と日経賞は着順よりも、前受けできるようになったということが注目すべき点です。ジャスタウェイの秋天もスワーヴリチャードの共同通信杯も、マジックタイムだって2歳時は追い込み一辺倒の競馬でしたね。東京1800でどういう競馬をみせるのか楽しみです。
土曜の注目馬 ~ 本格化の最中のナスノセイカン / ホワイトマズル≒ウインドインハーヘア etc... - 4歳上500万下
マーメイドS
難解ですが人気のトーセンビクトリーとクインズミラーグロは内回り2000mという舞台設定は合っているので意外とこの2頭で決まるんじゃ...
マキシマムドパリとキンショーユキヒメのアドマイス系2頭が一緒に走るのは面白い。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)
ノヴェリストとロードカナロアとNorthern Dancer / 安田記念かんたん考察
●ノヴェリスト
ノヴェリストは父は異系Monsunですが母Night Lagoonは独牝系でもLagunas×Night ShiftでNorthern Dancer4×3
阪神5Rを勝ったヴァイザーは、母がアドマイヤベガ×ソニンクでNorthern Dancer4×4のバイスハイトで、自身はMonsunを1/4異系とする3/4Northern Dancer(6・5×5・5)で配合的には決まっているのでしょう。
Northern Dancerクロスのディープ牝、ただでさえNorthern Dancerだらけのキンカメ...“母Northern Dancerクロス”で成功しているサンデー孫の相手として期待は高まりますね。
●ロードカナロア
東京5Rを勝ったステルヴィオは母母アズサユミが非Northern Dancer
しかしやっぱりロードカナロアは柔らかいんですね。ダート馬はホッコータルマエのような馬は出ずに東京ダ向きの馬ばかりでしょう。
●安田記念
アンビシャスが安田記念に出走するそうです。残念です。
テンは速くはならなさそうですから出していけるかもしれませんね。ただ“周りに馬がいると掛かる(昨年の大阪杯での先行は外枠だった)”気性があるのであれば難しいでしょうか。この鞍上ならこの枠からどこかで外目3番手にいても驚けないですが(^^;)
やっぱりこの馬は、秋天激流(近年は激流になりにくいのだが)か、JCでエピファネイア的先行なのです(256回目)
誰もが知っているように“能力はGI級”のアンビシャスについて2年間考えてきて、私はこの馬の最大パフォーマンス発揮の場は、“秋天かJCで先行したときだ”と主張し続けています。
父がSpecial=Lisadell4×4・3(父Forliが代表的なHyperionとLady Juror血脈)のエルコンドルパサー、母がTudor Minstrel5×6・5(父父Hyperion、母母Lady Juror)、その母Carnival SpiritはTudor Minstrel以外にHyperion6×3というHyperionとLady Jurorの塊であるカーニバルソングはダイワスカーレットやキャプテントゥーレやキタサンブラックの持続力の源と同じ血を増幅していて、“ダイワスカーレットとキャプテントゥーレとキタサンブラックの母はカーニバルソングです。だからあんなに粘れるのです”と説明されても納得してしまうくらいです。
ディープと配され、BurghclereとFlower Bowl、Welsh Pageantが強く脈絡。ディープの底力をガッチリ増幅しています。
こういう極めて持続力≒スタミナ≒底力に富んだ配合で、どちらかというと大箱向きに映るから秋天かJCなのです。
近年はなりにくいのですが、トーセンジョーダンやジャスタウェイの年のような流れになれば、間違いなく勝ち“切る”ことができますって。
また、JCでは名手による(横山典弘騎手)エピファネイア的な先行ができれば、抜け出して後続を凌ぎ“切る”ことができますよ。
《回顧》第61回大阪杯 ~ 秋にはカーニバルソングのHyperionとLady Jurorを活かし切らなければならない! - 4歳上500万下
サトノアラジンはStorm Bird≒Nijinskyのパワーが、昨秋ではまだ完璧に発現していないととれるコメントを池江先生が出していましたから、今年は無条件に大注目なのです。緩い流れの秋天でもそこそこやれるくらいの能力を感じるんですがね~
もう1頭、馬群が大嫌いなヤングマンパワーにとっては良い枠&馬場バイアスではないでしょうか。同じデインヒル系の牡馬であるフルーキー的な1800寄りの斬れですからマイルの緩い流れは歓迎でダラッと流れ込めないか。
エアスピネルが気を抜かないで走れそうな枠(いや、気を抜いたとしても好走確率は最も高いと思うが)なので買うなら先述2頭への馬連ワイドかなぁ。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)
《回顧》第84回東京優駿 ~ あの好騎乗を実現させた要因
回顧されるときに、通常よりも人に割かれる時間が多くなる、競走として面白いレースでした。
— 金沢 ユウダイ (@derby6_1) 2017年5月28日
レイデオロはSeattle Slew~シンボリクリスエスの影響で胴長ですがBuckpasserのクロスなのでピッチ走法で走るので大箱の瞬発力勝負は歓迎でしょう。ダービーで好走するイメージは湧きます。ただ“前受け”という工夫は必要で、それができる馬なのかどうか。藤沢クラシックになってほしい気持ちも強いんですが。
③ピッチ走法レイデオロの瞬発力も活きる(が、前受けできないとトゥザワールド的脚の余し方の懸念アリ)
・レイデオロに関しては、このように、大箱で緩い流れになっての瞬発力勝負は歓迎だが、これまでのような後方からの競馬では脚を余す懸念がある、だから前受けなどの工夫を...ということを書いてきました。結果、“前受け”ではありませんでしたが、それと同じような騎乗で栄冠を掴みました。
最も称賛されるべきは人馬ですが、そういう器用な競馬ができるのも、外目の枠を引いたという運も兼ね揃え、そしてラドラーダのAlanesian≒Tom Fool≒Attica6×5・6をキングカメハメハで継続させた配合で、望田先生のいう“無駄のない脚捌き”が発現していたからでもあります。
20年後くらいには、ディープインパクトやキタサンブラックとレイデオロが血統表の中で共存することになるんですよね。私は競馬に興味を持った中学生のころ、“ディープインパクトのお母さんはウインドインハーヘアだ”と得意げに家族や友人に語っていましたが、まだまだウインドインハーヘアについては語り続けることになりそうです。
・例えば、イメージとして、スペシャルウィークの瞬発力がサンデーサイレンス由来、ディープインパクト産駒は2つに大別して、ジェンティルドンナの瞬発力がディープの柔軟性と母のパワーが中和したもの、サトノダイヤモンドやマカヒキやヴィブロスやシンハライトがHalo的なものとすると、レイデオロの瞬発力はTom Fool≒Alanesian≒AtticaですからHalo的なものに近いといえるのではないでしょうか。瞬発力の源にも色々あります。
このときに思い出すのが、望田先生の以下の論考。
Tom Foolが伝える無駄のない走法というのはHaloやSir IvorやRed Godとも相通ずるものがあって、Tom Foolの父でありRed Godの母父であるMenowと、Menowと3/4同血でSir Ivorの母母であるAtheniaと、Haloの母父であるCosmic Bombは、下記のようにPharamondとRoi HerodeとCommandoが共通するので、ここに「柔らかで無駄のないフォーム」を伝える因子があると考えられます
┌Pharamond
Menow
│ ┌Commando
│ ┌○
│┌○
└△┌Roi Herode
└△
┌Pharamond
Athenia
└△ ┌Commando
│ ┌○
│┌○
└△┌Roi Herode
└△
┌Pharamond
Cosmic Bomb
│ ┌Commando
│ ┌○
│ ┌○
│ ┌○
│┌○
└△ ┌Roi Herode
└△┌○
└△
スワーヴリチャードはハーツだけにもう1つスタミナが要求されるレースが良かったですが100点、アドミラブルもいっぱいいっぱい、そして勝ちに行ってレースを作ったマイスタイル人馬はさすがの一言です。
競馬の神様が藤沢和雄師に微笑んだような、良いクラシックですね。
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【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤氏のブログ 血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog
栗山求氏の連載『血統SQUARE』http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)